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とりあえず毎日本を読んでいるので、そろそろ脳内と本棚を整理してみようというココロミ。

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本当はひどかった昔の日本

本当はひどかった昔の日本: 古典文学で知るしたたかな日本人 (新潮文庫)本当はひどかった昔の日本: 古典文学で知るしたたかな日本人 (新潮文庫)
大塚 ひかり

新潮社 2016-08-27
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育児放棄に虐待、毒親に介護殺人やブラック企業
ストーカー殺人に残虐な未成年事件、心の病──
欝々とした事件が報道されるたび、
昔はこんな事件はなかったとか日本も終わったと聞く。

──が、著者は語る。
イヤイヤ古典を紐解いてみると、日本って昔からヒドかったんだぜ?と。
三度の飯より古典の好きと言うだけあって
メジャーマイナーの様々な文献から紹介されており
その引き出しの多さだけでも、思わずほうほうとカンシンしてしまう。

自分は結構、原作と今の童話を比べたりするのが好きだ。
シンデレラなんかは単純な「カワイイは正義!」のサクセスストーリーのようだが
原作の義姉たちは、靴に足を合わせようと踵を切り落としたり、
最後は継母もろとも目をくり抜かれるというホラーな結末が待っている。

それを夢の国まで昇華したディ●ニーは素晴らしいと思うが
原作は原作で、その時代背景を反映していたり、
人の興味を引くと言う点で「ストーリー」だけを追求していたりと
シンプルで異端な面白さがある。
だから「残虐」と言われるのだろうなと思ったりする。

こぶとり爺さん/かちかち山 日本の昔ばなし1などは
地域色の強い昔話を集めていて面白かったのだが
その原典は「古典」から来ている可能性が高い。
なのでこの本は、個人的にすごく楽しめた。

以前にグリム童話の真実やら改編モノが流行ったが
イヤもう何故あの時、日本昔話もブームにならなかったんだろう。
海外童話もメじゃないくらい、日本昔話も強烈なのだ。
例示されている古典が余りに沢山あって書ききれないので、
有名な「舌切り雀」の昔話をあげてみよう。

恩返しも含めて「因果応報」で有名なこの話だが
元ネタは宇治拾遺物語、巻第三ノ一六。
著者はこれを「老人虐待」の話でもあると指摘する。
原作は「60の婆」と「隣家の婆」が登場し
どちらも家族にないがにしろにされ、肩身が狭いのだ。

腰の折れた雀を助けたことから「60の婆」は運が向いてくるのだが
真似をしようとワザと雀の腰を折った「隣家の婆」は…、と言えばわかるだろう。
もちろん隣家の婆が悪なのだが、その背景には
「60の婆に比べてウチと来たら…」と比較された、隣婆の焦りがあったのだ。
真に60婆の運を妬んだのは、隣婆の家族なのだ。

日本はその後「儒教」という思想が入り
「君に忠 親に孝」という教えに前にならえとなるワケだが、
それまでは重病人を捨てたり、育てられない子を始末したりと
決して「弱者」にやさしくない国であったと
源氏物語や他の古典を例としてあげている。

それは文明と共に育つ余裕であるから、善悪の外にある。
余話だが、愚と名高い綱吉の「生類憐みの令」は
そう言う弱者に向けて発された法令でもある。
行き過ぎの感はあるが、画期的な改革ではあったのだ。
「意識高い系」の民を作ろうとしたという点で、スゴイと思う。

そう言う点では「昔から本来が人間は残虐なもの」という
著者の結論は成程とは思うが、
文明国になって尚も同じ現状という問題に踏み込んでいないのが
少々残念と言えば残念。
が、古典と現代を結ぶという視点は非常に面白い。

他にも「昔もあった電車内的ベビーカー論争(かるかや)」
「毒親だらけの近松もの」「いにしえのストーカー殺人(古事記)」など
確かに現代に近いことで、思わず驚くような
またぞっとするような話が分かりやすく書かれている。

源氏の「夕顔」の巻は「17・8の少年がナンパしてカーセックスをした
知らない女の子が死んじゃって、慌てて仲間に頼んで
どっかに埋めたみたいな事件と変わらない」と言う意見は、
多少ざっくりし過ぎではあるが、成程と思ったり。

まあどんな話も一側面からだけ見てはいけないものなのだが
特に「そのまんま」受け入れられがちな昔話に
がつんと一撃をくれる一冊である。

個人評価:★★★★


ホネツイまとめ。リフォーム編。
もともとタタミ部屋にはめ込みで囲炉裏をつけられるようにしていたのだが
やっぱり板間がいいなあと思ったのが運のツキ。

20161014-1.jpg

板間は割と簡単につけられたのだが
前から窓があると自室が見えてしまうのが気になっていた。
いや風景写真でも貼ればいいんだけど
だったら無くてもよくね?と思うキモチが抑えられなくなる。

すると壁を剥がすついでに、
前から1室増やしたいと思っていた欲望もむくむくと。
(※そのためにジョイント型のつくりにしている)

【参考】ジョイントハウス全景
20160625-8.png


で、やっちまったわけですな。

20161014-2.jpg

しかし急に思い立ったため、材料が足りなくなる。
この日は非常に狂おしい状態のまま終了。
24時間営業の100均あったら出かけてたと思う。(笑)


20161014-3.jpg

そして奥に謎の小部屋が出現。


20161014-4.jpg

ついでだ!と玄関の戸口も障子張りに変更。
嗚呼抑えきれないこの想い。


20161014-5.jpg

窓をとっぱらったお祝い。(?)
さて次は謎の小部屋完成へ。

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