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グッド・バイ

グッド・バイグッド・バイ
太宰 治

2012-09-27
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太宰追っかけ第5弾。
「人間失格」と迷ったのだが、、やはりこちらにしておこう。
太宰の絶筆作品「グッド・バイ」である。
実際に読んだのは、太宰後期作品を収録した新潮文庫「グッド・バイ」だ。

グッド・バイ (新潮文庫)グッド・バイ (新潮文庫)
太宰 治

新潮社 2008-09
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特に今回は中期作品からこれを手に取ったので
太宰の変化が非常によくわかる。
ウチの本棚には太宰が10冊ほどあり、
また改めて読み直したいとは思っていたのだが
今日まで読み返す気にならなかったのも事実である。

* * * * *

後期作品が代表作として賞賛されていることは、無論理解している。
だが太宰を自虐ネタ芸人と見ていた自分には
これらの作品群を読むのが、辛い。
以下、あくまで勝手なタワゴトと聞き流して欲しい。

太宰の後期作品は、ほとんど自分語りである。
「オレがオレがオレが」な空気は以前からあったが、
中期の作品と比べて質が違うように思う。
語り口は円熟した作家としてこなれており、問題がある訳ではない。
上手く言えないが、明石家さ●まと似ているかもしれない。

「下」にあってこそ、輝く芸風というのはある。
津軽から出てきた田舎者のぼんぼんで、
ネクラなのに自分をオープンにしてしまうひょうきん者。
太宰は「ツッコまれるツッコミ」だったのだと思う。
がコレが兄さん兄さん、否、先生先生になると立ち位置が変わってしまう。

ツッコむ人がいなくなるのだ。
自虐ネタを書いて、さすが先生ですとか言われたら
イヤそこツッコんで欲しかったのにみたいな事になる。
いわゆる「スベる」というヤツだ。
かといって思い切りハジケると、痛々しいことになる。

「桜桃」なんかはそのいい例だと思う。
「俺はこんなにひどい人間なんだよ」というツッコミ待ちが
「ああ、そうなんですね」と受け容れられてしまう。
自虐ネタを「まあ可哀想」などと生温かい目で見られてしまったら
芸人はおしまいである。(芸人じゃねぇっつの)

──そんな中で書かれた「グッド・バイ」は「小説」だった。

「人間失格」は確かに太宰の代表作だが、
持ちネタをすべて放出してしまう失策も犯したのではないかと思う。
そんな中で「グッド・バイ」はキャラと1歩距離を取っていた
久し振りの「小説」だったと思う。

数多の愛人と手を切るために、
超絶美人を連れていって、穏便に済まそうと言う主人公。
最後に愛人に「グッドバイ」と言う台詞を残して。
もう最初からツッコミ満載である。
完結させていたら、太宰はもう一度芸人としてブレイクできたかもしれない。

太宰は6度自殺に失敗していることも、有名だ。
ただし幾つかは狂言との説もあり、
確かにこの数にまでなるとネタのようにも思える。
いや、ある意味そうだったんじゃないかと思う。
太宰の予定では、また失敗したら家に帰って
「グッド・バイ」を書こうかなくらいのものだったんじゃないだろうか。

ひょっとして最期、薄れゆく意識の中で太宰は
「おもてたんとちゃう」とか考えていたかもしれない。
けれど半ば本気で、ツッコミの無い世界に絶望もしていたかもしれない。
「グッド・バイ(good-bye)」は「God be with ye」が由来で
「神様があなたと共におられますように」という意味だ。
最早自分では決められない運命を、太宰は神に託したのやもしれない。

本当のトコロは分からない。
取り敢えず太宰は好き嫌いの分かれる作家として
今もその作品は色んな人からツッコミを受けている。
ならばきっと、これでよかったのだろう。

6月19日は桜桃忌。
太宰スキーも太宰を読んだことがない言う方もアンチも
1冊手に取って、「なんでやねん!」とツッコんでやって欲しい。

なにより太宰と言う芸人の供養となるだろう。(多分)

個人評価:★★★★


突然ですが臨時ニュースです。
来週おかんがコッチ来るらしい。



だが1週間前に報告というのは、かなり改善されているのである。



本人は「事前に言うと気を使わせる」と思い込んでいるらしく、なかなか改めない。
結果的にすごくメイワクになることは考えない。



自分が前のアパートから引越しをした直後である。
本人は救世主のように現れるつもりだったらしいが
もうほんとやめてください。
そもそも自分に予定が入っていたので、頼んでやめてもらった。

しかし実行に及んだこともあった。





「思い立ったが(彼女の)吉日」は他にもある。
何となく続く。
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