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戦国繚乱

戦国繚乱 (文春文庫)戦国繚乱
高橋 直樹/文藝春秋





by G-Tools


天下覇者の争いに名を連ねた武将達が
間違いないヒット映画のような面白さだとしたら
それを軍師や片腕として支えた者たちは
B級映画のようなややマニアックな面白味がある。

ならば本作はミニシアター級であうか。
惜しくもB級にもなれなかった戦国時代の小話が
3本まとめて読めるというお得さと
自分だけの映画を見つけたような小さな感動がある。

安っぽいという意味ではない。
面白かったのだ。地味に。(笑)

一作目は、城井氏最後の当主・朝房(弥三郎)の話だ。
これだけだと「誰だよソレ」感が半端ないが
秀吉の命で黒田官兵衛(如水の方が有名だろうか)が
九州遠征の際に滅ぼした一族の名であり、
まさにB級の陰に隠れた悲劇である。

来年の大河は、黒田官兵衛だと聞いた。
恐らく不遇の人として描かれる事になると思われるが
天才軍師とは、逆にとれば謀略家なのだ。
歴史では九州遠征には官兵衛の名だけがあり
そこに弑された氏族の血涙までは、残らない。

二作目は、大友五郎義鎮。
キリシタン大名で微妙な知名度(笑)の大友宗麟であり
廃嫡されそうになった際に実父を暗殺する話で
いわゆる「二階崩れの変」だ。

そういえば、この人物もよく分からない。
キリシタンとして戦国に生きることを懊悩したという話も聞くが
どちらかというと悪評の方が印象にあったのだが
これを読んで初めて宗麟に対し、同情に近い意識を持った。
自分の中では、これが一番面白かった。

三作目は謙信亡後、嫡子争いをした景虎(三郎)と
景勝(喜平次)の「御館(おたて)の乱」だ。
どちらかというと世間では
謙信から名をもらった景虎が贔屓されている気がするが
敢えて景勝側の話となっているところがいい。

だが軍神とまで言われた謙信の子らは、正直ぱっとせず
歴史でも「没落した」くらいの記述でおさめられている。
戦国の世に消えていった物語には
こんな煩悶があったのかもしれないと、ふと感じ入る。

全体としては、小説と言うより教科書のような
史実を一気に列挙している部分も多いのだが
内容が結構濃いので仕方ないのだろう。

戦国史に興味のある方には、なかなかに興味深い1冊かと。

個人評価:★★★★


去年、数年ぶりに一年間大河ドラマを見続けたのだが
毎週同じ時間にテレビを見るのに疲れてしまい、今年は見られない。(笑)
でも来年は官兵衛かー。どうしようかなー。
今年の一月に来年の一月のことを悩むとか、鬼が爆笑するな。

大友宗麟と言えば、それに仕えた立花宗茂も
いつか大河になってもおかしくない御仁だと言われる。
うん、それなら見てみたいかも。

今こそ地味が熱い!(←嘘ですよ)
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