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PK

PK (講談社文庫)PK (講談社文庫)
伊坂 幸太郎

講談社 2014-11-14
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君はヒーローになりたいか?

超能力を持った正義の味方になる。
日本代表戦で起死回生のゴールを決める。
ノーベルなんちゃら賞をとる。
世界記録を達成する。
死にそうな人を奇跡的に助ける。などなど。

ヒーローになるとはかくも、ハードルが高そうだ。
無論、18歳から30歳まで・経験不問・明るく元気な方委細面談で
ヒーローになれたら世話はないのだが。
この条件でなれるのは、せいぜいがショッピングセンターの屋上で
アクションを披露する特撮ヒーローのバイトくらいであろう。

だがしかし。
本書ではその彼こそが、ヒーローなのだ。
そして今、あなたが電車の中で本屋の前で
ダイニングでコタツで蒲団の中で読んでいるこの「PK」はひょっとして
「本当に起こっていること」かもしれないのだ。

「PK」「超人」「密使」の三篇からなる連作。
「PK」で伊坂氏お得意の交錯世界が
最後になんとなく繋がったような気がしたところで、
続く「超人」に「あれ?」という違和感に襲われる。
更に「密使」ではそれが「あれ?あれ?あれれ???」となる。

ネタバレはここまでだ!(わっかんねーーーーよ!!!!)

いや、表題の「PK」だけはもうちょっとネタバレしよう。
それは10年前のサッカーの「PK」シーンから始まる。
そしてその試合を見て、PKにずっと疑問を抱えていた大臣へと話は続く。
さらに話は飛び、ある作家の日常が描かれる。
その作家はどうやら、大臣の父親であるように思われる。

否、「多分」そうなのだ。
少なくとも「この世界」では。

「超人」でも作家は出てくる。
だが「大臣の父親」である作家と別人なのかは判然としない。
ややこしいので「PK」の作家をA’とし、「超人」の作家をA"としよう。
「密使」でもA"は出てくる。ただし作家ではない。
何かが重なっているのに、何かが違う。

と聞けばピンとくる人もあろう。
そう、これは平衡世界(パラレルワールド)と
タイムパラドックスを使ったSFストーリーなのだ。多分。
ガッツリ書けば上下巻くらいになりそうな題材を
連作3編でチョチョイと終わらせる地味さを、敢えて賞賛したい。

自分は伊坂氏に共感させられることが多々ある。
この「地味さと正義」の関係は常々よく考えていたことなので
読んでてホントに楽しかった。

正義というのは「未然に防ぐ」ことが肝要であり、すごく地味な仕事なのだ。
悪が現れてから叩きのめしているようでは、ヒーロー失格である。
毎週日曜朝に勤労してる特撮ヒーローは
多分かなり出来の悪いヒーローなんだと自分は思ってる。(好きだけどね!)

人が転ぶ前に石を取り除き、火事が起こる前に燃えるゴミを撤去し、
悪の本部が建設される前に建設予定を買収しとくくらいじゃないと。
風邪をひく前に手を洗うような男こそが、ヒーローなのだ。
だから本書のヒーローも、地味だ。
それはネタバレになるから言えないが、Gが世界を救うとだけ言っておこう。

細かな不連続面を重ねたストーリーは、正直わかりにくい。
けれどだからこそ、思うのだ。
私達が安穏としている世界は、「彼」が造ったのかもしれないと。
その「彼」は「誰か」に助けられ
「誰か」は「また他の誰か」に助けられて、この世界は在るのだ。

勇気は、伝染する。



君にも、ヒーローがいるかもしれない。
知らない誰かが。知らない場所で。

だから君だって、ヒーローかもしれない。

個人評価:★★★★


帰省ネタ続き。今回で終わり。





元気な婆やで。ホンマに。(笑)







まだまだ修行が足らぬ(涙)。
イヤだって打ち合わせ(?)では娘だったのに、目の前で進化しちゃったんだもの。
不意打ちっつーかオドロキっつーか爆笑っつーか。

次に行ったら官兵衛の妻になってるかもしれん。
いやもう官兵衛生んだとか言われても驚かないぞ。(ビックリだよ!)
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