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Author:はるほん
とりあえず毎日本を読んでいるので、そろそろ脳内と本棚を整理してみようというココロミ。

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不実な美女か貞淑な醜女(ブス)か

不実な美女か貞淑な醜女(ブス)か (新潮文庫)不実な美女か貞淑な醜女(ブス)か (新潮文庫)
米原 万里

新潮社 1997-12-24
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普段エッセイ系の本はあまり読まないのだが
(単純に他に読みたいものがあるので手が回らない)
オリガ・モリソヴナの反語法嘘つきアーニャの真っ赤な真実
とてもよかったので、読んでみようという気になった。

米原さんの職業である、通訳についてのエッセイ。
実体験を面白おかしく語ったモノにとどまらず、
通訳とはなにかという概念をその立場から説明し
また母語がその人間形成の基盤になるという理論など
非常に奥深い内容になっている。

が、その例えや説明が非常にこなれていて、上手い。
また読んでいて楽しい。
自分も人に説明することを生業とするので、読んでいてよく分かる。
米原さんが通訳という職業を通して、どれだけ
場の空気と理解をまとめあげる事に心を砕いていたかが。

書評というモノもある意味、本の通訳であろう。
ある時は饒舌に、ある時はシンプルに
ある時はネタバレし、またある時は内容とは全く違う話をし
手を変え品を変えアプローチしないと、千差万別の本の
「こんなに面白い!」「こんなに感動した!」という印象と内容は伝えきれない。

だがこのエッセイは、通訳者の語る言葉だからこそ面白いし、唸る。
ヘンに門外漢の自分がしたり顔で語るより(笑)
黙ってこの本をあなたに手渡したほうがいいだろう。
通訳者だからこその「通訳者にしか通訳できない本」なのかもしれない。
さすが米原さん、タダモノではない。(笑)

なので自分にチョット関わる「訳」の話で〆ることにする。

仕事先で、英会話レッスンをパーティション越しに聞く機会があった。
「最近あったことを英語で話してみて」と言うお題なのだが
コレが語学力ではなく、米原さんのおっしゃる通り「文化の違い」から
話がややこしくなってしまい、ひそかに面白かった。

生徒「紅葉狩りに行ったんですが…、えーと…」
先生「紅葉狩りは日本の言葉ですから、ピッタリの訳は難しいです
   紅葉を見に出かけた、でいいでしょう」
生徒「しみじみ日本の秋を感じ…」
先生「そんな難しい表現、ぱっと出てこないでしょう?
   楽しんだ、でいいんじゃないですか」
※どちらもちょっといらっとした感じが伝わってくる

初級のクラスだから、分かる言葉で内容を伝える事が肝要だ。
先生の言うことは間違っていない。
が、細やかな日本語の機微を伝えたい生徒さんの言い分も分かる。
だがそれを伝えるためには「MOMIJI-GARI」という日本語を
具体的に伝えるだけの語学力と日本文化の知識が必要になる。

気になったので調べてみると、紅葉は「autumn foliage(秋の葉)」
または「autumn leaves(秋の葉)」「autumn colours(秋の色づき)」で通じるが
最近では「leaf peeping」という単語ができ、
日本のそれに近い感覚で、海外でも「紅葉狩り」が楽しまれているという。
だがそれも、現代英語を調べたうえで身につく単語だ。

語学力と言うステイタスが重要視されがちな通訳だが
最も大切なのは「異なる文化」を繋いでいる事だろう。
日本語同士でも諍いや行き違いは起こるのに
異文化コミュニケーションを円滑に進めるというのは
訳者の中にワールドワイドな世界があるからこそのように思う。

だから米原さんの書くものは面白い。
他のエッセイを読むのがさらに楽しみになった。

個人評価:★★★★★


ホネツイまとめ。人力車編続き。

20160925-1.jpg

「改めて行きやすぜ!」
「おー京都いいなー」


20160925-2.jpg

「コチラ200年前の京都で」
「うん…?」


20160925-3.jpg

「こここコチラ白亜紀のおおおお!」
「のあああああ!!!」


20160925-4.jpg

「ビックリしやしたねー」
「何で出来てんだこの車…」

タブレットで世界(?)旅行。
実は職場から借りてるヤツだがすっかり私用品。(笑)



先日実家に帰った時に妹とガチャでゲットした鳥獣戯画
映画「参勤交代リターンズ」を見に行った帰り。

■ワシのは紙コップ下のカエルだけで、あとは妹の分
20160925-5.jpg


■使用例
20160925-6.jpg

「ココは俺が食い止めるけろー!お前は行くけろー!」
「鳥獣戯画さんっ…!」

ハリウッドにありそうな、なんかいい場面。
全骨が泣いた的な。
ちなみに本来はスマホスタンド。


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