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とりあえず毎日本を読んでいるので、そろそろ脳内と本棚を整理してみようというココロミ。

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秀吉の枷〈上・中・下〉

秀吉の枷〈上〉 (文春文庫)秀吉の枷〈上〉 (文春文庫)
加藤 廣

文藝春秋 2009-06-10
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いやーーー!めっちゃ面白かった!!
正直今まで秀吉には、特に太閤になってからの歴史には
あんまり食指が動かなかったのだが
ヤられましたわー。上中下巻、一気食いでしたわー。

ご存知、豊臣秀吉。
出自は足軽の子とも農民とも、または山の民とも言われるが、
彼もまた多くの謎に包まれているメジャー歴史人だ。
また「織田がつき 羽柴がこねし天下餅 座りしままに食ふは徳川」
という歌にある通り、信長が半ばで掴み損ねた覇の道を掴んだ男でもある。

日本でアメリカンドリームを築いた人物と言う意味では、面白い。
が、どうも成金趣味と身内贔屓で自滅したイメージがあったのだが
豊臣女系図で秀吉の芸術貢献度を見直し、
最近では気になりつつある存在ではあった。
恋かよ。(笑)

物語は信長の棺の歴史ミステリーを土台にしているので
本書だけ読むのではなく、順番に読むことをオススメする。

ストーリーは軍師・竹中半兵衛の死から始まり、
秀吉が既にある程度の地位を築いてからの話となる。、
続いて訪れる本能寺の変と有名な中国大返し、そして映画にもなった清洲会議
本当に秀吉はこんな思いであったのではないかと思える程、
史実を分かりやすく、また滑らかに溶け込ませている。

家康との小牧・長久手の戦、四国・九州征伐
そして仕上げの北関東は北条家の征伐。(※のぼうの城はこの中の一戦)
ここで秀吉の天下統一が成る訳だが、なんとも忙しい男だ。
朝廷に礼を尽くし、その合間に山のような側室と子作りに励む。
本来ならばオッサンの忙殺スケジュールなんぞ面白くもないが、
これが秀吉の「山の民」の出自に絡み合わせてあり、何とも上手い。

しかし人の2倍も3倍もの人生を駆け抜けているかのような男に
何故か羨望も華やかさも感じない。
そこあるのは、孤独だ。
金の茶室に金の茶釜、絢爛豪華な聚楽第、
大茶会に醍醐の花見…、万民に掴めぬ栄華を掴んだ筈の男が
喘ぐように孤独から逃げ、目を背けようともがく老人にしか見えない。

最期には朝鮮出兵という大きな失敗を犯し、
ただただ成り上がりの醜態だけを晒したと思われる秀吉だが
加藤氏の筆運びから、不思議と納得してしまった。
是と認めた訳ではない。
ただ彼が「堕ちた」経緯が、すとんと喉元を通ってしまったのだ。

覇の道とは、人道を捨てた果てにあるのかもしれない。
第六天魔王と言われた信長なればひょっとして
懊悩することなく、人であることを捨てたのかもしれない。
だが歴史にIFはない。

人たらしであった秀吉だからこそ
こんなにも醜い末路を迎えてしまったのかもしれない。
だがその人間臭さが、いい。
絢爛な城や美術品のごとく、虚飾に満ちた秀吉の歴史すら
今は何故か愛おしいもののようにすら思える。

こんなに秀吉の印象が変わるとは、自分でも驚愕。
いや、これは新年からいい本読んだ。
さあっ!最後は本能寺三部作のラスト、明智編を読むぜっ!!

個人評価:★★★★★


帰省話続き。ばーちゃんその1。



バリアフリーで車椅子貸し出してくれるトコじゃないと、
もうばーちゃん連れていけないんだよね。
実家の車では車椅子積めないし。
今回初めて、そう言う視点で店を探すことを知った。





単調な入院生活を送るばーちゃんにとって
話しやすいのは昔のことと、つい最近あったことなのだ。



ちなみにばーちゃんがクソ看護婦というのは
オニギリを作ってくれたのとは別の看護師さんである。
怒りや愚痴がよくでてくるのは、
そういう記憶の方が脳に刻まれやすいのかもしれない。

離婚したじーさんの話もたまに出る。
おかんは娘として苦労させられただけにイロイロ思う事があるらしく
「今は関係ないでしょ」と否定するのだが
そちらは愚痴ではなくて、まだ甘酸っぱい新婚時代の話だ。
ばーちゃんのなかの「花」の記憶なんだなと思う。

自分はたまにしか相手をしないので、都合のいい解釈かもしれないが
老いを重ねて記憶が曖昧になるというのは
案外、自然の摂理なのかもしれないと思ったり。
嫌な事を忘れて、花の記憶だけを持って行けるように
神様とやらが粋な配慮をしているのかもしれない。



まだばーちゃんが一人暮らしをしていた頃
ちょっとイロイロあって、たまに愚痴の電話をかけてきた。
その頃に比べたら、今のばーちゃんの話は他愛もない。

ばーちゃん話、もう1話続く。
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