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悦ちゃん

悦ちゃん (ちくま文庫)悦ちゃん (ちくま文庫)
獅子 文六

筑摩書房 2015-12-09
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コーヒーと恋愛てんやわんや七時間半に続いて獅子文六の復刊シリーズ。
現代エンターテイメントとはまた違う
まったり昭和味がちょっとクセになるというか、
古い漫画の絵柄を楽しむようなカンジで、ちょいちょい読んでいる。

「悦ちゃん」は10歳の女の子。
3年前に母親を亡くしで父と二人暮らし、
パパと銀ブラが大好きという、チャキチャキの東京っ子だ。
頼りない、というかハッキリ言うと甲斐性ナシの父の所為か
悦ちゃんはちょいとオマセで、こまっしゃくれている。

「さっき”雨雨降れ降れ、母さんが”を唄ったね
 あの時、死んだママのことを考えていたのかい?」
悦ちゃんは、面倒臭そうに首を振った。
「雨のことを、考えてたンだよ」

どこのハードボイルドかポエマーだよお前。末恐ろしい。

が、そんな父に再婚の話が持ち上がる。
美人で知的で、その上持参金もついた相手にのぼせ上がる父。
が、悦ちゃんは大ピンチだ。
だって相手と来たら、悦ちゃんを寄宿学校に入れちまうってぇじゃねぇか。
ちぇっ、そんなママなんか、ママじゃないやい。

悦ちゃんは一大作戦を決行する。
見る目の無い父の代わりに、自分がママを見つければよいのだ。
既に目はつけてある。
オトナたちの三角とも四角ともつかぬ多角関係の頂点に
えいやえいやと懸命に綱引きを繰り広げる──

元は新聞連載の小説であるという。
さぞかし「悦ちゃん」は読者のハートを鷲掴んだろう。
ちょうど現代のテレビでいう、子役の女のコのようだ。
その一挙一動が大人たちの微笑ましさや苦笑を誘うように、
オトナゲとケナゲの配合が絶妙だ。

また、そこかしこに洒落をちりばめた軽妙なナレーション。
この作品ではないが、「いかれポンチ」「とんでもハップン」
「てんやわんや」などの言葉は、獅子文六小説が元で流行したらしい。
今でこそ昭和臭を醸し出す大衆小説だが、
現代の人気アニメや月9ドラマのような位置付けであったのかもしれない。

王道展開、ともいえる。
「正統派エンターテイメント」こその味わいと言おうか
主人公は主人公らしく、悪役は悪役らしく、
ここだっ!という箇所であやまたず来るヤマ場。
そうして待ち望んだハッピー・エンド。

それが「古い」という印象ではなく、
なにやら海外から帰って、ゴハンとおみをつけの朝食を食べたような
いいねぇ、というシミジミした読後感を残す。
全米が泣くような大盛作品ではない。
お茶碗一杯分ほどの、ほどよいエンターテイメントだ。

まぁ、それで足りるか足りないかは人によるだろうが
自分はこのレンジでチンされた復刊シリーズを、結構楽しくいただいている。

個人評価:★★★★


獅子文六は3度結婚している。
1度目は国際結婚をして娘をもうけたが、離婚。
本書は娘を連れて2度目の結婚をしたことを、「美化」したものらしい。(笑)

この結婚生活を描いた小説も出ているので
多分次はそちらを読むだろうというオカワリの予感。


思い付きで始める。

ese.png

お笑い番組が東京に進出してから、関西弁は随分とメジャーな言語となった。
ぶぶ漬け伝説の謎に書いたことがあるが
ほんの十数年前までは、ものすごい冷たい目で見られてたんだがな!
今では芸人が喋る関西弁が、東京でも定着するまでになった。
妙な違和感をプラスして。

■関西弁と知らずに喋ってるカンジ。
20160115-1.png

関西人としては左右反対に手袋を付けたように感じるのだが、
「滅茶苦茶」という言葉があるので
その変化系として根付いた新語と言えなくもない。が。

■コレは明らかに関西弁を意図してるよな。
20160115-2.png
20160115-3.png

ダウンタウンの浜ちゃんが喋っているのは
正確には関西でも大阪弁、さらには尼崎地方の言葉である。
言ってみれば、京都の舞妓さん言葉にあたる。
「●●どす」「おおきに」に見られる、強調型の関西弁だ。

飼い猫アルフィーの奇跡などで
関西弁の評を書いたことがあるが、
これらはワザとコテコテ風味に書いただけであり、
日常生活でココまで濃ゆい喋り方はしない。

関東人も言うではないか。
「関西人って語尾に「じゃん」付ければいいと思ってんだろwちげーよw」
そんなじゃんじゃん言ってるパチンコ屋みたいな人間がいたら
恐らく関東人もウザいと思うだろう。
要は芸人フレーズばかりの関西弁を聞くと、関西人も同じことを感じるのだ。


■特にコレな。
20160115-4.png

「オレ、関西弁好きなんだよね!」という人間がハマりがちな罠。
流行語大賞の影響なんかしらんが
最近のお笑い=流行るフレーズという風潮がある。
お決まりの文句のとこで笑ってくれるという芸人の甘え、
もしくは笑えばいいという視聴者の安易な図式が、どうも自分は好きでない。

「ナンデヤネン」の使用法はそうじゃない。
「こんにちは」みたいなもんで、ツッコむ前の挨拶なのだ。
「久し振りですね」とか「いい天気ですね」と会話を続けるように
その後ツッコむのが作法である。
「ナンデヤネン」だけでは、玄関に入って来て黙ってるようなもんである。

そんな訳で(どんな訳さ)でしばらく、「エセ関西弁講座」をしたい。

■個人的に考える関西弁の特徴。
 ・独特の語彙がある
 ・省略形が多い
 ・変化形が多い
 ・リズム重視の方言

異論は認める。
まあ思いついたら項目増やすってことで、この順序に話をする。

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