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とりあえず毎日本を読んでいるので、そろそろ脳内と本棚を整理してみようというココロミ。

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開かせていただき光栄です

開かせていただき光栄です―DILATED TO MEET YOU― (ハヤカワ文庫 JA ミ 6-4)開かせていただき光栄です―DILATED TO MEET YOU― (ハヤカワ文庫 JA ミ 6-4)
皆川 博子

早川書房 2013-09-05
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結ぶを読んで、もう1冊読みたいと思っていた皆川さん。
やー、ストーリーだけでなく題材からして面白かった。

舞台は18世紀末のロンドン。
まだ「病には悪い血を抜く」というような治療が行われていた時代だ。
さる病院の外科医とその弟子5人は
正しい医学のためには解剖が不可欠として
私的な解剖教室を開いていた。

その為には、「内密に」死体を買うこともある。
そうして手に入れた6ヶ月の妊婦の解剖を行っていたが
突然の警察の立ち入りに死体を隠した。
が、そこから見知らぬ死体がもう2つ出没することとなる──

冒頭はどっと登場人物が出て来て読み辛かったが、
それが頭に入ると、もう読者は皆川女王様の掌の上。
病院・判事・謎解きの過去の話がかわるがわる語られるのに、
たちまち引き込まれてしまう。
歳は関係ないのかもしれないが、80を超える作家とは思えない程
「生きた生々しさ」に舌を巻く。

解剖にイギリスとくればジョン・ハンターが思い浮かぶ。
「実験医学の父」「近代外科学の開祖」とも呼ばれ、
解剖のために裏では遺体を調達していたという奇人で
「ジキル博士とハイド氏」のモデルになったとも。

なのでてっきりマッドサイエンティスト的ホラーを想像したのだが、
読み終わってみれば意外や意外にスッキリ味。
いやまさか正統派推理小説だったとは。
「猟奇的なお話だと思った?おほほ」
と皆川女王様にしてやられた感も、また心地いい。

ミステリ要素だけでなく、当時のロンドンというごみごみした空気に、
そこでごった煮になった社会や身分という戒律、
当時の医療という歴史がリアルで、読んでいて楽しい。
エンタメ小説にとどまらない奥深さに
「勉強させていただいて光栄です!」と頭を下げたくなる。

逆に表紙の耽美ともゴシックとも見えるグロさに
肩すかしと感じる読者もいるかもしれない。
確かに「犯人」の結末には
もう少し踏み入って欲しいかなと思わなくもなかったのだが
心配無用。ちゃんと「続編」が出ているらしい。

ストーリーを病院側の視点で読む為、
本来は取り調べる側が「嫌なヤツ」になるはずなのだが、
この盲目の判事がチョーかっけぇ。
推理小説シリーズの主人公格だぜこりゃ。
続編に出てくるといいなー。

イヤもう今回も参りました女王様。
まさにこの本、「開かせていただき光栄です」とも!

個人評価:★★★★


先週の日曜の昼から、帰省した。
ばーちゃんの葬儀だ。







急過ぎて涙も出ない。
とるものも取り敢えず、新幹線で帰る。







原因は入れ歯。
死に顔を整えるために最期は入れることが多いのだが
ばーちゃんはどうも口にフィットしないからと
下の歯を捨ててしまい、上だけしかなかった。
大変な出っ歯の出来上がり。シェーッ。

顔かけを取るたびに弔問に笑いを取るばーちゃん。ホント卑怯。



人によっては不謹慎なネタかもしらんが、
ウチは笑って見送りたいスタンスだったので
遠慮なくお読みくださいまし。

まだ続くよ。

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