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とりあえず毎日本を読んでいるので、そろそろ脳内と本棚を整理してみようというココロミ。

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仮面の告白

仮面の告白 (新潮文庫)仮面の告白 (新潮文庫)
三島 由紀夫

新潮社 2003-06
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ひさしぶりに三島文学。
ちょいちょい三島由紀夫の評を書いているが、
自分的にはドッチかと言うと苦手意識があった文豪。
三島由紀夫のレター教室のおかげでちょっとその認識が変わったので
年を経てもう一度読み直してみる。

「私には生まれた時の記憶があった」という
エキセントリックな書き出しで始まる、男の独白小説。
三島の自伝小説とも言われる作品であり、
これゆえにホモセクシャルの声も高いのだろう。
ま、別にどっちゃでも構わんが。

自分はこの作品がどうにも、太宰の「人間失格」と重なる。
似た場所に在りながら方向性がまるで違い、
三島が太宰を嫌っていたというのが、面白く感じられるのだ。
今回はストーリー云々より、コッチの話をしたい。

作品順としては、太宰の方が1年早い。
三島がコレを読み、インスピレーションを得た部分もあるんじゃないだろうか。
がなんとなく「オレもこんなのを書きたい…!」というアコガレでなく
「フザけんな!こんな情けねえ愚痴みてぇなのが小説かよ!」
という三島を発奮させるモノがあったんじゃないだろうか。

共通するのは「自分は他人とどこか違うのではないだろうか」
という不安を抱えた青年が主人公なことだ。
また両者とも、恐ろしく読者の興味というものを意識している。
太宰は芸人魂によるそれであり、
一方三島は理論に基づく計算に基づいてると自分は思う。

太宰の魔法は「下から」の攻撃に因る。
へりくだりへりくだり、卑屈な魔法陣から繰り出される
「恥の多い人生」は読者の心臓をえぐる。
「生まれてすいません」と頭を下げつつ、
ぐいぐいと読者の奥深くまで入り込んで来るのである。

同じ土俵では太宰魔法陣は手ごわいと踏んだのか、
三島は「上から」の攻撃に出てくる。
生まれた時の記憶、異性への無関心、生命への無執着──、
つまりは「カッコイイ中二」的なアイテムを揃えてくる。
が、そこに同性愛という、恐らく当時では希少だったろうアイテムで
攻撃範囲を広くすることも忘れない。

太宰と三島の違いは、「自虐」という武器の使い方だろう。
自虐を矛にガンガン突き進んでくる太宰と、
自虐を盾に周囲を固める三島と。
「曝け出してる」感が太宰の方にあるのは、その辺だろう。

三島とっては恐らく、憐憫を直接陣に書くのは外道なのだ。
あくまで「高尚な文学表現」で陣を書くことが、小説魔法の正道なのだ。
そう考えると、三島が太宰を嫌いだったというのも頷ける。
三島にとって「他者と違う」という主人公の悲哀は、
太宰の葉蔵のような道化者ではなく、孤高の戦士なのだろう。

が、自分が三島の文章が苦手だったのは、その婉曲さにある。
同性愛者でありながら、ノーマルであろうとしたりする主人公には
何やら頑丈な鎧を着込んでいるようで、内面が見えない。
またそのまわりくどさが個人的に村上春樹を彷彿とさせるのだが
そういう意味では、確かに三島は「文学」を意識した書き手とも思う。
※【参考】命売ります

が、面白いのはドチラもあくまで「小説」だということだ。
世間に自伝的小説と言われても、これらはあくまで小説であり
二人の真実でなくてもいいのだ。
角度は違えど、これらは読者を狙った二人の作品であり、
コレらと作者を重ねてしまうと言う罠に、まんまとハマってしまうのだ。

雑に言うと天然キャラで売るオバカアイドルと
正統派清純アイドルみたいなもんで、路線が違うから反目するのも無理はない。
が、やってる事はドッチも同じであるように思う。
確かに三島は太宰が嫌いだったのだろうが、
何やらこの二つの作品は、遠縁の双子のような気がする。

「人と違う」という意識は、逆を返せば
「違うべくありたい」という欲求であり、万民に共通するものだ。
それが突出したのが中二病というものであり、
これまた多くの中にある消せない黒歴史である。
コレを消さずに小説にしちゃったのが、太宰と三島だ。

似てないけど、似てるのだ。個人的に
「現世の束縛から解き放たれし
ダークフレイムマスターたち」
と呼びたい。

ついでにいうと、三島の方が病気重い気がする。(笑)

個人評価:★★★


毎日ホネってます。
先日、室内ジオラマをDLしたバージョン。

■結構堅実に生きてますホネ。
20151025-1.jpg

日常的なことを何やらせても発生する違和感がかわええ。
ホネかわいいよホネ。


■グダグダ感も堪らない。
20151025-4.jpg

「やっぱ畳っていいよなー」
「そやな」
「昔から畳の上で死にたいっていうもんな」
「スケルトンジョークやめい」


■裏側に学校バージョンも印刷した。
20151025-2.jpg

ていうか家具が何もないから
和室バージョンはゴロゴロさせるしか芸がない。(笑)


■学校と言えば。
20151025-3.jpg

まあ学校でもまだ、こんなネタくらいしかできないのだが。


■学校と言えば。その2。
20151025-5.jpg

「…あの、センパイの第二胸骨が欲しいんです」
「困ります」

なかなかそれっぽいカンジに撮れた。(撮れてないよ)


まあそんな訳でホネホネしい毎日を送っている訳だが
ついにこじらせてこんなコトに。


■着工。
20151025-6.jpg

家作りはじめちゃいましたよ、このヒト。
つづくー。
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