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とりあえず毎日本を読んでいるので、そろそろ脳内と本棚を整理してみようというココロミ。

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深紅の碑文(上)

深紅の碑文(上) (ハヤカワ文庫JA)深紅の碑文(上) (ハヤカワ文庫JA)
上田早夕里

早川書房 2016-02-24
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華竜の宮(上)(下)の続編にあたり、
自分が死んだら棺桶にいれたい本の1つである。(棺桶本と呼ぶ)
読んだ時、相当に楽しかったのだろう。
書評からその情熱は伝わるものの、
イマイチまとまっていないのがよく分かる。(失笑)

そんな訳で、今回の上巻評で前作をまとめる。

──時代設定は25世紀ごろ、
滅亡に向かいつつある未来の地球が舞台だ。

戦争や核兵器によってではない。
地殻変化によって引き起こされた260mの海面上昇により
陸地はほぼ水没し、地形は激変した。
希少な陸地を求め、なりふり構わぬ戦争も勃発したが、
それはまだ滅亡への序章でしかなかった。

一方人類は、この環境下に適応するよう尽力する。
宇宙開発その他の科学分野は、すべて後回しにされた。
疑似食品の開発。
海上都市の建設。
──そして、人類の遺伝子の改変。
結果、人類は「陸上民」と「海上民」に枝分かれする。

体内に管理タグを埋め込み、
生活や情報をすべてコンピュータ知性体に委ねる陸上民。
「魚舟」と呼ぶ生命と対で生まれ、
漁や海上移動に適した新しい身体を得た海上民。
全く生活様式の異なる両者に、齟齬が生まれるのは必然だ。

前作・今作を通して関わるキャラが、陸上民の青澄だ。
外交官であり、海洋で起こる様々なトラブルの交渉を務めていた。
(「いた」というのは前作中で、退職するからだが)

青澄は海上民の長と接触する。
彼女の数奇な人生と建設的な夢を知った青澄は
相容れない陸上民と海上民が共存する道を見いだす。
が、そこに人類滅亡のカウントダウンが始まった。

地殻変動から引き起こされた気象変化は、このままいけば
地球は50年内に、氷河期並の気候に逆戻りすることが検証される。
人為的なものではない。
既に惑星にプログラミングされた、確定された結末なのだ。
その脅威は、人類ごときに回避しようがない。

人類は再び、崖っぷちに立つことになった。
食糧の備蓄やエネルギー問題は陸上民を中心とする形となり、
2つの人種の溝は深まるばかりだ。
ここでは端的に書いているが、このSF設定がホントに上手い。
科学小説でありながら科学は万能でなく
はるか高次元に「宇宙という生命」があるのだとひしひしと感じる。

どうしようもない運命を前に、
人が出来ることは小さく、時に愚かですらある。
そのカウントダウンの間も、人類は生きなければならない。
自暴自棄になることもかなわない。
その極限状態の中で、人類は尚も生きねばならぬかもしれないのだ。

海上民、陸上民でいざこざを起こしている場合ではないのに
それでも人類は多分、最後まで
そんな「些末なこと」から逃れられないのだろう。
そのリアルさが──、怖いと同時にすとんと胸に落ちる。
科学小説でありながら、人類という本質がそこに描かれている。

ハリウッドのような、手に汗握るクライマックスから
派手なアクションで大団円に繋がるストーリーではない事が
逆に酷く胸に残った。
前作では結果的に、「その日」は来たことになっている。
が、人類がどうなったのかは書かれていない。
青澄の知性体が、ある場所からその事実を語っただけだ。
そこは前作を読んでいただこう。

さて長くなったが(本当にな!)
今作では前作より10年以上が経過し、
外交官を辞めた青澄は民間の救援団体を立ち上げ、
人類の未来を見据えて奔走している。

生き延びるために資材や食料を貯蔵しようとする陸上民と、
生きていくために略奪行為をせねばならない海上民とで
一層険悪になった両民族の関係から、
今回はラプカと呼ばれる「海賊」になった海上民の男をピックアップし、
その半生を描いている。

接触を試みる青澄だが、ラプカは相手にしない。
しかし上巻の最後で、ラプカの男は青澄の前に立つ──。

下巻に続く。

個人評価:★★★★


順番間違えて、背負子シリーズ載せとくの忘れてた。

■背負子(しょいこ)・をつくりますた。


桃太郎のおじーさんが柴刈りに行くアレな。
余った角材と毛糸で制作。


■おじいさんは山へ柴刈りに行きました


■おばあさんは家でずっと命の洗濯をしていました

 「…働けよ、てめー」

桃太郎「オレは?オレは!?ねえ!!?」
実はあの昔話って、おばあさんの双肩にかかってるよな。(笑)
あとは桃への包丁の入れ具合。(笑笑)


■新・二宮金次郎像

「今は電子書籍だよな!」
「歩きスマホ駄目。絶対。」

忠孝・勤勉の象徴として名高い金次郎像だが、
歩きながら本を読む姿が危ないと、
最近は除去されたり、座ってる金次郎像ができてるんだと。

でも座って本読んでる金次郎像とか
単に仕事サボってるだけになっちゃうよな…。


■楢山節考
食い扶持を減らすため、年老いた母を山に捨てる昔話。


「すまねぇおっかぁ、ココでホネになってくれ…」
「なってるよー」


「…帰りは自分で歩けよな」
「つんでれじゃのう」



背負子を作ったらやりかったイロイロでした。m(__)m
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