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強欲な羊

強欲な羊 (創元推理文庫)強欲な羊 (創元推理文庫)
美輪 和音

東京創元社 2015-07-14
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多分初めての作家さんだが、なかなか面白かった。
ネタバレが出来ないタイプ、とまではいわないが
ストーリーをどこまで紹介するべきか迷うところ。

「羊」というタイトルで統一した短編5つ。
強欲な羊
あるお屋敷で育った美人姉妹殺人事件を語る。
彼女達を知る者が聞けば、○が殺されたと思うだろう。
しかし●はその従順な顔の下に、恐ろしい本性を秘めていた
背徳の羊
裕福で幸福な家庭と、つましくも幸福な家庭──
だがその一人息子と、双子の片割れが似ているのは何故なのか。
「背徳の羊がいる」という手紙が、●の心を蝕んでいく──
眠れぬ夜の羊
私の運命の片割れを奪ったのはあの女と、母だ。
眠れぬ夜を過ごすうちに、ふと記憶が途切れることがある。
──まさか私が、やってしまったのだろうか?
ストックホルムの羊
策略により幽閉された王子に、身も心も尽くす侍女4人。
外に出れば、自分達も「魔女裁判」にかけられてしまうのだから。
そこへ5人目の女「異国の姫」が現れたことから、関係は崩れる。
生贄の羊
猫キック。後述。

表題の「強欲な羊」は、導入部分は凄いベタなミステリーだ。
事実、丹念に読んでいると犯人は分かる。
「あー、こう思わせてこうってヤツな。よし、謎は解けた!」
と解けたつもりになっていると、最後に猫パンチを喰らわされる。
「はーい残念でしたー!解けてませんでしたーー!」
「ちっくしょおおおおおお」

ミステリーのセオリーだからこそ、ある意味引っ掛かる。
読んでいる側は油断してないからこそ、この騙され感は上手い。
続く他編もまた違うテイストで有事にも無事にも解決するのだが
最終話でもう一回猫キックが飛んでくる。
「はーい残念でしたー!実はこうでしたーー!」
「ちっくしょおおおおおお」

こう書くと「成程、最後は騙されるんだな。」
と気負って読んでしまいそうになるが、従順に騙された方が楽しい。
仕掛けの為にあえてベタ路線なのであろうことも含め、
量質ともに短編としてほど良い濃さで、構成のバランスがいい。

オムニバスのドラマみたいだなーと感じると
大概シナリオライターさんということが多いが
こちらも御多分に漏れず、シナリオライターさんだった。
「着信アリ」シリーズのシナリオを手掛けた方ということで
最終話に薄いホラー風味があったのも納得。

この手のトリックは分かってしまうと読み直せないという欠点があるが、
最近は数年くらい寝かせておくと
キレイサッパリ忘れるという老人力もつき、その心配もない。
5年くらいしたらまた「ちっくしょおおおおおお」って言ってるかもしれない。

いいんだろうか。それで。(笑)

個人評価:★★★★


こんどこそなつらしいはなしですよ(真顔)



その名もびわ湖花火大会。(まんまや)





外へ出すときは散歩用の綱をつける。
猫ではあまりやらないのか、近所の人に良く笑われたが…。





きっとなつらしいはなしですよ(アヤシイ)。続く。
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