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ルルドへの旅

ルルドへの旅 - ノーベル賞受賞医が見た「奇跡の泉」 (中公文庫)ルルドへの旅 - ノーベル賞受賞医が見た「奇跡の泉」 (中公文庫)
アレクシー・カレル 田隅 恒生

中央公論新社 2015-10-23
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宗教関連の本が好きでたまに読むのだが、
コレはソコに分類していか微妙だなあ。
サブタイトルは”ノーベル賞受賞医が見た「奇蹟の泉」”だが
ノーベル賞と関係あるようなないような。

本書をざっくり説明すると、
そもそもの「ルルドへの旅」という作品と、
この作品を「どう読むか」という訳者の解説で成っている。
だが「こう読め」という導きではなく、
あくまで作者や歴史の背景が書かれたものだが。

「ルルドの泉」とはフランスとスペインの国境、
ピレネー山脈にある泉で、カトリック教会の巡礼地だ。
150年前に聖母マリアが降臨したと言われ、
その水で「医学的な説明がつかない」とする病の平癒、
つまり「奇蹟」が起こるとされる。

まあソレだけ書いたら当然、眉唾モノだ。
自分自身、宗教の話は好きだし
神という存在に祈る姿は美しいと思っているのだが、
「コレが奇蹟です!」って言われると、
なんか目からなまあたたかいビーム出るっつーかね。(笑)

が、この「ルルドへの旅」を書いたアレクシー・カレルは
後にノーベル医学賞をとる人物で、
むしろこの手の話を科学的にタネ明かししたい側の人間なのだ。
このルルドへの巡礼に医師として付き添い、
目にした奇蹟をやはり「説明することが出来ず」に、
この作品を書いたという。

が、それをドキュメンタリーではなく、
自分の名前をひっくり返した登場人物に仕立て、
まるで「小説」のように綴っている。
科学と奇蹟の狭間で揺れるイシャゴコロ(なんだそれは)のように
それは曖昧な読後感を伴う。

また訳者によってカレルの来歴も語られているのだが、
これがまた興味深い。
彼は30歳くらいで「ルルドへの旅」を書き上げたのだが
結局、生前にこれを発表することはなかった。
抗生物質、臓器移植など現代治療に繋がる研究と、
特に血管縫合の卓越さから「血管外科の父」などと呼ばれる。

「奇蹟」とは超自然的な不思議現象のことだが、
ある意味では現代は、多くの奇蹟が起きている。
科学しかり医学しかり、過去に不可能だったことが可能に成った。
外科=悪い部分を切除することだった時代に
カレルの「復活させる医療」そのものが「奇蹟」だと言える。

それがルルドの奇蹟を見たが故の発想だったのか、
そこまでは書かれていない。
ただ離れていた宗教へ、信心を戻すきっかけになったと言う。
丁度カレルは、大戦を生きた世代である。
第二次大戦の折は、ドイツ支配下になったフランスで
優生学においてナチスに近い思想もあったとある。

奇蹟とは何なのか。
それは奇跡を信じるかという問いにも繋がる。
自分は多分、信じる方ではない。
だが人や場所というピースを繋げたその版図に
人間には見えない大きな存在が絡んでいるような
そんな思いに囚われる時はある。

読後感がどこに落ちるかは、人によるだろう。
大きく感銘を受けたとかではないが、
何かこう、解決の無いミステリーを読んだかのような
奇妙な心持ちにさせられた。

個人評価:★★★


ホネツイートまとめ。

■紙屑でホネ。


「仕事なんかこうじゃあああああ!!」
先週までめっちゃ忙しかったので、その想いをブツけたホネ写真。


■パソコンでホネ。


エベレスト 神々の山嶺読んでた時に思いついたネタ。
登山と遭難が一体化してるよねコイツら。


■お花でホネ。


親指姫って結局、言い寄る男たちからイケメン選ぶ物語なんだよな。
色んな意味でメルヘンとリアルが一体化下ネタ。


■タブレットでホネ。


「…オマエの足跡、なんかヘンじゃね?」


■うるう年でホネ。


「もう2月も終わりかよー。はやいなー」
「…コレがホントの3月バカってか」
そういやもうすぐエイプリルフールだなあ。

ホネ癒されるよホネ。
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