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新撰組血風録

新選組血風録 (中公文庫)新選組血風録
司馬 遼太郎/中央公論社






by G-Tools


父が京都の生まれなので、京都は自分のテリトリー内なのだが
新撰組はそんなに重要な「京都アイテム」でもない。
まあ、京都が観光地としてイロイロと豊富すぎる所為かも知れないが。

彼らは時流に乗れず、その波に逆らった結果
多くの命と自分たちの命まで失う結果になった「時代の負け犬」とも言える。
そういう認識だったので、実はいままで
歴史モノの中でも新撰組関連には余り興味を惹かれなかった。

それがひょんなことで新撰組屯所に訪れる機会があり
改めてこの「忠臣蔵と並ぶ義の集団」が
日本人に広く長く愛されているのだと思い至り
一度ちゃんと読んでみるべきか、と考えを改めた。

新撰組隊員の小話集。
「油小路の決闘」篠原泰之進の視点で伊東甲子太郎。
「芹沢鴨の暗殺」芹沢ーーー!(←ファンの叫び)
「長州の間者」新撰組に入ったスパイの悲哀。
「池田屋異聞」山崎烝に歴史的スクープ発覚。
「鴨川銭取橋」武田観柳斎粛清の話。
「虎徹」近藤の愛刀・虎徹は実は偽物?
「前髪の惣三郎」美男・加納惣三郎が男色に。
「胡沙笛を吹く武士」局中法度の第一の罪「士道不覚悟」を犯した鹿内薫。
「三条磧乱刃」新隊士と井上源三郎の心の触れ合い。
「海仙寺党異聞」長坂小十郎の仇討ち。
「沖田総司の恋」タイトルそのまま。( ;∀;) イイハナシダナー
「槍は宝蔵院流」斎藤一と槍師の谷三十郎。
「弥兵衛奮迅」薩摩班間者・富山弥兵衛。
「四斤山砲」永倉新八の大ボケから生まれた大砲喧嘩。
「菊一文字」発病後の沖田総司と刀。

うむ、面白い。
有名どころからそうでない人まで、さらに創作の人物も入っており
司馬先生の力もあって、どれが史実でそうでないのかわからない。

ウワサでは、「沖田総司=イケメン」というイメージも
司馬先生の作品が元だとも聞く。
天才剣士なのに幼子のように素直で、そのうえ肺病とくれば
是が非でもイケメンでいてもらわなくては困るので
決して「沖田総司 写真」などでは検索してはいけない。(震え声)

そうして新撰組の魅力が、すこし見えてきたように思った。
「国家権力の威を借りた殺戮集団」であった彼らが
こうしてさまざまな著作や史実を経て
最期まで「武士」でありたいと願い
そうして潔く散って行ったのだというコンセプトは
早春の数日間だけ咲き誇る桜のように、日本人の心に沁みる。

また江戸末期から明治というこの時代が
文献だけでなく、隊員本人や周囲の口伝で語られるという
創作とリアルの狭間にあるのも一因なのだろう。

続けて2~3冊新撰組の本を買ったので、しばらく続く。

司馬先生はさすがの個人評価:★★★★
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