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とりあえず毎日本を読んでいるので、そろそろ脳内と本棚を整理してみようというココロミ。

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  1. かもめ

    かもめ

    2016-11-07 (Mon) 13:02

    あーあせった,結局ここがあればいいよな。みたいな結論になったらどうしようとどきどきしちゃったよ!
    でもさあ。ここがなくなったらおかん漫画はどこに描くの?
    時々「手」にも会いたいしww
  2. はるほん

    はるほん

    2016-11-08 (Tue) 19:21

    書いた筈の返信が消えてた!ごめんなさいまし!

    いや、ココだけにしたら外の世界と交信のない
    サミシイヒトになってしまうので…w

    でも後片付けやらなにやら必要なので
    しばらくこのまま放置することになりそうなんですけどねー。

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女三人のシベリア鉄道

女三人のシベリア鉄道 (集英社文庫)女三人のシベリア鉄道 (集英社文庫)
森 まゆみ

集英社 2012-03-16
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千駄木の漱石が面白かったので、著者の作品の2冊ほど購入。
法事で滋賀に帰る新幹線で読み始めたのだが
ページの中で東京駅はウラジオストクに、横浜はハバロフストクとなり
バイカル湖の見えるイルクーツクへエカテリンブルクへと、
北の大地を走る鉄道に心が揺られるような心地がした。

以前に読んだ幻の時刻表での、
「日本から電車でパリへ行けた」というのが非常に面白かった。
当時の満州とシベリアを走る路線のことであり、当然直通ではないが、
時間をかけて肌で国境と国語を幾つも超えるというのが
飛行機とは違うアナログさがあり、興味を惹かれる。

シベリア鉄道は明治末期に開通。
まだまだ船旅が一般的であったものの、この路線に乗り込んだ文豪たちもいる。
漱石は朝鮮・満州を旅しているし、荷風や利一も陸路でヨーロッパを目指している。
その中に電車にひょいと一人飛び乗った、気鋭の女性作家たちがいる。
与謝野晶子、宮本百合子、林芙美子の3人だ。

森さんがその3人の手記や作品を並べながら
2006年現在のシベリア鉄道を走るという旅行記だ。
女性作家たちの人生と森さんの旅、そして
国家の浮沈史がぎゅうぎゅうと盛り込まれており、
その時系列に多少あっぷあっぷすることもあるが
それこそが空路と陸路の旅の違いなのだろうと思える。

自分も旅で、その地の乗り物に乗るのが好きだ。
空港から空港へ瞬間移動するかのような飛行機と違い、
車窓の景色はその国の普段着姿を見せるような気がする。
なんせ著者を含めて4人の女性旅行記のようなものだ。
目に飛び込んでくるかしましさは本来、450ページにすら収まらないだろう。

実際、中身が濃すぎて評すら書きにくいのだが(笑)
とりあえずは先人の旅人たちを紹介しておこう。

女流歌人として名高い与謝野晶子。
生涯5万首余の歌を詠み、更に13人の子を産み
オマケに並み居るライバルたちを押しのけ、夫・鉄幹と添い遂げた。
スーパーウーマンの上に肝っ玉母ちゃんである。
彼女はその鉄幹逢いたさに、敦賀からウラジオストクへの船に乗ったのだ。

宮本百合子は17で文壇デビューした才媛だ。
世の中を斜めに見る才が彼女を駆り立てたのか、
プロレタリア文学や民主主義文学を経て、左翼運動家としても活動した。
晶子の時代はまだロシア革命以前だが
百合子は社会主義のソビエトと言う国に夢を見て、モスクワを目指した。

林芙美子は百合子より数年後、パリに来ている。
夫を日本に残し、パリの恋人を追いかけてきたというから驚く。
芙美子は幼いころから行商の旅暮らしをしていた所為か、
言葉が通じなくともなんとかやってのけてしまうバイタリティがあり、
恋多きパワー多き、そして金の無い道中が何とも面白い。

ちなみにこの「パリの恋人」にはヤカンを投げつけられて
恋が終わったというから、オチまで素晴らしい芸風である。(爆)

この旅の道程を深く味わうには、ロシアの歴史が不可欠だ。
ロシアは最初からあんなバカでかい国だった訳ではない。
公国から大公国へ、そしてロマノフ朝帝政時代へ。
それもロシア革命によって潰え、社会主義国として道を歩きはじめる。
その立役者が、有名なレーニンだ。

レーニンの死後、独裁に走ったスターリン。
その後もフルシチョフなど幾人かの指導者があったが
大きな転機としては、ソビエトが崩壊した期のゴルバチョフだろう。
細かいことはさておいて、シベリアの車窓を流れていく景色には
歴史が共に流れていると知れば、本書をなお楽しめる。

恋のさや当てを勝ち抜いた晶子に、
モテモテの百合子や芙美子の写真が冒頭にあるのだが
言ってはなんだが、すごくフツーのオバチャンに見える。
しかし幾日もの旅をものともせず、列車で異国を駆け抜ける女たちに
何だか惚れてしまうキモチも分かる気がする。
事実、自分は芙美子さんにかなりヨロめいている。

さあ紹介はココまでだ。
旅にガイドブックは必要だが、必要以上に知ってしまうと
旅そのものが持つ感激が薄れてしまう。

この本は、ウラジオストクからの切符だ。
食糧を買い込んで、お気に入りの紅茶をいれたら
後はノンストップのシベリア鉄道の旅が待っている。

счастливого пути! (良い旅を!)

個人評価:★★★★★


ホネツイまとめ・ハロウィン編つづき。

20161107-1.jpg

「…って祭なんスよ。元は死霊を払うアレだったらしいスけど」
「へー」
「ああ、そう言う…」

20161107-2.jpg

「丁度よかった。仏壇に供えるオハギ作ったから」
(…なんか違うけど、ま、いっか)

まあ日本で言うとお盆が一番近いんだろうなと思うけど
その扱いが全然違うのがまた面白いよね。
日本でお盆がハロウィンみたくなることは、まずないだろうしね。


20161107-3.jpg

「ハロウィンって仮装すんだって。一緒にやろーよ」
「やってるぜ」

20161107-4.jpg

「どこがだよー」
(…波平)

ある意味、世界一簡単で簡単でない仮装。(笑)





今まで書評をブログと書評サイトの両方にあげてたんだが
よくよく考えたら2つあげる必要性が無いよなー、と思う今日この頃。
ホネはツイートで済む話だし。

ただ書評サイトにあげてない評もあるので迷い中ではあるんだが
近々こちらは始末するかもしれません。

と前置きしとく。
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  1. かもめ

    かもめ

    2016-11-07 (Mon) 13:02

    あーあせった,結局ここがあればいいよな。みたいな結論になったらどうしようとどきどきしちゃったよ!
    でもさあ。ここがなくなったらおかん漫画はどこに描くの?
    時々「手」にも会いたいしww
  2. はるほん

    はるほん

    2016-11-08 (Tue) 19:21

    書いた筈の返信が消えてた!ごめんなさいまし!

    いや、ココだけにしたら外の世界と交信のない
    サミシイヒトになってしまうので…w

    でも後片付けやらなにやら必要なので
    しばらくこのまま放置することになりそうなんですけどねー。

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