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とりあえず毎日本を読んでいるので、そろそろ脳内と本棚を整理してみようというココロミ。

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けむたい後輩

けむたい後輩 (幻冬舎文庫)けむたい後輩 (幻冬舎文庫)
柚木 麻子

幻冬舎 2014-12-04
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「女性同士」という一見闇の中にありそうな(笑)テーマを
まるで芋を掘るようにズルッと
容赦なく日なたに引き摺りだす柚木さん。

それを怖いと思うかは読む人次第かもしれないが
自分は結構この正直さが好きだ。
ホラーやサスペンスと言う程には盛り上がらない
「女子のあるある」みたいな日常を、上手く素材にしている。
その分「女子と仕事」はちょっと盛り気味な感もなくはないが
まぁ、それはご愛嬌ということで。

2人の女子大生の関係を描いたストーリー。
14歳で詩集を出し、周囲の女子たちとは距離を置き
オマケに教師と恋仲になるという
「悪いけど、アンタたちとは世界が違うのよね」女子の栞子。
可愛そうに、どうやらこじらせてしまったらしい。

一方、病弱で彼女にアコガれ、
惜しみない賛辞と羨望で金魚のフンのようにくっついてまわる
「カノジョを分かってあげられるのはアタシだけ…!」女子の真実子。
超美人のアナウンサー志望である親友の美里は
世間知らずの真実子の傾倒っぷりにイライラさせられる。

正直、どの女の子もマトモではない。
特に栞子は、「ハタチ過ぎればただの人」なのが読者にはまるわかりで
ムカつくのを通り越して、ちょっと哀れにもなる。
かといって真実子マジ天使と思えるかというとそうでもなく、
アンタもイイ加減にしなはれや、と溜息が出る。
親友の美里が多分、一番読者の目線に違いのだが
物凄く好感が持てるかというと、やっぱりそうでもない。

結局この話は、女子世界の「レベル比べ」の一端なのだと思う。
「アタシの方があの子よりかわいい」
「これだから、わかってないコって嫌になっちゃう」
「アタシが守ってあげるんだから」
根拠もない自分の物差しレベルで、相手のことは考えずに主張される。

深読みすれば、彼女たちはそれぞれ
「相手が自分より格下だから」横柄であり、かつ愛情を注ぐのだ。
一番痛々しいのは栞子なのだが、そう考えると真実子も大概だ。
「ライバルを妬む女の憎悪劇」なら世間によくありそうだが、
「格下を愛でる女の愛情劇」なのだから、恐ろしいではないか。(笑)

けれどそれが不快感にならずに読めるのは
彼女らが自分の物差しを持っているからでもある。
少なくとも「みんなで仲良くいじめる」というような尺度ではない。
そうしないことが、柚木さんの描く女子を何処かサッパリとさせる。
一番痛々しい栞子ですら、なんとなく憎みきれない。

「けむたい後輩」というタイトルも秀逸だ。
栞子のタバコと真実子の関係でもあり、
また栞子を追っかけまわす真実子の関係でもあるのだが、
これがラストでがつんと効いている。

───でもこの本って実は
「アタシ、この2人ほどヒドくないしー」っていう
無意識の読者の「レベル」を計るものなんじゃないかと思ったり。

おお怖や怖や。

個人評価:★★★★


この本、知人の女の子を思い出すわ。
ちょっと真実子っぽい…。

別に真実子を嫌なコだとは思わんけど
押せ押せのパワーって受ける方も耐久度を問われるっつーか。
ああ、うん、あんまり思い出さんとこ…。


妹の夢話。







漢である。
人生で一度は言ってみたい台詞の14位くらいには入ってそうである。
(微妙なんかい)



脈絡なく、夢はここで終わる。



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