プロフィール

はるほん

Author:はるほん
とりあえず毎日本を読んでいるので、そろそろ脳内と本棚を整理してみようというココロミ。

カレンダー
プルダウン 降順 昇順 年別

07月 | 2017年08月 | 09月
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -


twitter
検索フォーム

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
-

Comment

Comment Form

Comment Form
管理者にだけ表示を許可する
-

Trackback

Trackback URL

807

城塞 (下)

城塞 (下巻) (新潮文庫)城塞 (下巻) (新潮文庫)
司馬 遼太郎

新潮社 2002-04
売り上げランキング : 18573

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


城塞(上)
城塞(中)
最後の巻は大坂夏の陣。

家康の謀略により、城塞としての機能を失った大坂城。
堀の無い、裸城──。
野戦に打って出るしかないが、
冬の陣では10万人と言われた豊臣勢は、夏の陣で半分となる。
対して幕府軍は10万人以上とも。

豊臣への恩と徳川への恩に揺れていた武将心は、
そろりそろりと「今のオトコ」に傾いていた。
秀頼がデキる男かそうでないのかイマイチ不明な上に、
淀君という最強のモンペがもれなくついている。
更に「最後の砦」である城も無い。
ま、現代でも家付カー付ババア抜きがいいって言うもんな。(笑)

そもそも秀頼が読みたくて手を出したのだが、
スポットライトを浴びて突っ立っている役者のようで、居た堪れない。
他にも多くの「次世代」たちが出てくるのだが
誰も父という「亡霊」を越えられない。
あの幸村ですらも、だ。
秀忠に至っては、まだ目の前に父(家康)がいて
自分を押しのけて指揮を執っているのだから始末に悪い。(笑)

司馬先生がわざとそう描かれたのだろうが
この戦には「一体感」というものが、まるで無い。
上っ面だけの正義だと理解しながらも
保身のために諾々と従っている幕府軍。
栄華の夢から醒めない淀君と、武士として散ることだけを願う豊臣勢。

決して相容れない敵ながら、戦という輪郭を見ているのは、
家康と幸村だけと言っていい。

何十万という人員が動きながらも、その戦いはどこか薄っぺらい。
盤上の駒を動かしているだけの家康が、薄気味悪い。
終局まで読み切っている家康の底知れなさが。
だが幸村は最後の最後まで盤上を荒らし、遂に王手までかけるのだ。
──が、夏の陣は僅か3日で終局を迎える。

勝敗というよりは、ただ「崩れた」という感がある。
大坂城だけでなく、武士と言う時代すら瓦解させ
彼らをサラリーマンに変えた家康の作戦勝ちであろう。
こうして戦乱という時代は潰え、
武士たちは「平和」な時代を歩いていくこととなる。

 夏草や 兵どもが 夢の跡/松尾芭蕉

この260年後に幕府は政府軍を前に、
全く同じ無力を晒すのだと思うと、これも感慨深い。
時節柄、どうしても大河「真田丸」に繋げてしまうのだが
大坂城をめぐる人間模様をどう描くのか、非常に興味がある。
ただの「幸村の英雄譚」でないものを、見てみたいと思う。

事実、「カッコよすぎるモブ」から幸村は後世英雄となったが
後藤基次や毛利勝永、長宗我部盛親や明石全登と
獅子奮迅の活躍をした者は他にもある。
塙団右衛門なんていうコミカルなキャラもいる。
また幸村が敵方に子を預けるエピソードなんてのもある。

大河の全容、また小ネタ集としてもオススメだ。

個人評価:★★★★★


ese.png

そんな訳で話し言葉としての関西弁を
独特の語彙・省略形・変化形が多いことから
 →リズム重視の方言というハナシをしたのだが
別枠として「ウケ狙い精神」が根底にあることが
関西人たるユエンではあるまいか。

「関西人の方が面白い」という意味ではないので、誤解なきよう。
関西にもスベる人はいるし、つまんない人間はいる。
が「オモロイ人間」のステイタスが、他地方より高いのだ。
逆に言うと、「オモロない」コトへの恐怖がある。
そこに「ノリ」というものが発生する。

栗山米菓 ばかうけ青のり 44枚入栗山米菓 ばかうけ青のり 44枚入

栗山米菓
売り上げランキング : 11744

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


関西の笑いはノリで作られている、と自分は思っている。
ボケツッコミはその典型だ。
が、このノリは互いの「ノったるでー!」という心意気から成り立つものであり、
冷めた目でみるとものすごいアホっぽい。
関東で関西ギャグが通じないのは、まさにコレ。

そして関東、というか江戸の話になるが、「口上」というものがあった。
「恐れ入りやの鬼子母神」「オシャカサマでも気が付くめぇ」
「大したもんだよカエルの小便 見上げたもんだよヤネヤのふんどし」
みたいな、言葉に景気を付ける物言いだ。
関東の笑いのルーツは、ココにあるんじゃないかと思う。

ごめんそうめんひやそうめん―おどろきもものき!つけたし言葉ごめんそうめんひやそうめん―おどろきもものき!つけたし言葉
ながた みかこ どい まき

汐文社 2008-12
売り上げランキング : 1393754

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


関東は、ダジャレや語呂合わせという言葉遊び。
関西は、相手との掛け合いという機転や機知。
なのでお互いの笑いがツボらない。
いまでこそテレビを通してその垣根は低くなったが、
流行語的な決め文句は、どちらかと言えば関東風だなと感じる。

関西に「漫才」はあるが、関東のテレビで見ることはほぼ無い。
会話だけの「ノリ」が東では受け入れにくいのだろう。
そのかわり「コント」という、状況付きの漫才が普及している。
関西にも吉本新喜劇というものがあるが、
何となくあれはコントとノリの中間かなあと思ったり。

20160122-1.png

こーゆー環境でこーゆー子供も出てくる。

20160122-2.png

いや、一番言いたいコトはこっからなのだ。

その「ノリ」をみて、関西のギャグと言うのは
相手をクソミソにオトすことだと勘違いする輩が結構いる。
確かに言う。
家族なんかネタのために存在するようなものだ。(笑)
が、それは相手と信頼関係ができているから言えるのだ。

■実際にそーゆーのがいた。
20160122-3.png

が、踏み込んで欲しくない訳ではないのだ。
オイシイとこを逃されるほど、関西人に悔しいことは無い。
「なんでそこツッコまへんねん!!!!!」というヤツだ。
とかく言葉にしろ笑いにしろ、関西人は扱いにくいと言うべきか。(笑)

20160122-4.png

関東に来た頃は自虐ネタがよくスベった。
相手にすれば浅い付き合いなのに、笑っていいのか迷うのだろう。
だが逆に関西人にツッコまれたら、それは愛だと思っていただきたい。
「なにこの人、なんでこんな失礼なこと言うの!?」と思ったら
相手が(勝手に)慕わしく思っているのだと
当たり障りのないボケツッコミでも返してやって欲しい。

20160122-5.png

そこで「あ、そーなんだ」と流すと、
また東西間に暗くて深いミゾができるから注意な。

というワケで、エセ関西弁講座おわりっ!
関連記事
スポンサーサイト
0

Comment

Comment Form

Comment Form
管理者にだけ表示を許可する
0

Trackback

Trackback URL

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

Return to Pagetop
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。