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Author:はるほん
とりあえず毎日本を読んでいるので、そろそろ脳内と本棚を整理してみようというココロミ。

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    2016-01-08 (Fri) 02:01

    今、『命売ります』を読み終わり
    様々な人の感想を見てみようと思い
    ここにたどり着きました。
    村上春樹のワードがでてきてびっくりしました。
    私も今読み終わったとき
    村上春樹の『女のいない男たち』と
    どこか近しいものを感じたのです。
    またこういう本を買ってしまった…みたいな。
    私も村上春樹の作品を全部読んだわけではありませんが、似たような感想を持ったため 書かせていただきます。
  2. はるほん

    はるほん

    2016-01-08 (Fri) 07:33

    村上春樹を感じたとのお言葉、こちらもビックリで嬉しいです!
    他所にこの感想をあげたところ、他の方からも
    「知人が、難しいことを簡単に描くのが村上春樹で、
     難しいことを難しく書くのが三島だと言ってましたよ」と
    「同列」に感じている人がいると教えていただきました。

    何か近いものを感じる人が、やっぱりいるのですね~。
    お読みになった本は未読なのですが
    機会があったら読んでみたいと思いました!

    声かけてくださって、ありがとうございます!(≧▽≦)

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命売ります

命売ります (ちくま文庫)命売ります (ちくま文庫)
三島 由紀夫

筑摩書房 1998-02-01
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三島由紀夫レター教室以外にも
「えっ、これが三島由紀夫!?」的作品が結構あると知り、
もう1冊読んでみることにした。

演歌か任侠映画みたいなタイトルだが
中身は古典的なハードボイルドと
現代風のライトコミカルを織り交ぜたようなストーリーだ。
「週刊プレイボーイ」に連載されていたという
これまたちぐはぐなカンジがなんとなく興味深い。

ある日、新聞の文字が全部ゴキブリに見えてしまい、
生きることが嫌になってしまった羽仁男。(←はにお、と読む。なんかこれもワロタ)
だが自殺にも失敗し、自分の命を売る新聞広告を出す。
意外にも次々と買い手がつくも、彼自身は不思議にも死にそびれる。

不倫した女房と死んでくれという老人。新薬実験を依頼する女。
母に生き血をすすらせてくれという少年に、
某国の情報漏洩を調査中のスパイまで。
しかしここで「休暇」をいれたあたりから、彼の人生設計(?)は狂いだす。
死を連呼する女と暮らしはじめてから、何かが恐ろしくなってきたのだ──

面白いか面白くないかと言われたら
前 半 は 不 思 議 な ほ ど 面 白 く な い 。
いや、すごく読みやすいし、面白い設定なんである。
すらすらと読めるのだが、これだけコミカル調の設定を
こんなに淡々と読んでいいのだろうかと思うくらいに起伏が無い。

原因は多分、文体だ。
レター教室を読んだときにもソレは感じたが、
三島の文章は非常に正しいと言うか、キッチリしている。
情景や風景も主語と述語と置いて的確に描き出そうとするために
どこか冷静な距離を保ったうえで、ストーリーが進んでいく。

レター教室は単純に娯楽作品だったから気にならなかったが、
「エンターテイメント」と「生死というシリアスな素材」の取り合わせに
そのちぐはぐさが妙に浮彫になっている。
が逆に、三島作品に改めて興味を持った。
このちぐはぐさをどこかで知っている。

村上春樹だ。
春樹作品を全部読んだわけではないので
ファンの方には「はぁ?」と言われるかもしれないし、
自分でも上手く説明できないのだが。

ついでに三島のことをいろいろぐぐってみたが
英語やフランス語を話している動画があって、ちょっと吃驚した。
略歴によるとドイツ語も話せたらしい。
病弱な身体を筋肉改造したという話からも
彼は結構な完璧主義者だったのかもしれない。

人は精一杯生きて、精一杯死ぬべきだとでもいうような
彼なりのカタルシスがあったんではないだろうか。
その辺は春樹作品には見られない力技だ。
時代を不透明にしてしまう中性的な春樹作品と違って、
三島作品からは昭和臭も男臭さもプンプンする。

だが修飾語が多いと言うか、「~のような」という表現法が
二人には共通している気がする。
死を達観したというか、死をも文字で表現しようとする距離感が
どことなく春樹を思わせたような気がしたのだ。
上手く言えないが。

死というテーマを軽く始めた前半から
物語の後半はやや生々しさを持つ。
「プレイボーイ」を読む世代に合わせた死生観を狙ったのだろうか。
程よく男女仲を入れたあたりにも、そんな狙いを感じないでもない。
なかなか計算された作品かもしれない。
もう少し三島作品を読んでみたくなった。

だが女性の乳房の表現が「古墳のよう」だったのは
はたして青少年たちにウケたのかどうか。(笑)

個人評価:★★★★



最近ずっと鳥獣戯画制作キットで遊んでた。
人気でずっとアクセスできなかったんだけど、ここ数日落ち着いたッぽい。

上野の鳥獣戯画展の込み具合になぞらえて
最初は「こちらは待たずに遊べます!」って売り文句だったのが
「6時間待ちの状態です」って書いてたのがワロタ。



ドラッグで蛙絵や兎絵や文字を並べるだけで
オリジナル鳥獣戯画を作れると言う面白ツール。

という訳で、こんなのを作ってた。













さあアナタもレッツトライ鳥獣戯画。
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    2016-01-08 (Fri) 02:01

    今、『命売ります』を読み終わり
    様々な人の感想を見てみようと思い
    ここにたどり着きました。
    村上春樹のワードがでてきてびっくりしました。
    私も今読み終わったとき
    村上春樹の『女のいない男たち』と
    どこか近しいものを感じたのです。
    またこういう本を買ってしまった…みたいな。
    私も村上春樹の作品を全部読んだわけではありませんが、似たような感想を持ったため 書かせていただきます。
  2. はるほん

    はるほん

    2016-01-08 (Fri) 07:33

    村上春樹を感じたとのお言葉、こちらもビックリで嬉しいです!
    他所にこの感想をあげたところ、他の方からも
    「知人が、難しいことを簡単に描くのが村上春樹で、
     難しいことを難しく書くのが三島だと言ってましたよ」と
    「同列」に感じている人がいると教えていただきました。

    何か近いものを感じる人が、やっぱりいるのですね~。
    お読みになった本は未読なのですが
    機会があったら読んでみたいと思いました!

    声かけてくださって、ありがとうございます!(≧▽≦)

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