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Author:はるほん
とりあえず毎日本を読んでいるので、そろそろ脳内と本棚を整理してみようというココロミ。

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紅茶と薔薇の日々

紅茶と薔薇の日々: 森茉莉コレクション1食のエッセイ (ちくま文庫)紅茶と薔薇の日々: 森茉莉コレクション1食のエッセイ (ちくま文庫)
森 茉莉 早川 茉莉

筑摩書房 2016-09-07
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森鴎外の長女・茉莉(まり)さんのエッセイコレクション。
オハツの1冊にするにはちょっと不向きだったかもしれない。

様々な雑誌や全集からより抜きしているので
「前にも書いたが…」「次に書こう」と書いてあっても話が繋がらず、
「???」となるところが何カ所かあった。
まぁソレは自分の選書ミスなのでさておいて、
お嬢様ゆえの異世界感は間違いなく本書の味だと思う。

基本は自称「食いしん坊」の茉莉さんの食エッセイであり、
それにまつわる鴎外パッパや家族との思い出が書かれている。
が、子供の思い出にしてはなんだかハイソであり、
ドラえもんでいうとスネ夫の自慢話を聞いてるのに近い気がする。
が、そこに全くイヤミがないのが、お嬢様たるユエンだ。

1章ののっけから、幼い頃の思い出は「上野精養軒」と仰る。
そこでステェキかロオスト・ビイフかコオルド・ビイフを召し上がるのが常だとか。
またご家庭ではパッパがドイツの料理本を訳して作らせた
キャベツ巻やコロッケ、ポテトサラダなどが並んだとか。

キャベツ巻──、多分ロールキャベツのことだろうが、
恐らく鴎外が「日本語ではキャベツ巻だな」とでも訳したのだろう。
この直訳語になにやら、混じりけの無い純度の高さを感じる。
そしてステェキである。
ステーキではないのである。
老舗とか肉が良質とか言う次元ではない、未知なる肉との遭遇を感じる。

いや、胡瓜もみなんて庶民的な食べ物も出てくるのだが、
その食べ方も流儀とでも言おうか、茉莉さんのコダワリがあるのだ。
ご一緒にお茶漬け頂いたら喉が詰まるだろうが(笑)
食通気取りというのではなく、お嬢様のワガママとでも言おうか、
「はいはい、ではそのように」と思わせてしまう何かがあるのだ。

エッセイというより、清少納言の枕草子のような空気を感じた。
徒然なるままに書き散らした小話というか
正直なトコロ、話がポンポン飛んだりする部分もある。
桃の話から芋の話、そこから鴎外の便通の話からサーベルの話、
そして鴎外がくれた手紙に心慰められたオチがつく。(笑)

うん、いる。お嬢様にこういう人。
起承転結がシームレスでとめどないっていうか、オチないっていうか。
事実、本書は改行が極端に少ない。
段落の中で話が二転三転して、お嬢様お待ちくだされってなる。
だが確かに、そのお嬢様味がこの文章を作っている。

コーラ中毒だという、お嬢様にあるまじきくだりもある。
が、茉莉さんはコーラには必ず
レモンと蜂蜜を少しばかり垂らしてお飲みになるのだそうな。
イヤ自分は炭酸飲めないからわかんないけど、もはや別物な気がする。
既にジャンクフードの域を脱しているような…。

しかしやはり、パッパとの思い出が面白い。
ドイツ衛生学の信者だった鴎外は、
子供たちに火を通していないモノは食べさせなかったらしい。
果物も煮るんだそうな。
いやうん、ソレはうちのおかんが一時やってたから
何となく仲間意識を持たないでもないのだが。(↑とてもメイワクでした)

とにかくパッパは娘が好きで、娘はパッパが好きなのだ。
きっとその愛情があったからこそ、茉莉さんは幾つになっても
筋金入りのお嬢様でいられるのだ。
だからイヤミがない。
部屋にガスコンロがない小さなアパートに在ってすら
(※鴎外の著作権が切れてからは自活されていたと聞く)
彼女の言葉には幸福なお嬢様が微笑んでいる。

父は飲み物のチョコレエトが好きで、それを削って溶かして飲んでいた。
白縮の襯衣(シャツ)と洋袴(ズボン)下の父と、
白い分厚いカップに入ったチョコレエトと、兜虫が並んだような独逸語の本──(略)
(ココアではなくチョコレエトがメニューにあった)下北沢の風月堂を、
私は大好きであった



個人評価:★★★


ホネツイまとめつれづれ。

■誰得?!俺得!!素ボディ&レーシングカート
20161011-1.jpg

「サーキットの狂犬とはオレのことだあああ!!」


20161011-2.jpg

「なんぴともオレの前は走らせねえぇぇぇ!!!」


20161011-3.jpg

「…ぴったり横走んなよ」

まあ遊園地ではドッチも同じようなスピードだしな(笑)


■次回予告・ホネハウスリフォーム
20161011-6.jpg

またやってまいました~。
例によって作業工程はほとんど写真撮ってないけど…。
お披露目だけ。



先日友達とキノコ鍋食べてきた。
キノコが多い鍋じゃなくて、ホントにキノコオンリー。

■20~30種類くらいはいってんだぜ!
20161011-4.jpg

キノコってええダシでるんやねえ。最後の雑炊がメチャ美味かった。
夏に疲れた胃にやさしい外ゴハンでしたー。
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