プロフィール

はるほん

Author:はるほん
とりあえず毎日本を読んでいるので、そろそろ脳内と本棚を整理してみようというココロミ。

カレンダー
プルダウン 降順 昇順 年別

09月 | 2017年10月 | 11月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -


twitter
検索フォーム

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
-

Comment

Comment Form

Comment Form
管理者にだけ表示を許可する
-

Trackback

Trackback URL

740

お坊さんとお茶を

お坊さんとお茶を 孤月寺茶寮はじめての客 (集英社オレンジ文庫)お坊さんとお茶を 孤月寺茶寮はじめての客 (集英社オレンジ文庫)
真堂 樹 木下 けい子

集英社 2015-02-20
売り上げランキング : 23215

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


要領の悪さで損をしてきた主人公。
会社をリストラされ、既に数日食べていない。
そうして行き倒れたのは古寺の前。

目を覚ましてみればそこには、
不愛想だが美形の僧と有髪の若干チャラい僧が。
が、行く当てもない主人公は、身体を投げ出して頼み込んだ。
「見習いとしておいてもらえないでしょうか!?」
こうして貧乏寺での、厳しい清貧生活が始まった──

以前に読んだ坊さん系(?)小説のスリーピング・ブッダ
京極氏の京極堂シリーズ「鉄鼠の檻」もそうだったが、、
不思議と禅寺が舞台に選ばれている。
仏ではなく、己と人と対峙するという禅宗の特色が
小説のアイテムとして使いやすいのかもしれない。

また公案と呼ばれる、いわゆる「禅問答」というアイテムもある。
※正確に言うと禅の中でも「臨済宗」になるのだが
これもいずれ良い本がないかなあと物色中なのだが
本書にもちょっと公案ネタが入っていたので、読んでみようと思った次第。
だが表紙の猫の絵に惹かれたことも否めない。

禅はあくまで題材で、3話がそれぞれ事件謎解きの流れになっている。
美形僧の安楽探偵っぷりはまあライトノベルなのでよしとして、
主人公の美形僧への憧憬と畏敬が、
どうにも「狙った」ような書き方で、少々苦笑した。
ああ腐ったおねいさんたちが多少喜ぶのですねっていう。(笑)
まあそれに関しては後述。

テーマとしては、主人公が僧と禅の教えから
絶望していた自分の不甲斐なさを見つめるというものであり
これはこれで「悟り」というものであろうと思う。
仏性という到達点を目指すのはどの宗派も同じではあるが
特に禅は己と向き合うことが重要な過程となる。

まあ↑もどの宗派にも共通するといえばそうなので
ネットで見つけた現職の僧侶のQ&Aを引用する。
Q:各宗派の特徴を一言で
A:【よくわかる鎌倉仏教】
 「座って色々考えようぜ」→臨済宗
 「なんかもう座るだけで良くね?」→曹洞宗
 「題目を唱えとけば救われるんじゃね?」→日蓮宗
 「念仏を唱えとけば救われるんじゃね?」→浄土宗
 「俺らもう救われてるんじゃね?」→浄土真宗
 「それより僕と踊りませんか」→時宗

爆笑した。さすが坊さんだと本気で尊敬した。
ともあれ、社会生活に適合できなかった主人公だけでなく、
人付き合いがいいとは言えない美僧も
貧乏寺を助けるために夜な夜なバイトしている有髪僧も
それぞれ己の悟りを目指しているのだ。

本書に出てくる禅語は①「喫茶去」②「隻手音声」③「吾唯足知」。
一般には①すべての人を平等に見て接する心がけ
②声なき声を聴く心がけ
③今の自分を大切にするという心がけ
という気づきに繋がるというのが答えだ。
【参考】理工学部卒のお坊さんが教えてくれた、こころが晴れる禅ことば

が、悟りというものは答えを知ることではなく
「考える」ことに意味があるのだと思う。
そこへ到達するまでに己の姿を重ね合わせ、
うねうねくよくよと考え、自身に取り入れることが大事なのだろう。

自分は興味から宗教視点で読んだが、どちらかといえば宗教はさっぱり味。
日常系小説のテイストがほど良く取り入れてあって読みやすい。
ヘンに腐ったおねいさん仕様を取り入れなくても
ほのぼの系で十分読ませる題材だと思うんだがなぁ。

続巻が出ているらしいので、手に取って良さそうであれば読むかな。

個人評価:★★★


別にこの作品に限らないのだが、
いわゆる「萌え要素」の在り方が、普通の小説とライトノベルの違いなのかなと思う。

ライトノベルと小説の違いを談義するとキリがないが、
「治外法権級のイケメンor美少女」がでてきたら
それはもうライトノベルだと個人的に思っている。(笑)
「ただしイケメンに限る」「カワイイは正義」がストーリーの理由になると
なんかもう共感がシャットアウトされてしまうのだ。

ライトノベルが100%そうだという意味ではない。
別にライトノベルに限らず、「このキャラが萌えなんですよー!」
という設定を用意されると、なんか反発したくなってしまうのだ。
どのキャラを好きになるかは読んでから決めたいのに
外見でその位置におさまられると「そこどけよ」と言いたくなる。(笑)

まあ勝手な読み方によるものなのだが
自分が評を書く心情の1つとして参考までに。


先日の虫けら様を読んで思い出したネタ。



ヘビは自分が見たのではないが、おかんによると
屋根から物干し台にぼたっと落ちてきたんだそうな。
「いやーーーーーーッッ!」と助けを呼んだときは
既におとんはその場から逃げ出していたとかなんとか。(笑)



家にいながら虫の声など風流だと思ったが、とんでもはっぷん。





という訳で次回予告。語りたくないが、トリのトラウマを語る。



つづくー。
関連記事
スポンサーサイト
0

Comment

Comment Form

Comment Form
管理者にだけ表示を許可する
0

Trackback

Trackback URL

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

Return to Pagetop
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。