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とりあえず毎日本を読んでいるので、そろそろ脳内と本棚を整理してみようというココロミ。

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十二単衣を着た悪魔

十二単衣を着た悪魔 源氏物語異聞 (幻冬舎文庫)十二単衣を着た悪魔 源氏物語異聞 (幻冬舎文庫)
内館 牧子

幻冬舎 2014-12-04
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文庫化を待っていた本。
イヤだってスゴいタイトルじゃんコレ。

いわゆる源氏物語の改編物だが、これまた設定がぶっ飛んでいる。
現代で60社もの入社試験に落ちまくり、
二流大学を卒業後、春から晴れてニートになった男が
源氏物語の世界にタイムスリップしてしまうのである。
いや、物語の中だからパラレルワールドか???

ともあれ本の中に入れるなんて、ヲタクにすれば垂涎の能力だね!!
まぁヲタクは大体、本の中にいるようなもんだけどね!(逃避とも言う)

トンデモ設定ながら、平成と平安の生活ギャップを入れつつ、
源氏物語をちゃんとなぞっているのが面白い。
源氏物語と言えば、光源氏の「母を求めて女三千斬り」の話であり、
光源氏視点でこそ栄華と恋愛のサクセスストーリーなのだが
主人公が「弘徽殿の女御」サイドに立っているのがまたイカス。

さて弘徽殿の女御とは。
光源氏のカーチャンのライバルであり、
一応は国母{=天皇の母)になった勝ち組なのだが
息子より出来のいい光源氏にアレコレ嫌がらせをするも
結局は勝てなかったという、いわば悪役に充てられている。

主人公は源氏物語のあらすじを知る故に、陰陽師と身分を偽り
弘徽殿の女御側から見た「源氏物語異端」を語るのだ。
光源氏が然程好きでない(笑)自分は
これらのキャラ解釈に思わず膝を打ちまくった。

源氏物語がキライなのではない。むしろ好きだ。
華やかな恋愛絵巻でありながら、この時代は
「後ろ盾があり、面倒見のいいイケメン」が白馬の王子様だという
女性ならではの現実が見え隠れしてるのが面白い。
バーサンや醜女をも見捨てないあたり、
光源氏がしょっている理想像は並み大抵ではないと思われる。

自分がもう1つ、光源氏をたいした奴だと思うのは
「オレは親の愛を知らぬ孤独の王…!」的な中二にならず、
「我イケメンにおいて天上天下唯我独尊」な恋愛脳になった点である。
故に本書の光源氏解釈には、思わず吹き出した。

源氏、ラテン系なんだってよ。

何度ヤらかしても懲りないマイペースさや
飽きっぽさと情熱の間にあるようなライトさ、
無駄にエネルギッシュなラブオブパワーは確かにラテン系かもしれん。
だが本書は原作を殊更コミカルにしている訳ではない。
「解釈」としての面白味がよく出ている。

これをただのタイムスリップ(?)ものとせず
主人公自身の物語として作られているのが、またいい。
突然歌って踊って泣きだすインドムービーみたいな平安絵巻ではなく
主人公の気持ちに寄り添う事で、物語を追える。
くそー、まさか自分が光源氏を「いいヤツじゃん…!」なんて
思う日が来るとはなぁ。チキショー。

そのシテヤラレタ感に★5つっっ!

個人評価:★★★★★



昨日のおかんがクマと戦った話(笑)と合わせてお読みください。





せめてジャングルとかに場所移そうよ妹さん(笑)







同じような夢を2回も見るとかやっぱ
コレはおかんに対するシミュレーションなんじゃね。

きっと大概のことには驚かされない為に脳が準備してる。
いやでもいつも準備間に合わねぇけど。
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