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自由学校

自由学校 (ちくま文庫)自由学校 (ちくま文庫)
獅子 文六

筑摩書房 2016-06-08
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ちょっとお久しぶりに獅子文六。
読む昭和レトロとでも言うべき空気が、結構気に入っている。

──物語は一人のダメ亭主から始まる。
時は戦後の日本。民衆が、女性が、若者が口々に
「自由」という言葉を声高に掲げ始めた頃である。
ダメ亭主もぽつりと、自由を主張した。
妻にナイショで会社を辞めたのである。

容貌ばかりは大物然としているものの
地蔵のように動かず、屁のような返事ばかりし、
オマケに金銭感覚も皆無の亭主が、既に数か月前に無職となり、
小遣いをもらってフラフラしていたというのだから、妻はキレた。
「出ていけッ!」と逆三行半を突きつけた。

戦後、オンナと靴下は強くなったなんて言うが、
確かにこの妻、相当にシッカリ者なのだ。
亭主が給料を使い果たしても、自分の稼ぎでなんとかやっていたから
甲斐性ナシが出て行ったトコロで痛くも痒くもないのである。
むしろ快適なくらいである。

妻は「自由」を手に入れたのだ。
そうしてひょんなことで、「自由」を叫ぶ若者や
「不自由ない」身分の男と知り合う。
一方、亭主も「自由」を謳歌していた。
時間にも金にも囚われない生活を、やっと見つけたのだが──

60年も前に連載された話だというが、コレが滑稽ながら深い。
戦後に「自由」という初めてのオモチャを与えられ
みんながそれを振りかざし、行き詰まる。
纏う空気こそ確かにレトロだが、
その「自由」の在り方は、現代にも通ずるものがある。

「自由」が「縛られない」ことだと考えると、
もうそこで「自由」そのものに囚われてしまう。
「何一つ不自由がない」環境では、
自由そのものの価値が失われるだろう。
「自由」とは何だろう、と思う。

個人的には、「自己ある由」なのではないかと思う。
そこに自分というものが在るかどうか。
新しいから古いからと流されるのではなく、
自分が取捨選択しなければ、手には入らない。
けれど自己だけを考え、他人を捨てるのは「自由」だろうか?
──果たして夫婦は、「自由」になれるのか?

オチは読んでいただくとして、面白い小ネタがある。
「ゴールデンウィーク」を生み出したのは、この小説なのである。
この「自由学校」は映画化されているのだが、なんと
松竹と大映が同じものを作り、同時上映に踏み切った。
コレが5月で、映画の興行が非常によかったため
テレビの「ゴールデンタイム」のごとく、「ゴールデンウィーク」と呼ばれたそうな。

同じ映画をブツけるなんて、愉快な企画だ。
今もやればいいのに。
スポンサーや集客の兼ね合いで出来ないのだろうか?
イヤイヤ、これこそ作る方も見る方もシアワセになれる
「自由」な発想ではないだろうか。

いや~~、「自由」ってホントにおもしろいですね~。

個人評価:★★★★★


ホネツイまとめ。

■はかこじぞう。
20160818-1.jpg

「おお、墓だって暑いもんなー」


20160818-2.jpg

「いや、夜中に並んで恩返ししにきてくるかなって」
「かさこじぞうかよ」


20160818-3.jpg

「キタ…」
「こわっ!!!!」

見て分かる通り、雑な合成だけど(笑)
金があれば墓まとめ買いして墓地作りたい。

コレがホントの豪勢(オヤジか)


■ブランコを作る。
20160818-4.gif

下のモノ↓が作りたくて。


■♪くちぶっえはなっぜ~~ とおくまできこえるのっ
20160818-5.gif

有名な話だが、あのハイジのブランコは
最高速度は時速68kmに達し、6階の窓から飛び降りたのと同じっつーのを
初めて聞いたときはワロタ。こわすぎ。

まじ♪たすけて~~おじいさん~~って歌っていいレベル。
(まず歌ってるレベルではあるまい)
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