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とりあえず毎日本を読んでいるので、そろそろ脳内と本棚を整理してみようというココロミ。

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戦国武士の合戦心得

歴史・時代小説ファン必携 【絵解き】戦国武士の合戦心得 (講談社文庫)歴史・時代小説ファン必携 【絵解き】戦国武士の合戦心得 (講談社文庫)
東郷 隆 上田 信

講談社 2004-10-15
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一口にいうと、戦国時代の武具・武器や戦い方の図説。
刀や馬に載せる鞍などの各部名称がキチンと書かれており、
歴史スキーも自己満足の1冊なのだが、
時代考証的な合戦ネタも含んでおり、なかなかに楽しい。

テレビの時代劇などは、そもそもがフィクションだ。
例えば江戸の女性が鉄漿(おはぐろ)をしていたからといって
忠実にやったら子供が泣き出すだろう。
実際数年前、NHKの「平清盛」で画面が汚い発言があった。
テレビや映画は、あくまで娯楽なのだ。

本書は①日本刀②合戦③槍と弓④大砲と火縄銃
⑤戦場での目印・音⑥首実検と切腹⑦女武者と船戦 …の全7章。
これらで見えてくる「実際の合戦」が面白い。

例えば。
鬨の声と共に敵陣へ飛び込んだ武将が
袈裟懸けに刀を振り下ろすと、敵方が血飛沫をあげて倒れる──
いかにも時代劇であるあるな見せ場だが、
ありません。

実際のところ、合戦で刀メインで戦う武将はいない。
そもそもあの防御力の高いヨロイを切るなど、
よほどの剛の者か斬鉄剣でもないと無理だろう。
じゃあどーやって戦うのかと言うと
ヨロイの隙間を狙ってえいやっと突き刺すのである。

割とコスいカンジである。
少なくともテレビの見せ場としては、残念なカンジだ。

突くなら槍の方が適しているし、
そもそも弓と言う飛び道具があるのだから、そっちを使えばいい。
実際、戦場では槍や弓による死傷者が高く、
刀による者は多くないのだそうだ。
だが絵的に刀がカッコイイから、刀を使うのだ。

例えば。
馬上で切り結ぶなんて、それどんなシルクドソレイユですかって話である。
実際は組討ちと言って、馬から相手を引きずり落とし
地上で組み伏せて小刀でトドメを差すのが通常だ。
槍も実は突くより、上から叩いた方が相手を攻めやすい。
三間槍と言って、6メートルを超す長槍もあった。

そんなモン出てきたらお茶の間で吹いてしまうので
テレビではカッコイイ長さにカットされているのだと思われ。(笑)

例えば。
「出陣じゃーー!」と言う声と共に、颯爽と進む軍勢。
…とコレも出発するまでにこまごまとした儀式があるのだが、
面倒くさいのか余りテレビではお目見えしない。
将は戦う前に栗を食ったり昆布を噛んだりせねばならず、忙しい。
キンチョーしてステンと落馬したりしたら、やり直し。
が、落馬にも右から落ちるのと左から落ちるのでは吉凶があるのだそうだ。
将のプレッシャーぱねぇ。

例えば。
死屍累々の戦場──、寝そべるエキストラの皆さん。
これを史実に沿ったら、首なしの身体がゴロゴロ転がり、
その首を腰や槍につけ、歩き回る武将まで再現しなくてはならない。
時代劇が一気にR15になってしまう。
またこの討ち取った首級の形相にも、吉凶があったとか。
縁起のいい生首ってどんなの。

…などなど、別に時代劇のあげ足を取る訳ではなく、
娯楽としての努力が伺われて、面白いのだ。
逆に刀ではなく、弓や槍を用いた合戦などを見ると
おおー!時代考証さん頑張ってんな!!と楽しくなったり。
ちなみに刀を抜いたときのチャキン★という音は、本来鳴らない。
鳴ったとしたら、それは目釘の緩んだ整備不良の刀である。

合戦の活躍シーンの形式美に
一人コッソリほくそ笑む為の1冊。(それもどうよ)

個人評価:★★★★


蛇足。
「刀は2~3人斬ると、脂で切れなくなる」という説が
ウソかマコトかと言う論争をよく見るが、コレは載ってなかった。

個人的に信憑性あるかなと思ったのは
 ・急所だけを斬るような使い方なら、かなり使える
 ・骨を断つとやはり影響がある
 ・少なくとも血や脂がつくと
  摩擦やぬめりで刀が扱いにくくなり、威力は落ちる
 ・そもそもが何体もの人体を骨ごと断つような使い方はしない
  斬るものではなく、刺す武器だからだ
  居合い切りや切腹の介錯などは対象が静止しているから、また別の話なのだ

スバッと斜めに切り下ろす印象は、恐らくドラマの影響ではなかろうか。
忠臣蔵で有名な朝の内匠頭も、切るんじゃなくて刺してたら結果は違ったろう。
それだけ衝動的な行動だったと分かる。


妹の黒歴史。



イヤこの構図は、明らかに最初から顔しか描く気がなかったろう。




大ニュースを手紙で送る妹。飛脚か。




ホムンクルスか。はたまたインドあたりの神か。







ウチはきょうもへいわです。ばーちゃん。
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