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辞書になった男 ケンボー先生と山田先生

辞書になった男 ケンボー先生と山田先生 (文春文庫)辞書になった男 ケンボー先生と山田先生 (文春文庫)
佐々木 健一

文藝春秋 2016-08-04
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──辞書には魔物が住んでいる。
言葉という無限世界に挑むそのブ厚い書は
我々の道標でありながら、同時に
とてつもない迷宮に誘い込む「魔物」なのである。

これはその「魔物」に憑りつかれた2人の男の話である。

「新明国」こと新明解国語辞典。
その独特な語釈が人気を呼び、「新解さん」という愛称もある。
一方、学校からも推薦され、
絶大な信頼を得る「三省堂国語辞典」、略して「三国」。
どちらも三省堂の誇るベストセラー辞書である。
言ってみれば、全く個性真逆のアイドルだ。

まずこのアイドルたちの個性を知るのがいい。
たとえば「恋愛」の項目をひいてみよう。

新明国ちゃんの第三版曰く
特定の異性に特別の愛情をいだいて、二人だけで一緒にいたい、
出来るなら肉体的な一体感も得たいと気持ちを持ちながら、それが、
常にはかなえられないで、酷く心を苦しめる・(稀にかなえられて歓喜する)状態。

何だか生々しい上に、微妙に説得力とツッコミどころに揺れている。
辞書なのに、思わず通読したくなる魅力に溢れている。
こんな子とお付き合いしたら楽しいだろう。

一方三国ちゃんの第三版はこう言う。
男女の間の、恋いしたう愛情(に、恋いしたう愛情がはたらくこと)。恋。
シンプルだ。痺れる程に正統派だ。
一緒に学校へ行きたくなるクールビューティだ。
授業を宿題を助け、いい奥さんになるタイプだ。多分。

そのアイドルを生み出したのが、
「三国」のケンポー先生、「新明国」の山田先生だ。
しかしこのアイドル達をデビューさせるまでには
この二人の先生の知られざる軋轢があったのだ。
しかもその謎は──、すべて二人の辞書が物語っているのである。

一見、辞書たるもの三国ちゃんのごとくあるべきだと思う人も多かろう。
だが新明国ちゃんには、確固たるポリシーがあるのだ。
その理由には思わずハートを撃ち抜かれる。
そして意外にも、新明国ちゃんは保守的なコなのだ。
その語録は定番モノを抑え、流行モノにはなかなか手を出さない。

お固く見える三国ちゃんは、新しいモノ好きである。
「ウルトラマン」という言葉をいち早く載せたのも
「ABC」という男女の恋愛段階を載せたのも、三国ちゃんなのである。
ギャップ萌である。
思わずドキドキするではないか。

基本的には二人の編纂者をめぐるイザコザ話なのだが、
それぞれの辞書の性格がそこに由来しているという点で
ただのゴシップ話ではないところがミソだ。
舟を編む博士と狂人を読んで以来、
辞書編纂に興味を持ったのだが、確かに途方もない作業だというコトがわかる。
だからこそ「魔物」がいるのだ。

もう一気読み必然。
二人の編纂者の話と国語辞書の魅力に、読む手が止まらない。
しかしその一方、玄関を飛び出して本屋に駆けだしたくなる。
うおおお辞書を!辞書を読みたい!!
新明国ちゃんと三国ちゃんをこの目で!!!!

いやはや、確かに辞書には魔物がいるのである…。

個人評価:★★★★★


先週、両国でやってる「大妖怪展」に行ってきたのだが
いやーよかった!おもしろかった!

20160829-1.png

妖怪・幽霊の浮世絵をピックアップした展覧会だが
特にショーケース内に展示してある「和本」に釘づけ。
描きこみ率がぱねぇ。
手書きにしろ版モノにしろ、溜息漏れるレベル。

物販で多分版で刷ったモノが売られていたが
そのお値段数万円から数十万。
買うのは無理だが、一度じかにジックリ眺めてみたいわ。
ショーケースに入ってたやつは、人が多くてあんまり立ち止まって見れんかった。
妖怪ウォッチとコラボしてるので、お子様多くて余計に…。

東京の開催は終わって、次は大坂に移動する。
興味のある人はぜひぜひ。

■物販で思わず買ったモノ。
20160829-2.jpg

河鍋暁斎のホネバッグ。
隠し絵のようにホネをのせてみる。(笑)
浮世絵と言えば江戸の菱川や歌川などが有名だが
明治の河鍋暁斎の絵もすごく(・∀・)イイ!!


■物販で思わず買ったモノ。その2.
20160829-3.jpg

一筆箋なのだが、元ネタはコチラ。
※大妖怪展のサイトより抜粋。

20160829-4.png

妖怪と言うか、人の病気などをひきおこす虫ようなものなのだが
微生物的な緻密さとのアンバランスさが何だか笑える。
絵だけグッズにすると子どものラクガキみたいなのだが
その訳の分からなさが魅力的。


■その後、お好み焼きともんじゃ食ってきた。
20160829-5.jpg

東京に来た頃は、もんじゃあんまり得意じゃなかったんだが
アレってジャンクな味をチョイスしたほうが却ってウマイのな。
今回は「ドリア」のもんじゃを始めて食べたんだが
(要は中にゴハンが混ぜこんである)コレがマジ美味かった!!
ワシ個人としては、モチとかのもんじゃよりコッチが好きかも。


とまあ、大満足して帰途についたのだが
どこかで家のカギを無くしたことが判明。
たまたま10分くらいで相方が帰ってきたので、
然程待ちぼうけしなくてすんだのだが。

ついでに1ページも読んでない本もなくなって、ショック2倍…。
けれどなあ、その日はたまたま電車でも立ってる時はスマホ見てて、
座った時もずっと寝てて、カバンから本をとりださなかったので
いったいどーやって落としたのか謎…。

きっと多分、妖怪の所為なのね~~?そうなのね?
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