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とりあえず毎日本を読んでいるので、そろそろ脳内と本棚を整理してみようというココロミ。

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嘘つきアーニャの真っ赤な真実

嘘つきアーニャの真っ赤な真実 (角川文庫)嘘つきアーニャの真っ赤な真実 (角川文庫)
米原 万里

角川学芸出版 2004-06-25
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ロシア語同時通訳者であった米原さんは
日本共産党幹部だった御尊父の赴任で
9歳から14歳の少女時代をチェコスロバキアで過ごされた。
そこで旧ソビエト学校に通い、グローバルな交友関係を育む。

そこで得た3人の友を語ったエッセイ。
日本人の「マリ」とギリシャ・ルーマニア・ユーゴスラビアの友が
故国を離れてもなお色褪せない母国への想いと
冷戦時代の複雑な環境を過ごす姿が描かれている。

エッセイながら、まるでフィクション世界のようだ。
それは恐らく、日本の小中学生とかけ離れているからだろう。
周囲が海でほぼ単一民族という特殊な環境に居る私達は、
「国境」というものを肌で感じることが少ない。
せいぜい関東・関西間の仁義なき戦いをみるくらいである。

年端のいかない子供でも、これだけの愛国心と
政治と国際関係への観察眼が芽生えるのかと、目を見張る思いだ。
否、それが当然なのだろう。
言葉も宗教も習慣も違う50ヶ国のクラスメートの中にあって、
互いを理解することは国を理解することでもある。

ある意味では、子供だからこそできる
本当の意味での国際交流なのかもしれない。
授業やニュースを知るためのものではない、
純粋な「客観視」を羨ましいとも思う。

また非常に面白いと感じたのは
内からみた「社会主義国」という生活だ。
どうしても「貧しい」「危険」などという印象を抱きがちだが、
「マリ」からみた日常的な長所にはっとさせられる。

たとえば才能を持った人間というのは
妬みや僻みといった注目の的になることが、多々ある。
が、社会主義国は「富を分配する」という思想から、
「人の才も共同財産であり、喜ぶべきもの」と考えるのだそうだ。
無論、学校という場所がらそれが顕著だったのかもしれないが、
純粋に「社会主義」という思想がそういうコトも含むのだと、
ちょっと目からウロコが落ちる感慨があった。

さておき、本書の話。
三編の話で一番心に残ったのは、ユーゴスラビだろうか。
ユーゴスラビアと聞いて一番に思い浮かべるのは
個人的にサッカーである。

ユーゴスラビアはかつて、サッカー強豪国だった。
ピクシーの愛称で有名なストイコビッチが、この代表だった。
この時、最後の代表監督を務めたのが、あのオシム監督である。
内戦と独立でいまやこの国は存在しないが、
セルビア、クロアチア、スロベニア、モンテネグロ、ボスニア・ヘルツェゴビナ、
マケドニアとして新たに国の代表チームとなっている。

2014年のW杯では、旧ユーゴから2つの国が予選を突破した。
政情が安定してきたのだなあと見守りつつ、
今まで「独立」というものを漠然と受け入れていたが、
本書でふと、独立とは何なのだろう、と思った。

ヤスミンカは自分がボスニア人だという自覚は無く、
ユーゴスラビア人という愛着と記憶があるのだと語った。
それは、そうだろう。
自分の生まれた環境と権利が
当たり前に続くことこそが「幸福」なのではないだろうか。

それが出来ないから、「独立」するしかなかったのだ。
少なくとも、人々は「戦争をしたかった」訳ではない。
「国家の意」であり、「国民の総意」ではなかったはずだ。
なぜ国民はこんなにも「国」に翻弄されなければならなかったのだろう。
50ヶ国もの国の子供たちが、同じ建物の中で互いを認めてあっていたのに。

「リッツァの夢見た青空」
「嘘つきアーニャの真っ赤な嘘」
「白い都のヤスミンカ」というカラーは、ロシアの国旗の色となる。
それは米原さんにとって、社会主義国の中にあった
平等で幸福な楽園の象徴なのかもしれない。

個人評価:★★★★★


メモ。
・ネットでよく見る「人体で通常時より6倍になる器官を答えよ」
 の元ネタがこの本だと初めて知った。
 答えはモチロン瞳孔ですよ。

・社会主義国をぐぐっていて偶然知ったが
 日本は「世界で唯一成功した社会主義国」と言われるそうだ。
 「日本型社会主義」でマルクスとかとはまた違うのだが
 ちょっと面白いと思った。いずれなんか本読んでみよう。



ばーちゃんの家を整理するのも、今回の帰省目的だったのだが。





おかげで業者に頼んで、
家にある不用品を丸ごと捨ててもらうというコトが出来なくなり
ちまちま整理していくことに。(まあ他にも理由があるんだけど)
ホント、えらい置き土産やで。でも多分絶対ナイ。



カネにはならんが、まーコレに相当笑わせてもらった。


 ※幼稚園当時の手紙、というかラクガキ

■多分「しょうろうばった」と書きたかったのだと思われ。


手紙でも何でもない。
虫ヲタクが思いの丈を綴っているだけである。
一応花も描いていたが、なんでか「さふらん」とある。
なんでそんな幼児受けしなさそうな題材を。



ちなみに200円はなくなってたので、ばーちゃん使ったんだろう。(笑)
が、その後発掘した妹の手紙の方が、破壊力大きかった。

続く。
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