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とりあえず毎日本を読んでいるので、そろそろ脳内と本棚を整理してみようというココロミ。

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眠れる美女

眠れる美女 (新潮文庫)眠れる美女 (新潮文庫)
川端 康成

新潮社 1967-11-28
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日本人でノーベル文学賞を受賞した川端康成──

は、昔に読んで挫折した作家でもある。(笑)
あれから随分寝かせたことだし、そろそろ「雪国」でも読んでみるか。
しかしその前に1冊読まねばなるまい。
「昔に読んで挫折した」本書である。

川端康成と言えばエロス、エロスと言えば川端康成である。
谷崎潤一郎は自分の中で「立派な変態」であり、
PCで谷崎と打つと、予測変換に「谷崎の変態」が並ぶほどである。
「ちょwおまwww」とツッコミたくなる谷崎に対し、
なにかこう川端康成はツッコみづらい。

【参考】谷崎の予測変換



オープンスケベとムッツリスケベとでも言おうか、
少なくとも昔の自分は、川端康成の薄暗さを受け入れられなかった。
若かったのだな、と思う。
今、川端康成を読み終えて少なからず、
多少は無駄でない齢を食ったのかもしれないと思ったり、する。

本書は3つの短編からなる。
眠れる美女
何をしても「絶対に起きない」娘と一夜を共にできるという怪しげな娼家。
既に「性的な悪戯が出来ない」齢となった老人だけが客となる。
主人公は気まぐれにそこを訪れ、二度三度と足を向けることになる。
片腕
「片腕を一晩お貸ししてもいいわ」と、言葉通り女の腕を一晩借りた男。
男は女に礼を言うと、生きた腕を外套の中に隠して帰宅し、
自分のアパァトメントで二人、甘美なひとときを過ごす。
散りぬるを
生活の面倒を見ていた二人の娘が、下宿先で殺されたのが数年前。
小説家はぼんやりと警察の調書の写しを眺め、空想に耽っている。
いずれは愛人にしたかもしれぬのに、などと思いながら。

どれも初老あたりの男と、少女もしくは若い娘とのストーリーであり
コレだけでもイエもうお腹いっぱいなんでというところを
1つ1つの描写が非常にねちっこく、げっぷが出そうになる。
「病んでいる」ような印象と落としどころの分かりにくいオチに
当時はそれっきり読みすすめるのをやめてしまった。

が、その表現の斬新さが今は分かる。
女の仕草や肌の柔らかさやすべらかさ、鼻孔を潜る匂いまでも
仮名づかいや句読点の細部に染みこませようする文章が
「ねちっこい」と感じたのだろう。
イイ年した爺が、食い入るように道行く若い娘をみているようで。

イヤまぁ、今読んでもやっぱりねちっこいとは思うのだが
そこに「若さ」という溢れんばかりの眩しさを
「老い」という境地からみている図が薄っすらとみえる。

「何をしても決して目覚めない眠り」とは、麻酔のような現実的なモノではないだろう。
事実彼女たちは寝返りをうったり、寝言をつぶやいたりもする。
それは「疑似の死」に近いものではないだろうか。
彼女達はそこからまだ遠い身でありながら、金を稼ぐために
老人たちに浪費して余りある若さと「疑似の死」を見せつけているのではあるまいか。

「眠れる美女」は今でも分かりにくいオチだと思う。
それまで美しい娘ばかりみてきた老人は
最後に垢抜けない黒い肌をした娘と添い寝するのだが、
その黒い娘は眠ったまま呼吸をしなくなってしまうのだ。

が、それは最後の「散りぬるを」を読むと
美しく眠ったまま死んだ娘と比べて、
黒い娘が「老い」に非常な衝撃を残したのが分かる。
また「片腕」も一見、非常に現代的な幻想小説に思えるが
「若さ」の象徴である腕を手に入れた「老い」という
非現実的な幻想ともみえてくる。

なんにしろ、単なるエロ爺ィに「老い」が見えたのは
ほかならぬ自分が齢を食ったからであろう。
それでも読後にやや胃酸過多なカンジが残ったのは
単に川端節と相性が合わないのかもしれないし、
喜ばしいことに自分はまだ「老い」のひよっこなのかもしれない。

多少前菜には重かった気がしないでもないが
次は「雪国」を食したいと思う。

個人評価:★★★★


相方は果たして、日本に帰ってこれるのか。



まあ結果から言うと、ありきたりのつまらんオチである。(ヲイ)





相方はコレをポ ケ ッ トだと思い込んでいたと言えば、オチは知れる。



ゲートもちゃんとチェックしていなかったことから、自分達とも合流できず
大変な冒険をしたと思われる。笑。←酷
まあ幸いにも、遺失物に届いていたらしい。
そもそも単独行動をしていなければ防げたことなのだが
今更そこから注意するのも大人げないと思い。



相方はこれを最後に海外には行ってない。
単に暇がないのか興味が無いのか、
なんらかのトラウマがあるのかはワカランが(笑)。
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