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とりあえず毎日本を読んでいるので、そろそろ脳内と本棚を整理してみようというココロミ。

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谷崎潤一郎犯罪小説集

谷崎潤一郎犯罪小説集 (集英社文庫 た 28-2)谷崎潤一郎犯罪小説集 (集英社文庫 た 28-2)
谷崎 潤一郎 くまおり 純

集英社 2007-12-14
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GW終盤からミョーに忙しくなり、本のページを開くと
夢の中へ夢の中へ行ってみたいと思いませんかうふっふー♪
な状態が続いていた。(どういう)
決して本書が眠い内容だったのではない。

谷崎潤一郎フェティシズム小説集を買った後
谷崎潤一郎マゾヒズム小説集と一緒にコッソリ買っていたコレ。
背表紙だけ並べると、すげぇ危ない人みたいだ谷崎。
そんなコトないよ!谷崎はそんな人じゃないよ!
ただのオープンな変態だから!谷崎は!!
全力でフォローしたいのに伝わらないファン心。

4つの短編集、というよりは、3短編+1中編と言うべきだろうか。
柳湯の事件
犯罪心理学で高名な学者の家に飛び込んできた青年。
売れない絵描きである青年は湯屋へ行った帰りで
自分が人殺しをしたのかどうか、判断して欲しいというのである。
途上
ある博士が道すがら、知らぬ男に話しかけられる。
男は現代で言う興信所の人間で
博士自身のことを調査しているのだと、本人に告げる。

寄宿舎に寝起きする学生たちの話。
そこへ盗難騒ぎがあり、「私」が疑われる。
余り折り合いの良くない友人が、そう決めているようなのだが…。
白昼鬼語
心身症の気がある友人が、物書きに話を持ち掛ける。
ある謎を解いた。それによると今夜
さる場所で殺人が起こるから、見に行かないかと。

成程、犯罪とまとめれば確かに犯罪小説だ。
だが谷崎の筆力は、つらつらとした書き方ながら、
描写の中にぐいと引き込んでしまうところに在ると思う。
薄気味の悪いおぞましさを描くのにも向いているが
やはりなんといっても、女性の描き方が上手い。

イケメンや美女は物語には外せない魅力アイテムではあるが、
イイ加減、またかよと思う事もある。(笑)
みんながみんな白い肌と艶やかな黒髪と
吸い込まれそうなアヤシイ瞳をしていると
「はいはい、美形乙」などと感じなくも無かったり。

が、谷崎の視点は変態が故に艶めかしい。
足とか足とか足とか足とか(くどい)、
足袋が白いとか、身に纏った薄物の皺がどーとか、
耳朶から襟足へ頤(おとがい)の角度がどーだとか
なにかこう妄想力を掻き立てられるのだ。

本書は基本男性同士の会話で犯罪話がすすむのだが 
蠱惑的な女性がでてくる4話目の「白昼鬼語」は
やはり谷崎の本領というか、惹きつけられる。
ミステリー自体に大きなトリックがある訳ではないのだが
こういうジャンルも書いていたのかと思うと
なかなか面白いチョイスである。

来年は谷崎没後50年の翌年になるので
著作権がフリーになり、青空文庫で読めるようになるが
やはりなんとなく紙の上で読みたい作品なのだ。
液晶画面は手軽ではあるが、何処か
その世界への壁であるように思うのは偏見だろうか。

谷崎作品は今のところ、どれを読んでも大きくハズレが無かったが
一つだけ忠告しておく。
この短編集を買う人は、3冊セットで買った方がいい。
あとから1冊だけ買う時の、タイトルの重圧がパネェから。

個人評価:★★★★


先日行った伊豆と関係あるような内容なネタ。







全部能面のような顔をしており、カメラの方を見ていない。
ある意味、ポートレイトとしては悪い写真ではなかったのだが。



不自然に思って尋ねたトコロ。



で、まだ続きがあるんだなコレが。
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