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あい

あい―永遠に在り (時代小説文庫)あい―永遠に在り (時代小説文庫)
高田 郁

角川春樹事務所 2015-02-14
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みをつくし料理帖の高田さんの歴史時代物。
関寛斎の妻・あいの生涯を語ったものだが、
まずそもそも関寛斎の説明をせねばなるまい。

幕末から明治を生きた蘭学医であり、佐藤泰然※に師事している。
(※順天堂大始祖。当時に西洋医学の外科手術を行ったことで有名。
  ただし麻酔ナシ。麻酔の誕生参考:華岡青洲の妻
以降も精力的に、近代医学の普及と庶民の治療に励む。
コレだけでもエライお医者様なのだが、このジーサンの凄いところは
70才近くになって北海道開拓の人生を始めたことである。

このジーサンはその頃、「不如帰」で有名な蘆花に会った。
蘆花のエッセイ「みみずのたはこと※青空文庫」の中で、
「面白い爺さん」と書かれている。
蘆花は最初、一時は士分でもあった関寛斎だと知らなかったのだ。
寛斎が名や身分を出すことを嫌い、聞かれるまで名乗らなかったからだ。

だがそのエッセイの中で、寛斎が
「婆(=妻)の作った着物しか着たことがない」
「婆は自分よりえらかった」と語ったとある。
話は戻るが、本書の主人公「あい」に関するデータは
おそらくこれくらいしか無いのだ。
そこから400ページにわたる「あい」の生涯を語るのだから、凄い。

本書は「あい」を4章に分けて、時代の変遷を追う。
「逢」 あいの子供時代から寛斎と添うまで
「藍」 あいが寛斎について、故郷から千葉へ移り住んだ頃
「哀」 更に徳島へ移り住んだ頃。時代は江戸から明治へ。
「愛」 開拓をするという寛斎について、北海道トマムへ。

女医であったとか看護師として夫を助けたのではなく、
あいはいわゆる「専業主婦」だ。
寛斎が単身赴任(?)をしていた時代もあり
ただただ献身的な妻としての姿と、
12人の子を産んだ母親としての姿が描かれる。

当然、ほとんどが作者の創作だとは思うが
小説の中の1つ1つの料理を作ってみるという高田さんだ。
その時代の史料や寛斎の残した著作から
そして「婆は自分よりえらかった」という言葉から
丹念に「あい」の面影を見つけ、掬い取っていったのだろうと思わせる。

決して大袈裟に話を盛ったりして、
殊更ホームドラマ仕立てになっている訳ではない。
けれどそれが、読んでいて心地いい。
女性の地位が高くなかったこの時代に
こんなにもしなやかで逞しい「花」が咲いていたのかと思わせる。
まさに高田さんの本領だろう。

──しかしここで重大な問題が発生してしまった。
関寛斎の物語が読みたくなってしまったのだ。

うん、知ってる。司馬先生が4巻セットで出してる。
いや駄目だ。3巻以上の司馬先生の本は、連休か老後にと決めたじゃないか!
2月末から定例の期末仕事も入るって分かってるし!
せめて3月末にしろよ!駄目よダメダメ~~~_(:3 」∠)))__(((┐「ε:)_
自分の中のエレキテル(何者だ)が騒ぐのに
何時の間にかカバンに4巻セットの司馬先生の御本が。(驚愕)

あいとはまさに、永遠に終わらないものだったのねぃ…(´;ω;`)

個人評価:★★★★


鎌倉旅行続き。





ほっと安堵する相方。
だがまだ相方は、おかんの真の恐ろしさを知らなかった。





お気づきの方もいるだろうが(笑)、「ペースを乱される」は相方の鬼門である。
一瞬助かったと思っただけに、この落とし穴はキツかったろう。笑。



や、自分も一応「勝手に決めんなよ…」と忠告はしたが
もう何処かで諦めている。だっておかんだもの。


ちなみに相方は帰宅してから
「そちらの家族とはもう旅行したくない」と仰っていた。笑笑。

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