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文庫 銃・病原菌・鉄(上)

文庫 銃・病原菌・鉄 (上) 1万3000年にわたる人類史の謎 (草思社文庫)文庫 銃・病原菌・鉄(上)
1万3000年にわたる人類史の謎

ジャレド・ダイアモンド 倉骨彰
/草思社




by G-Tools


数年前に話題になった本を今更に読む。
気にはなっていたものの
翻訳本を読むのがどうにも苦手で、手が出せないでいた。

上巻を読み終えての印象。
なんとも饒舌な文章だ。
上巻は400ページほどを、3部構成・全12章に分けてあるのだが
海外トピックスによくある「34の方法」「53の方法」に近いものを感じる。
自分としては数が小さい方がまとまってる気がするんだが
向こうの人は沢山ある方が有益な気がするんだろうか。

序文とプロローグが60ページほどあり(饒舌・笑)
まずはこの本のテーマが述べてある。
いわゆる「白人と現地民」のような格差社会が
生まれた理由を歴史的に検証するという
なかなかに興味深い切り口から始まる。

「銃・病原菌・鉄」というタイトルは
白人が植民地を支配せしめた三大要因であるという。
面白いのは、「何故」白人がそれらを先に入手したかという視点だ。

人類の祖先誕生は、アフリカだとされる。
文明の発生には、エジプトやチグリス川流域などがある。
なのにその民がそれらに先に到達し
白人を支配するという図式にならなかったのか?
言われてみれば、確かにそうだ。

それを考察するために、時代は1万3000年をさかのぼる。
7000万年前にアフリカで人類の祖先が誕生して以来
気の遠くなるような時を経て
アメリカ大陸にもヒトが住み始めた頃である。
ここが「支配と支配されるもの」分岐点だと、著者は語る。

ポイントは、農耕である。
狩猟民族から農耕民族に変わるという事が
文明にどれだけの影響を及ぼすかという作者の理論が
ほぼ10章を使って展開されている。

話は農耕だけでなく、品種改良や家畜にも及んでいる為
全体のまとめ先がちょっと遠いのだが(笑)
世界史の冒頭ともいえるこの時代が
後世に影響を与えるものだったのかも知れないと考えると
改めて目を見張る思いである。

面白いと思ったのは、文明が進む速度である。
先日洗面器でヤギごはんを紹介した際に
南北縦断と西東横断コースが出てきたが、まさにあれだ。
文明は西から東へは早く進むが、北から南へは遅くなるのだそうだ。
単に気候や地形的な問題なのだが、成程、納得である。

他にもポリネシア諸島における実験で(検証というべきか)
国マニアで周辺の国々の話が出ていたので
島で文明にはっきり差があるという結果が、非常に興味深かった。
なんとなく読んだ本が、点と線で繋がるのは楽しい。

上巻ではタイトルから「病原菌」について触れている。
家畜を飼う事によって発生する病原菌は
やがて長い年月を経て、その民族に抗体を作る。
植民地でもっとも多くの原住民を殺戮したのは
銃でも鉄器でもなく、この「病原菌」なのだ。
確かに、文明を手に入れた故の「武器」と言える。

本のテーマとしては4・10章を読めば意味は掴める気がするが
9章の「家畜に向き不向きの動物」など関連話も面白く
内容は非常に読みごたえがある。
が、1つの検証にいろんな例示を持ってくるのが
分かりやすくもあると同時に、少々冗長な印象が無くもない。

取り敢えずは、楽しみに下巻を読もう。

個人評価:★★★


十二国記の新刊が、夏にいよいよ出るらしい!
ってんで新潮社のサイトに行こうとしたら、いっぱいで見れない。
みんな待ってたんだねえ…。(シミジミ)

ところで「魔性の子」が
新潮社版で加筆してあるって知らなかったよ!
しかしその為に買うっつーのもなあ…。
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