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とりあえず毎日本を読んでいるので、そろそろ脳内と本棚を整理してみようというココロミ。

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白痴

白痴 (新潮文庫)白痴 (新潮文庫)
坂口 安吾

新潮社 1949-01-03
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肝臓先生に続き、坂口安吾。
自分が持っているのは新潮文庫の古い版で
1作は肝臓先生の短編とカブっている。

いずこへ
「女を所有」したことから、人生の純潔と貞節を考える「私」
白痴
隣家の妻である白痴の女を押入れに隠す男
戦争という現実の中、女を美しいとも醜いとも思う
母の上京
家と疎遠にしていた男の母が上京してくることに
男は戦後のどさくさに紛れ、どうしようもなく生きていた
外套と青空
愛人を持たずにはいられない女と、その夫と知り合った男
私は海をだきしめていたい
貞操観念のない不感症の女と暮らす男
戦争と一人の女
女は日本が戦争に負ければいいと思っていた
青鬼の褌を洗う女
妾になるよう母に育てられた女は、空襲で母を失った。

正直、ストーリーは似たり寄ったりの内容なのだが、
それだけに安吾の「筋を通した駄目」が繰り返され、
不思議とその生き方と思考を考えることになる。
文章的技巧よりも安吾と言う魅力を読ませるものであり、
それだけにハマるとクセになるのも頷ける。

個人的に心に残った「戦争と一人の女」。
正確には本書のこれは、「続 戦争と一人の女」である。
原作はGHQの検閲で大幅に改稿され
安吾は「続~」と言うタイトルで女性視点編を書いた。
既に現在は原作も復活しているが、古くからある短編集には、
タイトルはそのままで「続」が載っているものも結構あるらしい。

原作も読んだが、自分は「続」の方が好きだ。
安吾作品の男性キャラは、恐らくそのまま安吾を投影しているのであろうが、
独特の美学が魅力である反面、面倒くさいと言えば面倒くさい。(笑)
その点、女性キャラは安吾好みに「難しいことは考えない」ため
いっそ清々しい分かりやすさがある。

──戦争と空襲で、日本が焼け野原になればいい
日本がアメリカに侵略されたら、
男は酷い目にあうだろうが、女は身体で生きていける
女は男が死んで一人になっても、多分生きていけると目算している
その身勝手さが、戦争と言う重苦しさの中で
なぜか希望にも似た強さにも思え、爽快さすら感じる。

みんな夢かもしれないが、戦争は特別あやしい
見足りない取り返しのつかない夢だった


ドキリとする。
安吾は当たり前に、戦争を悪いことなどと説教はしない。
どこかでお前たちは戦争に高揚し、
その悲しみに陶酔し、その結末も吹っ飛べばいいさと言う
束の間の快楽主義ではなかったかと指摘する。

堕落したキャラばかりが出てくる、出鱈目な世界。
1行たりとも御立派な講釈を垂れている訳でもないのに、
どこかしら真実を突いているようで、その一文を見つめてしまう。
お前が言うな、と言いたいところだが
安吾は最初から「偉大な落伍者を目指す」と言い放っている。(「いずこへ」より)
まったくグウの音も出ない。(笑)

太宰が芸人路線なら、
辛口、というより苦味エッセイスト路線の坂口安吾。
苦過ぎて書いてる本人も被弾してるところが
これまた「駄目」作家の味である。

「駄目から目線」。
自分の中の安吾像は、コレに決まった。

個人評価:★★★★


萩旅行こぼれネタ。
遊覧船に乗ってメシも食ったので、帰ることにする。


じゃけんにしているのではナイ。多分。←ヲイ
いつも旅行のたんびに数日ネオチするほど寝込むので
とにかく体力のあるうちに帰宅して欲しいのである。



じっとしてればいいモノを。





余りに人がいないので、ワシらは考えた。



みんなヲタク仲間だから。


20160513-5.png



昭和風な喫茶店で、誰もお客いなかった。
マスターが昼飯中だった。お邪魔してすんませんでした。


冷たい飲み物を飲んで、慌ただしく駅に戻る。
ホントになにしに出たんだか。(笑)


しっかり者のAだが、ときおりオモロイことをやらかす



出発直前に気付いてよかったよ…。


【オマケ】幕末ISHIN号
20160513-9.png

乗り逃したおかげでコレに乗れた!
いやうん、中はフツーの電車だけど。
帰りに車庫に戻るSLも見れたし、満足!

まあそんなこんなで、大きなトラブルはなく楽しい旅行ですた。
こんなグループ旅行が気兼ねなく楽しめる友人たちには
いつも感謝感謝である。
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