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とりあえず毎日本を読んでいるので、そろそろ脳内と本棚を整理してみようというココロミ。

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音楽嗜好症

音楽嗜好症: 脳神経科医と音楽に憑かれた人々 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)音楽嗜好症: 脳神経科医と音楽に憑かれた人々 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)
オリヴァー・サックス 大田直子

早川書房 2014-08-22
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タイトルに惹かれて読み始めた本。
小説ではなく、脳神経科医である著者が診療した
患者たちのノンフィクションなのだが、
どれも「音楽」と関わりの深い症例や治療報告となっている。

これを読んで思い出したのが、伊坂幸太郎氏の「死神の精度」だ。
「死神」は大鎌をもったようなレトロタイプのものではなく、
7日間の調査を経て対象者の死を見定める、いわば調査員だ。
その「死神」は人間界の音楽を、偏執的なまでに愛している。
人に死を与えるという因果には何の感慨もないが
音楽が絶えてしまう事だけは、身を切られるより辛いのだ。

──「音楽は人類を救う」。
何かの嘘くさいキャッチコピーのようだが、本書を読んでいると
音楽は確かに別次元の、人類の糧のようにも思えてくる。

4部に分けられた症例は
・音楽嗜好症 常に脳に音楽が鳴ったり、音楽によって癲癇を誘発されたり
       幻聴を聞いたりと「病的に」に音楽に浸かれる症例
・絶対音感・共感覚 一般とは異なる音の聴き方をする症例
          逆に音楽を認識できない症例など。
・音楽療法 パーキンソン病や失語症、記憶障害などの様々な患者に
      音楽というアプローチの効果を記している
・音楽と人 ウィリアムズ症候群や認知症などの患者を例に
      音楽が人の脳神経の中でも不思議な存在であることの、著者なりの見解。

脳神経の症例は2つと同じものが無いとも言われ、
そもそも著者が音楽という視点から症例をみているのだから
信憑性が高いのかどうかは、門外漢の自分には判断がつかない。
それでも「音楽の不思議」を感じてしまう。

一般に「左脳が理屈、右脳が感覚」を司るなどというが
音楽は脳において、主たる感覚ゾーンがないのだという。
(※本書では音楽センターが無いという言い方をしている)
いろんな知覚機能が総合して、「音楽」を聞いているのだと言う。

確かに、音楽とは不思議なものだ。
好みや気分に多少左右されるとはいえ、
生理的に音楽を受け付けないと言う人は、多くはないのではないか。
楽器を演奏することからカラオケ、またはただ聞くだけという形でも
なんらか人は音楽を「楽しむ」ようになっている。

また記憶に「短期記憶(すぐに忘れられてしまう記憶)・
長期記憶(その逆)」があるというのも知られるところだ。
更に長期記憶には、意味記憶・エピソード記憶というのがある。
音楽はどちらだろう?
知覚と同じく、どちらにもなりうるのではないだろうか。
小さい頃に聞いた童謡や好きな歌などは、自分もほぼ意識せずに歌うことが出来る。
歌詞はたまに「なんだっけ?」となることがあるが、メロディラインだけは入っている。
そう考えると、確かに音楽は「異質」なものなのだ。

1部の症例にも少し関係があるが、「イヤーワーム」という語をご存知だろうか。
頭の中で同じ歌が繰り返されてしまう現象だ。
自分もよくある。
聞いた歌が繰り返されるのはまだ分かるとしても
ぱっと思いついた歌が止まらなかったり、意味も原因も分からない。

以前何かの本で、ストレスや退屈が原因とも聞いたことがある。
脳が無意識下でテンションをあげるためにやってるのだとしたら
なかなか愉快な措置とも言える。
ならば脳神経の療法として効果があると言うのも、頷ける。
真偽のほどはともかく、脳と音楽の不思議な関係であることは間違いない。

先日読んだうれしい悲鳴をあげてくれ
5位にランク付けした「ある研究成果」をふと思い出す。
少し前著のネタバレになってしまうが、自分達の理解を超えたものというのは
本当に神とやらがくれた、高次元の産物なのかもしれない。
ふと、そんなことは考えてしまう。

音楽は死神すら魅了する程の、「何か」を秘めているのかもしれない。

個人評価:★★★★


著者は映画「レナードの朝」の原作者でもある。
神経病練で新薬を用い、30年もの眠りから覚めた患者が
新しい世界を知った後に再び元の症状に戻ってしまう話だ。
この映画、結構好きだったなあ。

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調べたら今ちょうど、「パーソナルソング」という著者原作の映画が
順次放映されているらしい。
へえ、こんな1日だけとかの公開の仕方もあるのだね。

職場の近くに来たら、ちょっとみてもいいかも。


先日のおかんの千羽鶴を書いてて思い出した。





ほつれるゾーキンとかポケットになるアップリケとか、その他いろいろ。
自分が幼稚園のときは、近所の裁縫上手のオバチャンが全部作ってくれたが
妹の幼稚園は「おかーさんが手作りしてください」というトコだったので
結果的に妹には面白い悲劇が増えることに。

ところでおかんは結構占いを信じるタチで
知り合いを通じて手相を見てもらったことが、何度かある。





高倉健の意味の不器用ではなく、手先のことである。
開口一番ソレって、なんかすごい。



ちなみに自分の結婚も、おかんが勝手に占ってもらい
「来年中に結婚させないと大変なことになる」と言われて
おかんから物凄いプッシュがあった。

自分が占いが嫌いなのは、おかんの所為もあると思う。
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