ちるらんの新刊を買いに行ったのだが、本屋で思わず衝動買い。
猫もジーサンも大好物の自分に、このタイトルが見過ごせるかあっッッ!!
タイトルそのままに、ねことじいちゃんの生活。
2年前に奥さんが無くなってから、
タマ(♂・10歳)とふたりで暮らす大吉さん(75歳)。
場所はどことは書かれていないが、海が見える坂道の多い、
じーちゃんとばーちゃんとねこがたくさん暮らす町。
郵便屋さんが配達をしながら、老人たちの安否を確認して
軒先や玄関で話し込んでいったりする。
淡い絵柄そのままに、ほわほわした空気がページから流れる。
駄目だもう手がプルプルする。タマさんがイケメン過ぎる.。
まずデブい。(※デブ猫専の高ポイント)
ウェストの無いむっちむちのカラダに尖ってないアゴ。
丸い背中も饅頭のような尻もタマらん…!
カワイイだけじゃない。
猫が猫たる所以の「厚かましさ」も兼ね備えている。
大吉さんを下僕とし、あまり役に立たないという。
散歩も一人で行けないから、ついて行ってやるのだと。
なのに留守番を申しつけられたタマが、玄関で大吉さんを睨む。
「まさかおいていくんか?」「おいていくん?」「つれてってーや」
_(:3」∠)_ジタバタ_(┐「ε:)_※床を転げまわる図
土地のモデルは瀬戸内周辺なのであろうか、
タマは関西弁らしき方言を操るのである。
めんこいめんこすぎるけしからんめんこすぎる。
デブ専ツン好き方言萌えの荒ぶるハートをどうしてくれる…!
タマだけではない。大吉さんまでイケている。
波平さんから天頂の毛を抜いたようなそのお姿に
余りにフィットするステテコ・スタイル。
「タマさん」と呼ぶあたりも紳士である。
オマケに奥さんの手料理を忍ぶ、自炊できちゃう男子である。
タマの台詞は文字になっているものの、
恐らく本当に喋っている訳ではない。
けれど大吉さんはタマに話しかけるし、タマはそれに応える。
それが噛み合う時も噛み合わない時も含めて、
互いが生活、そして人生の一部分になっていることが分かる。
いやもうとにかくタマさんがタマらん。
いただきもののエンドウ豆をすんすんと嗅いで
「まちがいなくエンドウ豆ですわ」と報告するドヤ顔とか。
ウチもよく洗濯機の排水溝をじーっと監視しては、
「今日もちゃんと動いとるで」と満足そうに報告してきたものである。
自宅警備員なんだよなぁ、猫って。
だからタマさんにとって、大吉さんもまた
下僕であり座布団でありエサ出し機であり、
また監視してやらねばならない対象なのである。
そのエピソードがちょこっと語られた話は、思わず目頭が熱くなった。
猫だなあ、って思った。
四季を巡る日常の一つ一つが、あたたかくて、愛しい。
癒されるのに、苦しい。
なんというデブ猫専ロウジンスキーテロ。
ふおおおデブ猫をもふりたい!
ジーサンのハゲ頭を撫でくりたい!(やめてあげて)
変質者になる前に、早く続巻たのむ…!
個人評価:★★★★★
自分の画材はもっぱらワードである。
フォトショやなんかも使うが、簡単な絵はコレで描く。
ワードには図形を描画する機能がついているが

フツーに書くとこーゆー面白くもなんともない図形が出来る。

が、これを変形させてチョメチョメすると、こんなコトもできる。
この工夫が面白くてハマった。

ともあれタマさんがあんまりかわええので、
それっぽい猫をワードで描いてみる。
■「曲線」で描いただけのもの。

うーん、なんか線が固いなあ。もっとやわらかいカンジにしたい。
■線を変えてみる。

うん、ちょっとそれっぽくなったか?
■模様を付けてみる。

色や線が均一になってしまうのが欠点だなあ。
この辺、やっぱり手書きやお絵かきソフトにはかなわないのだ。
■完成図。

ねこまきさんの絵はもっとかわええので、ぜひ実物をごらんくだしゃあ。
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