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千駄木の漱石

千駄木の漱石 (ちくま文庫)千駄木の漱石 (ちくま文庫)
森 まゆみ

筑摩書房 2016-06-08
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漱石文学を読む為の派生読書。
小説ではなく、漱石がイギリスから帰国し、
千駄木に住んだ数年間のこもごもと著者の雑感を綴ったものである。

「漱石史の中の千駄木のみ」という狭さだが、
この頃の漱石は吾輩は猫である坊ちゃん草枕二百十日
初期作品を執筆した頃で、自分の漱石祭と一致している。
また詳しい内容ながら堅苦しい人物伝ではなく、
漱石にツッコむ感じが非常に的を得ていて面白い。

東京都文京区千駄木には、旧漱石宅がある。
10年以上前には、なんと森鴎外も住んでいた家である。
その間にこの家屋を借りた人物があげられ、
場所的にもステイタス面でも、「エリートの住む町」だったことが分かる。
家賃は25円。

時代の通貨換算は難しい。
何を基準にするかで、数千倍とも1万倍とも、その倍ともされる。
当時の漱石は大学講師(年棒800円)だけでは生活が追いつかず、
高校講師(年棒700円)などのバイトもしていた。

が、家庭の事情などから仕送りやら何やらで、出費も多かったらしい。
しかも内訳をみると漱石先生、ひと月に本を20円くらい買うという。
ほぼ東京での家賃分の本を購入するというのは、相当だ。(笑)
夫人がやりくり下手だったこともあるらしいが、
金之助(※本名)という名の割に、漱石先生は金に縁遠かったようだ。

著者には他に鴎外の著作があり(←こちらも是非読みたい)、
ちょいちょいと漱石との接点や比較が出てくる。
例えば鴎外が饅頭をのせた茶漬けを食べていた一方、
漱石は砂糖をのせたトーストを食していたとか。(ジャムも好物だったとか)
キミタチ、甘党も大概にしたまえ。

たとえば鴎外が結構に「面食い」だったのに対して、
漱石先生は余りそういう事にこだわらなかったことなど、
(その代わり漱石はかなり女性蔑視も激しいが)
二人の生い立ちや境遇から、成程と思える比較があり
漱石の本ながら、鴎外のボンボンな人生が読んでいて楽しい。

自分もそろそろ、薄々と気がついてはいたのだが
やはり漱石先生はチョット変な御仁である。
神経症にかかる繊細なメンタルを持ちながら
「吾輩~」の原稿料で、よーしパパ思い切ってパナマ帽買っちゃうぞーと
全額ぶっこんだという武勇伝も聞く。

家庭内では随分アレな人だったようだが、
弟子や友人にはこれでもかとこまめな手紙をしたためる。
その数は2500通にものぼるらしい。
弟子の作品にも目を通し、感想や評価をこまごまとつける。
教職はイヤだったらしいが、「先生」たる熱意もあったのだ。
金之助の金は金八先生の金なのだろうか(´・ω・`)

デビュー作となった「吾輩~」は特に、
千駄木との関わりがこまごまと書かれている。
確かに「吾輩~」は、千駄木という町で生まれたのだと思える。
一度読んだ方は、コレを読むとさらに面白いかもしれない。
また「坊ちゃん」が松山の田舎を愚痴り続けたように
漱石は千駄木を豚臭いだの辺鄙だのとケチをつけまくっている。

が後年、大家が都合でこの家に住むから引っ越してくれと言われ、
漱石は大いにコレを渋るのである。
「べっ、別に千駄木が好きなワケじゃないんだからっ!
 キライだから敢えて住もうって作家魂なんだからねっっ!
 …でもホントは気に入ってるんだから馬鹿ぁぁ!!!」
とんだツンデレである。(大笑)

恋愛攻略ゲームで言うと(なぜソレで)
漱石はツンデレキャラなのかもしれない。
世間一般の大文豪という顔の裏に
厳しい漱石、やさしい漱石、おちゃらけ漱石、キレる漱石があり
切っても切っても顔が出てくる漱石にヤミツキになるのかもしれない。
金之助の金は金太郎飴の金か?

弟子の小宮なんかはやりこみ過ぎて、廃人になってしまったのかもしれん。
(※小宮豊隆。漱石神社の神主と言われる漱石シンパ。笑)
作品も同じく「漱石の顔」が見えだすと、ずぶずぶハマってしまうのか。
いやもうワタクシメも今回、「ヘンなオジサン」漱石像についトキメキ、
今まで興味なかった書簡集や、更なる関連本に手が伸びてしまいそう。

金之助の金は課金の金か?

個人評価:★★★★★


ホネツイまとめ。
季節柄、コッチのシリーズを先に上げとく。

20160708-1.jpg

「わー、なにコレ面白そう」
「七夕の準備だ。おめーも手伝え。


20160708-2.jpg

「こーやって折り紙で輪っかを作ってだな・・・」
「簡単じゃん。ミα(゚Д゚ )マカセロ!!」


20160708-3.jpg

「ぐごー 💤(=_=)」
「…単純作業だからこそメンドクセーんだよな、コレって」

ホネサイズの折り紙にしたら、まあ辛いコト辛いコト。(苦笑)


20160708-4.jpg

「コレが網って言ってな」
「あ!オレもそれ作るー!!」


20160708-5.jpg

「…オレらからまりやすいから気を付けろな」


いや七夕飾りなんか作るのウン十年ぶりやで。
しかし骨だとこんな作業もたのすぃ。

七夕シリーズまだ続く―。

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