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937

三四郎

三四郎三四郎
夏目 漱石

2012-09-27
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漱石の前期三部作とも、青春三部作とも言われる「三四郎」。
※あとの2つは「それから」と「門」

簡単に言うと、九州から出てきた三四郎の上京物語である。
しかしこの途中、三四郎に大イベントが起こる。
なんと汽車で向かいに座った女と、旅館で一夜を過ごすことになる。
が、三四郎の理性によって期待したようなことは起こらず(笑)
「余程度胸の無い方ですね」という台詞を残して、女は去る。

さて、東京で生活を始めた三四郎には3つの世界ができた。
1つは生まれ故郷、1つは学問の世界、
そして最後の1つはある女性が存在する世界だ。
要は「恋しちゃった」ワケなのだが、
三四郎もイマイチ煮え切らないし、そのヒロインもなんだかな、なのである。

ヒロインも三四郎を憎からず思っている風なのだが、
どうも三四郎の先輩にも思わせぶりな態度を見せたりもする。
が、悪女として描かれているという訳でもない。
これまでの漱石作品と比べると、驚くほど
初心な男心と微妙な女心を丁寧に追っているように思う。

しかしこうして改めて順に漱石作品を読んでみると、
意外にも恋愛小説が多いのに驚く。
それに漱石先生、三角関係大好きである。
主人公→女→友人というこの鉄板図形を
漱石三角形の定理と読んで差し支えあるまい。(あるよ)

架空でない、最もリアルで身近な「人間関係の構築と破壊」として
漱石が文学的に到達した題材とも言えるのだが、
本当に漱石の「リアル」であったとも考えられる。

漱石には結婚前、ある女性に想いを寄せていたと言われる。
結果、その想い人は漱石の大学の友人と結婚した。
うん、漱石三角形の定理である。
漱石は結婚して随分経ってから作家になったせいか、浮いた話を聞かない。
故に、先生の中の唯一の「恋愛の形」であったかもしれないのだ。

ふと思った。
漱石はある意味、写実主義である。
特殊な事情で描いた坑夫を除き、
先生は自分の中に在る物だけを書いている。
ハーレム状態の男主人公なんぞ、書かない。
いや、書きたくても書け…、せ…、せんせ…いっ……(´;ω;`)ブワッ

冒頭の汽車の女といいヒロインといい
その積極性はあるいは、漱石の遠い夢であったかもしれない。
少女漫画では女主人公が迫られるが、
少年漫画では男主人公が迫られるの法則である。
先生!先生!涙で画面が滲んで見えません!!(´;ω;`)ブワワッ

「三四郎」もこれまでの漱石作品がそうであるように、
ハッキリとテーマを主張せず、曖昧な作りになっている。
ヒロインは別の男と結婚してしまうのだが、
結局三四郎をどう思っていたのかは、最後までよく見えない。
ただ「迷羊(ストレイシープ」という言葉だけが残る。

冒頭の話とよく似ている。
この冒頭事件は三四郎の性格と、そして
女性の恋愛姿勢を語っているのだろうと思われる。
否、女性だけではないのかもしれないと思う。

恐らく「周囲の決めた結婚」が当たり前であった当時、
淡く消えた恋心は今より多かったのではないだろうか。
それは美しい思い出として、またはあてどない後悔として、残る。
女でも、そして男でも、だ。
だがそこへ帰ることは、恐らくできない。
まさに「迷える子羊」だ。

ストーリーそのものは、随分淡白な恋愛小説だ。
だがそこに漱石の人物像を重ねると
深い場所に染みのような色が浮かび上がるのかもしれない。
──しかし個人的には、漱石三角形の定理で
ずっとやりくりしてる先生の背中が切な過ぎた。

先生…!涙で明日が見えません…!(´;ω;`)ブワワワッ

個人評価:★★★★


ホネツイまとめ。ガチャいろいろ その2。

■引き続きオッサンの活用法。

20161007-1.png

「ボール持って走って」


20161007-2.png

「敵の妨害からボールを守り」


20161007-3.png

「一点目指してボールを連れてくって競技なんだけど」


20161007-4.png

「このカンチョーはどこで使うのかな」
「お前がラグビーをよく分かってねーのは分かった」


ラグビーボールもガチャであてたヤツ。
勿論オッサンはルール違反です。
裸ネクタイはいかんです。(そこじゃねぇわ)


■番外編:鳥獣戯画とオッサンの活用。
20161007-5.jpg

屋台は上野のオモチャ屋で買ったプラモ。
ホネに合うかと思ったんだが、サイズが小さかった。
サイズ的にオッサンには合うんだけど、2体ともマトモに屋台に座れないし。(笑)


いいんだ。
11月にホネで屋台セットが出るらしいから…!+(0゚・∀・) + ワクテカ +←買うらしい
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