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913

坑夫

坑夫坑夫
夏目 漱石

2012-09-27
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漱石作品の中でも地味な1作かもしれない。
本作には島崎藤村が予定していた連載が間に合わず、
急きょ漱石が書くことになったという背景がある。
それが90回を超える連載になったというのだから
代原にしては随分と雄弁である。(笑)

また面白いことに、漱石の考えた話ではないのである。
漱石のもとに「私の体験を小説にしませんか」と尋ねてきた輩がおり
最初は漱石も断ったものの、前述の理由で
炭坑に関わる部分だけチョイスすることにしたという。
作家本人に自分の体験売りに行くとか、時代ののどかさを感じるね。

主人公の青年は、どうやら家を出てきたらしかった。
その経緯は詳しく語られないのだが、どうもそこそこのボンボンで
2人の女性と三角関係になり、状況に耐えられずに飛び出してしまったようだ。
状況としてはなんとなく、虞美人草の文学者を思わせないでもない。
ちょっと甘ちゃんな苦悩を感じるあたりも。(笑)

だが本人は大まじめに、生きるべきか死ぬべきかと悩んでいる。
そうしてふらふらしているところを、ある男に声をかけられる。
儲かる話があるんだが、どうだと。
胡散臭いことこの上ないキャッチセールスである。
それが「炭坑」のバイト募集であることは、言うまでもない。

炭坑の劣悪な環境を目の当たりにして、
ボンボンは死への切望と生きたいという想いの間で揺れる。
人はなんのかんの言っても、「生きる」という本能の前に
そうそう自由になれないのだ、というこれまた「エゴ」の形の1つを描いている。
が先にも書いたように、「元ネタ」から漱石が拾った選択が興味深い。

当時の時代背景から見て、「足尾銅山」があると思われる。
銅の産出がノっていた明治時代、足尾は日本一の大鉱脈だった。
多くの坑夫が駆り出され、劣悪な労働環境と鉱毒を生み、
田中正造でも有名な「日本初公害」を引き起こした。
漱石が連載を始めた当時は、まさに正造の反対運動の真っ最中だったのだ。

つまりは非常な「時事ネタ」だったのだ。
提供者が体験を売りに来たのも、この辺が背景かもしれない。

漱石が現場取材に行ったという記録はないらしい。
多少の参考文献はあったかもしれないが、
漱石はほとんどこの物語の主人公と心情を「創作」したわけだ。
他人の体験からのみ話を書いたのだとしたら、
ココまで文学的にストーリーをおさめたのはすごいと思う。

が、社会問題を扱ったと考えると、漱石のマイペースさに苦笑も漏れる。
炭坑という環境が労働者の健康を蝕んだというくだりはあるのだが、
それはひたすら主人公の生死観を通している。
社会的な責任には全く触れていない。
個人的にその「元ネタ」が、どんな話だったのか、非常に気になる。

だが言い換えれば、小手先で上手く社会派小説にまとめるよりも
「人間とは」という己のテーマを突き詰めたかったのだろう。
その辺は相変わらず漱石先生だと思うのだが
ここにも少しばかり、先生の微妙な変化があるような気がしている。

どちらかと言えば「風景描写」のように
淡々と起承転結を綴ることが漱石の味でもあったが
主人公の感じる「死への恐怖」は、いくらか感傷的ですらある。
今まであまり「共感」を感じることのなかった漱石キャラだが
少なくとも「生への本能」という分かりやすいテーマから
主人公が感じているモノは理解できるのだ。

漱石の作品はここから「青春三部作」に繋がる。
これまで「情」に訴えることのなかった漱石が
どんな風に「青春」を綴るのか、楽しみである。

個人評価:★★★


ホネツイまとめ。刀編。

■刀も買いますた。
20160817-1.jpg

元々刀は別の食玩で買って、既に写真遊びもしてるんだがね。
まぁちょっとだけよんってコトで、


■合わせ技。
20160817-2.jpg

「ヅラと浴衣を合わせてみた」
「オレもやるオレもやる!」

以前に作ったヅラと浴衣。
本当はサムライ的な羽織袴をつけさせたいのだがなぁ。


■合わせ技。その2。
20160817-3.jpg

「こう?こうかな!?」
「…コレジャナイ感がすごいな」

以前に作ったズラとハッピだと、バカ殿感がすごい。


■刀と来れば。
20160817-4.jpg

「御命頂戴つかまつる!」
「きゃーっ!!」


20160817-5.jpg

「残念でしたー!もう切れてますー!」
「バターか」


切れてるバター的な。(あれ便利だよな)
いや丁度この時期、ちょっと腰を痛めましてね。
座っても寝ても腰が痛いものだから、いっそはずせたらいいのにとか思って。



そんな訳で今回は実家に帰るの取りやめにして、近場で夏休み。
新しいポケモン求めて、昨日はアキバをぶらぶら。
東京駅で1種手に入れたけど、アキバはコイキングだらけで収穫ナシ。
いたるところコイだらけ。なんでや。

今日もちょっと出かけようかなー。


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