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とりあえず毎日本を読んでいるので、そろそろ脳内と本棚を整理してみようというココロミ。

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ポプラの秋

ポプラの秋 (新潮文庫)ポプラの秋 (新潮文庫)
湯本 香樹実

新潮社 1997-06-30
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これを読んで、梨木さんの西の魔女が死んだを思い出した。

あちらが少女時代を異国の童話ように語った本だとしたら
こちらはそれを至極、現代視点で語ったものだろう。
どちらもそれぞれに味があって甲乙つけがたいが、
本書のリアルさ故の少女の心模様に
引き込まれる読者は多いのではないだろうか。

──突然の訃報。
亡くなったのは、小さいころ住んでいたアパートの大家だった。
主人公はずっと訪れることのなかった土地に向かいながら、
その日々を思い出していた。
(…おばあちゃん、本当にずっと私の手紙を持っていたんだ)と。

主人公はそのころ父を亡くし、母子家庭になった。
母は突然スイッチが切れたように幾日か昏睡状態になり、
むっくり起き上がると、娘をあちこちに連れて行った。
そうして、そのアパートへの入居を決めたのだった。

そんな家庭環境もあってか、主人公は非常に神経質な部分があり
読んでいる側が薄い不安に襲われる。
そこで登場するのが、インパクトの強い大家のバーサンだ。
主人公も最初は、この奇妙な容貌を恐れる。
なんとポパイに似ているという。

や、最近までババア恋愛ゲームをやっていた所為で
コレが脳内で大変なものに変換されてしまう。



いや違う。
老人特有の歯の無いもごもごした口元を、
多分ポパイの顔に似ていると言っているのだ。
けれど幾ら頑張っても、大家が筋肉隆々の大女になってしまう。
仕方ないので、最後までそれで読み進めてしまったが。

バーサンは言う。
アンタ、秘密を守れるかいと。
実はアタシは、色んな人の手紙を預かっているのさ。
死んだ時に、それをアッチに配達してやろうと思ってね。
そうさ、あの引き出しに入れてあるのさ。

引き出しがいっぱいになったら、アタシはアッチに行くんだ。
おっと、この秘密をばらしたら、アンタが配達人にならなきゃいけない。
なら誰にも言うんじゃない。
そうだね、最近死んだ人なら安くしとくよ?

──それは。
父の死を一言も口にしない母の顔色を窺っている少女への
いかにも亀の甲なやさしさだろう。
だが少女は、手紙を書き始める。
拙い文章で。何通も何通も。

ネタバレはここまでで。
「子供」が案外なところまで分かっていること、そして
「大人」が案外なところを気付けないでいること。
そんな模様がもどかしくも、どこかしっくり馴染む。
等身大の悲しみや希望が、ふっくらと胸を満たす。

「死」とはなんなのか。
主人公の稚い疑問が、改めて心に問われる。
誰も死んだ経験がないのだから、当然分からない。
分かるのは「残された」側の気持ちだけだ。

そう考えると、手紙は良いアイテムだ。
メールのように電波に乗って確実に届く事ではなく、
多分、指先から文字が放たれることに意味があるのだ。
誰に助けてもらうでなく、自身で悲しみを吐き出して封をする。
それが「死」であり、また「生」でもある。



まあそう書きながら、コレ↑に変換されるワケだが。
ゲームと本のタイミングが悪かったわ。(笑)

個人評価:★★★


熱海ネタ続き。
仏頂面の新婚旅行の写真をみて、ちょっと仏心を出した。





旅行は思い立ったが吉いう主張だったが、まぁそれはよいのである。





びびった。
何故ここにウン十年前の歴史がココに繰り返されているのかと。



新婚旅行の時のケンカの理由はもう思い出せないらしいが、
今回は車が原因である。
おかんは恐ろしいことに50になって免許をとったヒトで、
それまで交通法規ではなく、自分ルールで運転に腹を立てる人で、
近道や抜け道のような道路を走ると、物凄い機嫌が悪くなる。
今回もそれで険悪ムードになったらしい。

もうこの夫婦には旅行はやらんと思ったのであった。
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