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とりあえず毎日本を読んでいるので、そろそろ脳内と本棚を整理してみようというココロミ。

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もう過去はいらない

もう過去はいらない (創元推理文庫)もう過去はいらない (創元推理文庫)
ダニエル・フリードマン 野口 百合子

東京創元社 2015-08-29
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米寿ヒーロー、バック・シャッツが帰ってキタ――(゚∀゚)――!!

前作もう年は取れないで大怪我を負ったバックは
住み慣れた家を離れ、愛する妻と共に介護施設へ入居する。
やっと年相応のジーサンライフが始まるのかと思いきや、
歩行はままならないものの、毒の効いたお返事は相変わらず。
御愛用の357マグナムも「無鉄砲」もその胸にある。

更にその手には「歩行器」が必須となり、大幅にバージョンアップ。
戦闘どころか階段の段差すらラスボスになりかねず、
もう読者の心臓はドキバク縮みっぱなし。
老いと言うパワーダウンが血圧をあげるこのミラクル。
餅なんぞ出てきたら、もう試合終了である。

そんなバックのもとに訪れた「因縁」の犯罪者。
自首して警察の保護を受けるため、手を貸してほしいという。
物語は現在から1965年の時間の砂を崩しつつ、
バックのユダヤ人というルーツとアメリカの抱える人種問題を
その中に浮かび上がらせていく。

が、この「因縁」も78歳
大人しく茶飲み友達にでもなればいいものを、
互いに熱湯の入ったカップを投げつけかねない、まさに「因縁」なのだ。
元より読者の心臓に悪い高齢ヒーローは
10歳差という大きなハンデと軽量型歩行器を振り回す。
こんなに緊張感のある老人小説がかつてあったろうか…!

今巻のみどころは、バックの過去だろう。
87歳にして手を焼くそのアウトローっぷりは
更に若気も手伝ってもう手が付けられず、「痛快」を通り越している。
目には目を。歯には歯を。
殺られる前に殺れ。
右の頬を殴られたら、左から棍棒でタコ殴りだ。

これがもし単なる警察小説であれば、
恐らく「ダーティハリー」の二番煎じの域を出ない。
だが「収容所を経験したユダヤ人」であるという設定が
バック独自の「正義」の基盤となっている。
まるで錆びて突き出しながらも建物を支えているネジのように
名の通り「老骨」を物語っているのだ。

その「錆び」をガリガリと削ってみれば
バックの亡き父母と息子への記憶、そして
ユダヤの歴史と戒律が固くこびりついている。
高齢ヒーローという設定勝ちの痛快劇としても楽しめるが、
88年という男の人生劇の発掘としても、老人小説の味わいが十分にある。

映画化も楽しみだが、あとがきで次回作が決定していると聞いて大歓喜。
どんな話になるだろう?
バックのカーチャンだけでも1冊出せそうなくらい強烈だし、亡父や息子も気になる。
こんな亭主を持った奥さんも、言いたいことは沢山あろう。(笑)
だが心配なのはバックの年齢である。

このジジイが暖炉前で「どれ昔話でも」などと、大人しく座っている筈がない。
エピソードの分だけ弾丸をぶっ放してすっ転ぶに違いない。
歩行器ならまだしも、そのうち点滴をガラガラ引き連れていくか
ストレッチャーに乗ったまま町中に飛び出していくやもしれない。
やめてぇぇぇ!コッチの心臓がもたない!!

イヤでも人の話なんか聞きゃしねーんだよ、このジジイ。
きっと次回作でも読者の心臓と呼吸を止め、
老人萌えの弾丸をハートに撃ち込んでいくんたぜ…!

老人小説の栄えある「ハードジジイ賞」を受賞するだろうと
もっぱら自分の中で話題沸騰のオススメ作品。
(※ハードババア部門はデンデラ

個人評価:★★★★


しばらくワード絵はお休みで、毎度おなじみのフォトショ作業。
今回はコレで行くかなー。



さて誰でしょうと言いたいところだが
この人特長あり過ぎてバレバレな気がする。(笑)
だが不思議!着色した途端!!



誰だか分からなくなると言うマジック!
(それあかんやつや)
なんやこのバッハの出来そこないみたいなん…。 orz...

なかなかこの仕事に手を付けなかったので、締め切りは1週間後。
似るかどうかという以前に、間に合うのかという修羅場。
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