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大奥 12

大奥 12 (ジェッツコミックス)大奥 12 (ジェッツコミックス)
よしながふみ

白泉社 2015-06-26
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昨日発売した「大奥」のイキオイ書評。
ちなみに前巻はこちら

最初は大奥という場所を通した恋愛寄り漫画だったのが
結構ガッツリ目の歴史モノになってきて面白い!
男女逆転大奥って設定だけでもオモロかったが
オリジナルの設定がはめ込まれているのもまたヨシ。

男女逆転大奥のそもそもの原因が、
「赤面疱瘡」という男子のみがかかる奇病だが、モチロン創作だ。
モデルとしては天然痘だと思われるが
実際はヨーロッパ医師・ジェンナーが発見した治療法で、
日本では九州に伝わった。

これを江戸に舞台を移すため、
青沼や黒木と言ったオリキャラと平賀源内をくっつけたのだろう。(前巻)
敢えて当てはめるなら青沼のモデルは
当時長崎にいたモーニッケというオランダ人医師かもしれない。
黒木は緒方春朔(※秋月藩医師)かな。

今巻で赤面疱瘡はほぼ治療法を確立したことになっており、
この漫画のテーマが1つ片付いてしまったのだ。
恐らく大奥が撤廃される江戸開城が次のクライマックスだろうが
そうなると当然、開国云々のややこしい日本史が入って来る訳で
この辺の取捨選択が見ものである。

今回入ってきたのは「暦」と「地図」。
赤面疱瘡再発で子供2人の犠牲が出るが
「渋川」という苗字だけ出てきたのは、天地明察の渋川春海の家系のことである。
そしてもう1人の母、「高橋景保」という新キャラメガネねーちゃん。
その弟(妹になるか?)がこの渋川家に養子に行き、日本最後の太陰太陽暦を作る。
出てくるかどうかわからんけどね。

ちなみにこの「高橋景保」は、
伊能忠敬の計測を元に日本地図を編纂する。
ロシア地図が欲しくて日本地図を渡したという設定が
本当なのかどうかは知らないが、
シーボルト事件(参考:先生のお庭番)だと考えると、それっぽい理由だ。

今回は家斉の立ち位置もよかったなあ。
前巻であんなに人の良さそうだった家斉を
どーやってバカ将軍に持ってくのだろうと思ってたが、そういうことか!
鎖国もすべては赤面疱瘡が原因ということで
「語られぬ歴史」として女社会の日本は封じられるのだ。

終わろうと思えば今巻で幕引きもできるのだが
自分としてはここから先を書いて欲しかったので、続くのは嬉しい!
12代将軍は家慶。男将軍。
「そうせい様」と異名をとるほどお飾りの執政立場だったらしいが
コレはそのままで、特に作品内ではとりあげないようだ。

その子が13代家定。女将軍。
史実では脳性麻痺の疑いがあり、大変な癇癪持ちで
自ら菓子作りをしたことでも有名な人物だ。
(よくイモをふかして周囲に振る舞ったりしたので、芋公方とも言われる)
最後のページの家定がチョー気が強そうに書かれているが
どのように描かれるのか楽しみだ。

またもう1つ有名なのが、伴侶の天璋院篤姫だ。
家定は乳母以外の女性に懐かなかったとかで
正室も大奥も眼中になかったらしい。
家定が女将軍ということは篤姫は男になる筈だが
恐らく彼が作品終盤のメイン人物になるんじゃないかと予想。

家定は子を作らなかったため、12代家斉の孫にあたる
家茂が14代目将軍に就任する。
この伴侶・和宮が天璋院と嫁姑戦争を広げたこともよく言われるが
参考:天璋院と和宮
また江戸城を無血開城するのに協力したことも忘れてはならない。

篤姫が男なら、和宮も男だろーか?
なら家茂も女将軍?
いやでもコレはドッチでもいけちゃうよな。
最後の慶喜も男女パターンどちらもイケちゃう気がして
最終的にどうなるのか楽しみ。

女性たちの立場を全面的に無視した大奥が逆転し
逆ハーレムとして描かれることで
男尊女卑というのは根拠のない多数決の結果だというのが
この漫画を読んでの印象だった。
だがその結果苦しむのは、男も女もどちらもなのだ。

ストーリーや歴史漫画に移行しつつあるが
そもそもの男女テーマをよしなが先生が忘れる筈がないと思ってるので
大奥の幕引きが男女どちらでなされるのかというのは
ラストの読ませドコロだろう。

あと2~3巻で終わるとみているのだが
いやもうどの将軍ストーリーも見逃せんよ…!

個人評価:★★★★★


漫画評の時は基本おえかきはつけないことにしてるので
おかん上京物語は次に。
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