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とりあえず毎日本を読んでいるので、そろそろ脳内と本棚を整理してみようというココロミ。

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ある男

ある男 (朝日文庫)ある男 (朝日文庫)
木内 昇

朝日新聞出版 2015-10-07
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個人的に好きな作家・木内さん。
なんか読んでいて心地がいいと言うか、
文字からその世界にするっと入りこまされてしまう
水のような静かさと浸透力、そして深さがある。

今まで拝読した作品では、幕末や維新や戦後など
混沌時代を描いた作品が多い。
だがそのメジャー歴史の中に深く入り込んだ──、
というか、見過ごしてしまいそうな人の心の動きを
丹念に洗い出していくようなマイナーさも持ち合わせている。

まるでまだ知らぬ歴史を見たような、
静かな印象がぽつりと水滴のように、心に落ちる。

──明治維新。
全てが一新した日本という新国家の、
目まぐるしい変化と目覚ましい驀(ばく)進を
「ある男」という名もなき人間の視点からみた7つの短編集。
「男」は全て違う人物だ。


元ネタは「尾去沢銅山事件」。維新後のどさくさに紛れて
新政府が東北の銅山を召し上げてしまったことから
当時大蔵省相当にあった井上馨に、坑夫が直談判を志す。
食違坂
元ネタは岩倉具視の暗殺未遂事件。
犯人は数日で捕縛されたが、その取り調べを担当した警察官は
犯人の愛国の想いを、ただ出世のためにだけ耳を傾ける。
一両札
幕末志士であった雲井龍雄の志を継ぐために
偽札を作ろうする残党の計略に、細工物屋をしていた爺が引き込まれる。
本書の中で、コレが一番好きかな。
女の面
元ネタは「梅村騒動」。当時高山県とされた飛騨地方にきた
改革派の県知事・梅村に反発した農民たちの騒動だ。
代々土地の郡代をしていた男が、役人として生き延びる苦悩を描く。
猿芝居
元ネタは「ノルマントン号事件」。和歌山沖でイギリスの船が沈没した際、
白人は全員助かり、日本人が全員死亡した事故だ。
鷹揚に生きてきて役人になった男は、その後始末を担当することになる。
道理
元ネタは「福島事件」。会津地方の自由党民や農民が、知事の圧政に反抗した事件。
話としては「女の面」と似ているのだが、会津と言う幕末に縁深い土地と、
自由民権運動という時代の波が色濃く描かれる。
フレーヘードル
国会開設という、自由民権運動の一区切りを描く。
ずっとその手の運動から己と目をそらしていた男が
ある檄文を読み、国会開設という使命を見いだす。

もしこの歴史観を気に入ったなら、
作者の漂砂のうたうを是非合わせて読んで欲しい。
同じく市井からみた「御一新」の物語であり、
決してどちらも明るい読後感ではないのだが
「歴史のもう1つの見方」が、胸にズシンと響く。

鎖国が続くものでなかったことは、現代から見れば一目瞭然だ。
その過程があったからこそ、今の自分達は在る。
政府からみれば国を導く一大事業であり、絶対の正義だ。
事実日本は極東の辺国から、列強の仲間入りを果たすまでになる。
それは確かに華々しい歴史だ。

そして同時に、「勝者の歴史」だ。
時代を掴んだからこそそれらは口伝や教科書に残り、
その下で何一つ変わらなかった者たちや、
新しいものに押し潰されていった者たちの、語られぬ歴史がある。
負け犬ですらない。
見返りすらされなかった者たちだ。

「ある男」と名すら付けられなかった主人公は
小説世界の生んだ空想であり、同時に
御一新の世に数多いた真実でもあるだろう。
その結末は報われるものではなくとも、
そこへ焦点を当てた作者に、少し感謝したくなる。

本とは別の感慨かも知れないが、
小さな不満を多く溜めこんだ国家が団結するきっかけが
皮肉にも「戦争」だったのかもしれない。
うがった考えかもしれないが、天皇という現人神を作り出したのも。

ともあれ男たちは誰もその答えを見つけられず、
「自由」にすら枷を付けていくことになる。
それが「文明」だ。
その想いは読者の胸にそのまま落ちる。
──「7つの自由」は今現代、自分達の手に在るだろうか?

歴史の苦味を十分に堪能できる1冊だ。
だがそれもまた、歴史の甘露なのだ。

個人評価:★★★★★


余りの忙しさに、オモチャぽちったった。
むしゃくしゃしてやった。後悔はしていない。
が。


■サイズ間違いでリアルorz...
20151012-1.png

会議室風机と椅子を買ったんだが、サイズが違うことが判明。
こーゆーオモチャって1/6とか1/12スケールってサイズが多いが
ホネは1/18スケールらしい。orz...
どういうことかと言うと。

■場外乱闘も出来ない程デカいって事さ。
20151012-2.png

いやでもある意味、判明してよかった。
もうちょっとで1/12スケールのオモチャ
3000円分ほど一括購入するとこだったから。


一応、ちゃんとシリーズ商品も買っている。

ポーズスケルトンアクセサリー ドアセットポーズスケルトンアクセサリー ドアセット

リーメント 2014-09-19
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欲しかったんだー、コレ。 ドアだけでもいろいろ遊べるしさ。(´∀`*)


■安心してください。はいってますよ。
20151012-3.jpg

トイレも一緒に購入。
次はトイレネタでいろいろ遊ぶ予定。


■コイツらにトイレが要るのかという根本的問題はおいといて。
20151012-4.jpeg

コイツらのすごいとこは、この撮影に
両面テープとかそーゆー類を一切使ってないとこなんだよ!
重心を捜してやればちゃんと自立する。

重心がチャームポイントなんて、こんなのはじめて…!(止まれ変態)


■「只今、格安の墓地をご紹介しておりまして…」
20151012-5.jpg

 「間に合ってます」
 「えっ(゚д゚) 」
 「えっ(゚д゚)」

いやうん、ささくれた心を抱えて帰宅して
精神統一して(※重心を合わせるため)ホネに向かうと
ホントに心がスーッと晴れていく。

茶道や書道に続くホネ道として推奨したい。(すんな)


20151012-6.jpg
   「まだやるんか…」

安心してください。やりますよ。( ´∀`)bグッ!
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