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とりあえず毎日本を読んでいるので、そろそろ脳内と本棚を整理してみようというココロミ。

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深紅の碑文(下)

深紅の碑文(下) (ハヤカワ文庫JA)深紅の碑文(下) (ハヤカワ文庫JA)
上田早夕里

早川書房 2016-02-24
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前作と上巻の概要は深紅の碑文(上)に。
滅亡に向かう地球と、陸上民と海上民という
遺伝子も思想も別の道を歩む2つの種族を描いたSF。

「海賊」の代表者の1人と話をする機会を持った青澄だが、
互いの妥協点を見つけることはできず、交渉は決裂に終わる。
ただ「イヤだ」という感情で、海賊は陸を受け入れることができない。
それは余りに理不尽でありながら、どこかで仕方ないと感じる。

上巻の評にも書いたが、この作品は
ハリウッドのように派手なストーリーと感動的な大団円でないからこそ
重く胸にのしかかり、残る。
2つの種の相容れなさをもどかしく思いながらも、
人間という本質を残酷なほど克明に描いているとも思う。

青澄の救援団体とは別に、
人類救済の措置が2つ並行して語られる。

1つは、新しい「人種」。
秀でた判断力と合理性を兼ね備えた
ある意味オールマイティである「救済の子」と呼ばれる新人類。
魚類に近い形の海にすむ生物として
氷河期を生き抜く可能性の為に生み出された「ルーシー」。

そしてもう1つは、25光年先の星へのロケット打ち上げ。
ずっと頓挫していた宇宙開発事業が
人類の「種」と人工知能を積んだ無人ロケットを計画する。
そのエネルギー源に、遥か昔に禁じられた「核」を使用することもあり、
滅亡を前にした危機状態に、計画はなかなか理解を得られない──。

惑星の生命に関わることに、人類の力は及ばない。
故にどれも「分かりやすいハッピーエンド」に繋がるものではない。
ただ重苦しく、そしてどこか的外れである気もする。
だからこそ、思う。
同じ状況になったら、人類にはきっと
さほど変わらぬ選択肢しか残されないのだろう、と。

科学と人間はもう切り離せない。
SFは夢だけで語れる「すこしふしぎ」物語ではない。
人類はもはや、過分な物を手に入れるだけの技術がある。
だが技術に責任を持たないことは、人類に必ず返ってくる。
それは現代も、そして何世紀先の未来であろうとも同じだ。

上田さんのSFには、それがある。
科学と人類を、きちんと並べて考え無くてはならないという重み。
これこそが「SF」なのではないかと思う。

ただ重いだけではない。少し前作のネタバレになってしまうが、
青澄は外交官を退職した際、知性体データの削除義務があったため
そのコピーを作って寄付している。
前作では既に人間型の形ではないコピーと
年老いた青澄がほんの数分、会話をするシーンがある。

今作にも、そのシーンがそのままある。
前作では、ああその日が来るのだなという想いで読んだが
青澄の外交官以降の半生を読んだ今作では
全く同じはずの二人の会話が、酷く胸にしみた。
不覚にも、泣きそうになった。

科学という重みを語る一方で
科学に夢や希望、それ以上の産物が生まれることがあることを
この物語は示唆している。

これこそが「SF」なのではないかと、そう思う。

個人評価:★★★★★


ホントに好きだなあ、この話。
やっぱりこれも棺桶に入れたい…(´・ω・`)

もうホント、そろそろワシ自身が入らんていうね。


ホネツイまとめ・物干し台遊び。

■ラプンツェルごっこ
20160630-1.jpg
「ラプンツェルみたいだろ」
「フンドシ垂らしたりしねーよ、ラプンツェル」

まあ緊急時でも掴むか掴まざるか悩むよね、フンドシ。


■青春ごっこ
20160630-2.jpg
「…夕日見てると、イヤなことも忘れちまうよな」
「パンツも入れ忘れてんな」

パンツは実は紙でパンツ形に切っただけのモノ。(笑)
布モノ苦手だけど、パンツは作りたいな。
(下着ばっかりやないか、オマエが作る気になるモノ)


■ジュラシックパーク?ごっこ
20160630-3.jpg
「まあ小せぇコトなんか気にすんなよ」
「イヤ気になんだろ。どこに住んでるんだよオレたち…」

背景は全部タブレット。いやー、タブレット便利。


■ロマンチックごっこ
20160630-4.jpg
「人は死んだら星になるのかなー」
「ホネだろ」
「えっ」
「えっ」

物干し台楽しい。作って良かった。
(お前がそう言うんならそうなんだろうお前の中ではな)


■花火酒。
20160630-5.gif

なんかコイツら、ワシより余程リア充な生活してる気がする。(笑)
いやワシも楽しいけどね!!←
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