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吾輩は猫である

吾輩は猫である吾輩は猫である
夏目 漱石

2012-09-27
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先日父・夏目漱石を読み、
「明治の大文豪・夏目漱石にツッコめ祭」をやってみる。
まずは「吾輩は猫である」から。

もしも日本文学界に「冒頭賞」なるモノが存在するなら恐らく、
この作品が受賞するのではないか。
「吾輩は猫である。名前はまだ無い。」という一文は
作品は未読だという人にも今日、鮮烈な印象を残している。

ご存知、漱石のデビュー長編小説であり、
苦沙弥先生宅で買われることになった野良猫が
先生の頑固珍妙な行動や家族とのコント、
珍客万来の日常を虎視眈々、否、猫視眈々と見つめ
猫から目線で人間のザマをあげつらねたものである。

起承転結に分ければ、冒頭一文の「起」から延々と「承」が続き
「転」のないまま最後の最後に「結」がつく。
要はストーリーというものが無い。
が、当時これを掲載した「ホトトギス」はバカ売れし、
読切が急きょ連載になり、漱石を人気作家へと押し上げた。

自分がコレを読んだのは遥か昔、中学生の頃で
漢文に申し訳程度に平仮名を入れたような難解さと面白味に
同時に打ちのめされた覚えがある。
だが漢学の素養+英語教師という高すぎる頭脳を駆使して書かれた
これはライトノベルと言っていい。

「ゆるふわ」でない「かたおも」路線。
猫が発する啓蒙思想と言う無意味さにおいて
このユルい堅さとふんわりした重みは絶妙だ。
難解であれば難解であるほど、その発信源がぬこだという
ギャップに萌え萌えして読めばよいのだから。

が、そこに「猫好き」の片鱗が見られないことが、また面白い
「硝子戸の中」によると夏目家では猫を数回飼ったようだが、
本作品のモデルは初代で、実際に名前が付けられなかったという。
それで不便がないのだから、漱石にとっては
生きた猫も招き猫の置物も、そう変わらなかったのだろう。

漱石が作品を書くきっかけとなったのは、神経症だという。
見かねた高浜虚子が、息抜きにでもと執筆を勧めたらしい。
作品と同じく、この頃には三女までが生まれているから
恐らく猫も夏目家に居候していたのではあるまいか。

これも恐らくだが、二人(?)の仲は親密ではなかったろう。
が、猫は存外自分のことを構わない人間がキライではない。
無論、遊んで欲しい時だけ遊んでくれたら、もっとキライではなくなるのだが、
小さい子が3人もいる家庭であることを思えば
漱石に対する猫の内申書は、そう悪くなかったのではあるまいか。

何も生み出さない猫と言う高等遊民。
物言わぬ存在ながら、ふと気づけば
やくたいもないコチラの日常をじっと見ていたり、ぷいと顔を背けたりする。
ある意味、「猫タソきゃわわ~w」でない漱石だからこそ
「む、コイツなにやら腹で考えておるのではあるまいか」
などと疑惑の目を向けていたのではなかろうか。

また当時の漱石はひょっとして
「人間らしさ」を題材にする余裕がなかったのかもしれない。
英国で荒んだ心には、人の醜さばかりが思いやられる。
なら悪口雑言を書いてしまえ。
なぁに、ワシが言ったんじゃない。
猫が腹でそう思ってるんだから、悪口にもなりゃせんさ──

──と漱石が考えたかどうかは知らないが、
作品は次第、人間の登場人物も増えていき、
人間同士の会話も多くなっていく。
ストーリー性のない小説に漱石が飽きてきたか、
お猫様の孤高に至るには、人間には難しいと思ったのやもしれぬ。
大きな意味でのペットセラピーと言うべきか。

なんにしろ、この作品も「コレがオレなんじゃぁぁぁ!」という
頭隠さず尻丸出しの文豪味がにじみ出た作品なのだ。
その片鱗が見えただけでも、再読した甲斐はあった。

作品順なら次は「坊ちゃん」だ。
こちらはオトナになってから一度読む機会があったのだが
まあ良い機会なのでまとめてみる。

個人評価:★★★★


先日ツイッターで「文庫川柳」なるハッシュタグが回っていたので
本棚に余りある文庫を漁ってみた。

■オジいサン 命売ります グッド・バイ


何となく本棚にある通りに並べてみたが
どうやら右から並べて読ませていたツイートが多かったので
ココから修正して追加。


■フェルマーの 最終定理 ちんぷんかん


や、本は凄く分かりやすいんだよ。


■ハンニバル 熊にあったら どうするか


ハンニバルが名前なワケじゃないけど
いくらレクター博士でも…、いやあのオッサン無敵やからな。


■妖怪に なりたい魔王 人間失格


うん、結局貴様は誰なんだと。


■弥勒の掌(て) 小銭を数える 三蔵法師



言葉の意味はよくワカランが、文庫川柳楽しいってハナシw

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