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とりあえず毎日本を読んでいるので、そろそろ脳内と本棚を整理してみようというココロミ。

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日本原爆開発秘録

日本原爆開発秘録 (新潮文庫)日本原爆開発秘録 (新潮文庫)
保阪 正康

新潮社 2015-04-30
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原爆を作り出したのは、周知の通りアメリカである。
大戦中、5万人の科学者と20億ドルの潤沢な資金を使った
「マンハッタン計画」により、この最恐兵器は世に生まれてしまった。

しかし原爆の元となる「核分裂反応」の理論を完成したのはドイツだ。
「物凄いエネルギーを生む理論」
それが大戦中、兵器に転用されたのは当然の流れだろう。
が、不幸中の幸いとでも言うべきか、
ヒットラーが原爆を力を手中にすることはなかった。

ナチのホロコーストにより、
ユダヤ人をはじめとする優秀な科学者たちは亡命、
このマンハッタン計画に名を連ねることになるのだが
本書ではまた別の話となる。

驚くことに、日本も極秘裏に原爆を開発しようとしていたらしい。
「日本 原爆」でぐぐると「日本への原子爆弾投下」と「日本の原子爆弾開発 」
という真逆の検索結果が並ぶ。
本書はその記録や関係者の証言を元に
陸海軍・科学者がこの開発を携わっていたかをまとめたものだ。

日本にも「物凄いエネルギーを生む理論」は伝わっていた。
そこでどうやら文系脳だったらしい陸軍が(笑)
理論上できると言うなら作れるんだろう、
いや作れ作らんかいと科学者たちをせっつく。

しかし日本ではウランが取れない。
(※当時、人形峠でウランは発見されていなかった)
そもそも敗戦色の濃い中、物資も窮乏していた日本に
ウランを精製して濃縮する技術も
核施設が作れるような財源もある筈がない。

公費で研究が出来るというメリットもあり、
科学者たちは言われるがままに研究を続ける。
が内心では、「この大戦中に原爆を作ることは不可能」とみていた。
故に1945年8月6日、彼らは愕然とした。
「不可能」が敵国によって、広島の町を焼き尽くしたのだから。

当時の関係者に取材が出来たというのはすごいと思うが、
陸軍という加害者と科学者という被害者のような
そんなストーリーになっているようで、気になった。
いわゆる「陸軍悪玉論」のストーリーが
「陸軍以外は悪くない」と主張しているようで。

アメリカが投下したことに関しては筆者も
戦争を終わらせるという目的以外に、成果を披露したかったのだろうと
結構深く切り込んだ意見を述べている。
また終章では原子力発電の危険性についても明言しているのだが
科学者たちについてはあまりツッコんでいないように思う。

だがこの原爆開発のことを初めて知った時、本当に恐いと思った。
一歩間違えば、日本が原爆を投下した国になったかもしれないのだ。
資源がなかったとか、現実問題無理だったと言う話ではなく
日本もまたアメリカと同じく「戦争を終わらせる手段」として、
この兵器を使うことも躊躇わなかったのだという点だ。

確かに、彼らは原爆を作れなかった。
「公費で研究が出来たから」「研究生を兵としてとられないため」など
あとから理由をつけることは幾らでもできる。
戦後なら、誰でも正義が語れる。
だがその時は、気付けないのだ。

手を汚さなかったから責任がないのだろうか?
戦争は銃や剣を持った者だけが殺人者だろうか?
陸軍が戦局を悪くしたのだという悪玉論は
アメリカが戦争を終わらせる為に原爆を落としたという正義論と
そんなに変わらないように感じるのは自分だけか。

コッチが悪くてアッチは悪くないなどという道理が通ったら
戦争なんてものは未来永劫無くならないだろうなと思う。
顛末を知るには良書だと思うが
今一つテーマがしっかり伝わってこなかった印象。

個人評価:★★★


ブログもほったらかして出発したので事後報告ですが
1週間里帰ってましたー。
そもそも相方側の新盆で帰ったのだが、そちらはまあ滞りなく終了。



まあ朝っぱらから新幹線の指定に乗り遅れたとかもやらかしたんだが
たいしたことではなかった(?)ので割愛。



夏野菜のみ肉も入ってないただのカレー。(笑)





またラッキョウうまかったんだコレが。



まあワシ、義母がいらしたころから
「座っててね!」と言われると「はーい」と座ってた人だったからな。

次から実家ネタ。
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