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新ハムレット

新ハムレット新ハムレット
太宰 治

2012-09-27
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本棚にあるのは新潮文庫の古い版だが、
敢えて青空文庫で表題作品だけ抜き書き。

さて自分の中の太宰治像は、「自虐ネタがウリの芸人」である。
太宰作品をすべて読んだわけではないのだが、
少なくとも自分が読んだ作品の印象ではそうなのだ。
常に「死」に恋焦がれるような文章の中に
僕はね、僕は、だから僕はとガンガン自分を推してくる姿勢とか
ぽろっとオモロイことを言っちゃうようなトコが、なんか芸人なんである。

ココでも何度か書いた通り、自分は芥川スキーである。
が、我(が)を余り出さなかった芥川と、我がひたすら出ている太宰は
非常に奥深い場所で似ているような気がするのだ。
ぐねぐねした思考のベクトルが
結果的に己だけに向いている不健康さのようなものが。

まあまあ太宰談義はこの辺にして、作品の話。、
名前の通りシェイクスピアの「ハムレット」の太宰版である。
コレが面白い。
ひょっとして本家よりも、こっちの方が好きかしらん。

一応シェイクスピアは学生時代に代表作は読んだ。
台詞回しや設定が舞台映えすることはわかるので
確かに名作なのだなあと思うのだが、
あまりに身勝手で救いようがなく、「うぉぉおいッッ!」とツッコミたくなる。
おもに主人公が。(笑)

太宰版ハムレットは大まかな話筋は同じだが、
登場人物たちに「悪人」はいないのだ。
それどころか非常に正しいことすら述べているのである。
だが悲しいかな、人の話が耳に入らないのだ。
勧善懲悪では片づけられない悲喜こもごもがすれ違い、
考えようによってはこちらの方が「悲劇」なのではないかと思ったりする。

絵に描いたような「悪人」がいれば、むしろ悲劇ではない気がする。
いっそその方が楽だろう。
互いの心が届かない状況は、本当に悲しい。
「話せば分かる」という一般論は、そこでは本当に通用しない。
会話は互いを主張した独り言で終わってしまう。

真っ直ぐでありながら、歪んだもの。
「綺麗は汚い 汚いは綺麗」はマクベスの台詞だったろうか。
舞台映えするような派手なシーンはないが、
きっとこの作品を戯曲として観客席から見ていたら、
そのどうしようもなさに始終溜息を吐いてしまうだろう。

そこまで鋭い洞察を持ちながら、そこかしこに
太宰の「オレがオレがオレが」という主張を感じて
なんかつい吹き出しそうになるのに近い心持ちになるのである。
個人的に。
常にカメラ目線みたいな感じで。←この辺が芸人ぽい

誤解のないように言っておくと、太宰は好きである。(伝わりにくいわ)
今お世話になってる書評サイトで太宰祭をやっているので
しばらく太宰を追っかけることにする。

個人評価:★★★★★


ハゲ話を続ける。
ハゲもまた人の背負う悲劇。



左サイドの毛髪を全て頭頂部にもっていくという
相当な無理をやらかしていた髪型だった。





いつも授業中に面白くないシャレを言うので
いい加減みんなに飽きられていたのだが
ズリ落ちる毛髪が初めてみんなのツボを突いた。



舞い上がる毛髪。
なんの奇蹟か、それは直立不動のまま動かない。



数分後、事実を察した先生はすごい不機嫌になった。
キミ達が陰でハゲとか呼んでるのも知ってるんだぞとか
割と真顔で説教された。
ゲーハってカッコよく呼んでたのに。

伝わらない事は悲劇である。

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