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とりあえず毎日本を読んでいるので、そろそろ脳内と本棚を整理してみようというココロミ。

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洗面器でヤギごはん

洗面器でヤギごはん (幻冬舎文庫)洗面器でヤギごはん
石田 ゆうすけ/幻冬舎





by G-Tools


2013年に読みたい本リストから、さっそく一冊読了。
帰省前に立ち寄った本屋で、たまたま遭遇。幸先良し。

本書は7年半をかけて、自転車で世界縦横断した旅行記だ。
アラスカを出発し、そのまま北米から南米を縦断した後
ロンドンに飛んでアフリカの喜望峰を目指す。
そうしてまたロンドンに戻り、アジア大陸を横断するという
思わず溜息が出そうな行程だ。

だがこの旅行記が他のそれと違うのは、
インパクトのあるタイトルは通り、視点を「食」に絞ってある点だ。
故に7年半・9万5000キロという途方もない行軍が
350ページの中に勿体ない程アッサリと詰まっており
つるりと喉を通ってしまう。

治安や言語の壁を越え
時には寄生虫や生水とも戦う作者の芸人根性(笑)とは裏腹に
その視点は細やかで、食べ物の描写は繊細である。
「美味い」「不味い」という形容詞を使わずに
その色と匂いまでも伝わってきそうな程に鮮やかに
時には汚らしく、読者の五感に訴えかけてくるのである。

「食」によって土地に触れるというその方法は
単純に見えて深いと思う。
ふと、「産土(うぶすな)」という言葉を思い出した。
産土とは、土地の守り神のことだ。

昔、マクドナ●ドでバイトをしていたことがある。
マニュアル通りに作るから、万国共通の味になる筈だが
アメリカに旅行時に食べた味が違うのに驚いた。
ほっくり芋の味がして、冷めても美味い。
多分だが、ポテトが違うのだ。
アメリカの気候と土壌で育ったポテトだから、あの味になるのだろう。

某友人がパリのマックシェイクが美味かったと絶賛していたが
成程、本当だったのかもしれない。
話の例えが貧乏臭くて申し訳ないが(笑)
旅行先で食べるものが美味いのは、気分の所為だけでなく
その土地の土壌が、水が、空気が作った作物から
すべてを体内に取り込むからなのかもしれない。

印象深かったのは、ヨーロッパからウズベキスタンに入るくだりだ。
それまで異国文化に溢れていた食べ物に、「うどん」が出てくるのだ。
無論、日本のうどんとは違うし、日本はまだ遠い。
だが歳月と距離を経て、触れた「アジアの片鱗」に
作者の胸が熱くなるさまに、こちらまで感極まりそうになる。

文章力の所為だけではない。
その細やかな視点を通して、見たこともないその国に
作者の感じた感動までご相伴にあずかることができる。

この本を出す前にも、他に旅行記を出されているらしい。
ぜひこちらも読んでみたいと思った。

個人評価:★★★★


帰省中、連日スキヤキやらしゃぶしゃぶやら
普段食べつけないものを食べていた。

海外に行っても、日本食が恋しくなるタイプではないし
東京に来て味付けが濃いのもその内に慣れたのに
何やら今回は胃がすっかり疲れてしまい
帰ってから飯と味噌汁と漬物ばかりを食い続け
やっとこさ調子が戻ってきた。

成程、自分の身体を作っている「何か」は
どうも料金メーター制であるらしく
一定金額を越すとハングアップしてしまうようだ。

むぅ、便利なのか不便なのか…。


>拍手コメントいただいた方
おひさしぶりです(笑)。
女牢にはいる話!そうそう、あれとかは本当に
藤沢先生だなあって感じしますよね!

おお、「よろずや~」はまだ未読です。
今度読んでみます!

拍手いただいた方も、ありがとうございました。
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