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とりあえず毎日本を読んでいるので、そろそろ脳内と本棚を整理してみようというココロミ。

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サド侯爵夫人・わが友ヒットラー

サド侯爵夫人・わが友ヒットラー (新潮文庫)サド侯爵夫人・わが友ヒットラー (新潮文庫)
三島 由紀夫

新潮社 2003-06
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句読点が遠いとか無いとか訳ではないのに
読んでいるとなんだか息切れがする三島由紀夫。(笑)
や、文章は読みやすいんだけど、内容が濃いんだろうなあ。
なんつーかこう、カルピス原液みたいな。

そういう意味では、この作品は割と読みやすいのではないだろうか。
戯曲になっているため、台詞とト書きで書かれている。
また不思議と三島の文体が古典調戯曲にマッチしており、
舞台を見ているかのようにストーリーが読める。

「サド侯爵夫人」
澁澤龍彦の「サド侯爵の生涯」のスピンオフに当たるらしい。
未読だが、マルキ・ド・サドというサドの語源となった実在の人物伝だ。
当時としては「神も恐れぬ行為」をした者として
タイーホされたり幽閉されたりしながら、
獄中でシュミを生かした禁書を次々と執筆したオッサンである。

澁澤氏はこれを「ダンディズム」の1つとして捉えていたようだが
三島はこの奥方に甚く興味を持ったらしい。
奥さんはこのどーしよーもない亭主を庇い続け
牢屋に差し入れをし、その帰りをケナゲに待っていたのだが
何故か釈放されると同時に離婚したという。

貞淑であった妻は、何を思っていたのだろうか──?
これが①サド侯爵夫人とその②妹と③母、④屋敷の小間使い、
⑤⑥サド侯爵を知る二人の夫人という6人の会話だけで
18年もの歳月を語ると言う構成になっている。
サド侯爵本人は出てこない。

谷崎読み過ぎかもしれんが(笑)この奥さん、マゾだなと思ってしまった。
性的な意味ではなく、耐え忍ぶ妻という位置がもう
彼女の定位置になっていたんじゃないだろうか。
故に今更変態が手元に帰って来て、
ましてや亭主に心を入れ替えられたりしても困るのである。

18年にも及ぶデモデモダッテな会話は本当にイライラするのだが、
ある意味では、この微妙過ぎる女心を
三島が書き上げていると言う点が笑える。



「わが友ヒットラー」
「サド侯爵夫人」と対になる戯曲を意識して書かれたものだという。
①ヒットラーと粛清された②レームと③シュトラッサー、
第二次世界大戦時に軍機製造の中心となった
クルップ社の④グスタフの4人の会話から成る。

ナチ政権を手に入れたヒットラーが
厄介になった同朋を粛清した「長いナイフの夜」の前夜談であり、
「サド侯爵~」と反して、たった2日の会話劇だ。
男女の配役や結末に至るまでの時間だけでなく、
愚図愚図と続く話に思い切りの良さが結末である女劇と
スパッと切ってしまってから後で苦悩を見せる男劇は
確かに興味深い「対」を成している。

多少三島なりの解釈を加えているなと思えるのは
レームをヒットラーの純粋な友人愛者とし、同情的に仕立てているところだろう。
三島の後書きにも「ヒットラーは好き嫌いで言えば嫌い」
と明言していることから、サド侯爵夫人と同じく
モブ扱いのキャラに焦点を当てたものを、単に書きたかったのだろう。

で、やっぱりこっちも読んでてイライラするのだが(笑)
「サド侯爵夫~」のような
「ンな亭主さっさと別れちまえよ!(#゚Д゚)」というのではなく
「なんでレームと別れちまうんだよ!(#゚Д゚)」という
全く逆の苛立ちとなる。

信じ過ぎる女と信じない男。
まさしく対である。
この戯曲を2本立てに見た日には、やけ食いが止まらないであろう。

濃い。やっぱり濃いよ三島…。

個人評価:★★★


帰省 実家編つづき。
今回は義母の新盆以外に、ばーちゃん家へ行くという用事があった。




※現在滋賀で入院中





年寄りは古いものを捨てないから、懐かしいものが沢山残っている。
自分が子供の時に使ってた茶碗とか踏み台とかもある。
捜したら多分、いつも遊んでた古いオモチャや
川で遊んだ浮き輪やボートも出てくるだろう。



ははははは!いい話だと思ったか!!?
残念!まじおそろしいんだよおおおおおおお(lll゚Д゚)ヒイィィィ!!
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