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とりあえず毎日本を読んでいるので、そろそろ脳内と本棚を整理してみようというココロミ。

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意地悪な食卓

意地悪な食卓 (角川ホラー文庫)意地悪な食卓 (角川ホラー文庫)
新津 きよみ

角川書店 2013-04-25
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食べ物に関するホラー8短編。

嗅覚
料理に手を掛けない母親のおかげで、味覚と嗅覚が発達した女性。
それは恋人の浮気まで嗅ぎ分ける程に…。
珍味
美食で知られていた女性が、オーガニック派に急転身。
携帯も通じないド田舎からの誘いに、出かけていく友人。
遺品
死んだ姉を偲ぶため、姉手製の梅酒を飲みながら噂供養をする。
だが関係者たちの告白は、何処か奇妙な方向へ傾いていく。
弁当箱
喧嘩の後に交通事故に遭い、帰らぬ人となった夫の妻。
その鞄に入っていた弁当包を、7年経った今でも開けられないでいる。
給食
介護の仕事を始め、担当になったのはなんと小学校時代の先生。
掃除の時間まで給食を食べさせられ、ダメ人間の烙印を押された過去が蘇る。
手作り
主人公が結婚を考えている男性は、手作りの食事が食べられない人だった。
彼の妹が作る「母親譲りの味」は食べられるのに、どうして───?
お裾分け
お裾分けが縁で不倫、略奪婚にまで至った女性。
だがその夫も死に、前妻の息子は遺産相続を放棄してきたが。
怖い食卓
食に関する取材風景。いろんな人が嫌なお店にまつわる体験談を語る。
居づらい店から生理的に嫌な店、ホラーな店…。

怖いという訳ではなかったが、食と言う身近なネタを絡めたストーリーは
何処か妙な親近感と臨場感をもってぐいぐい読める。
「たかが食べ物 されど食べ物」といったところか、
確かに食べ物から執念や愛、はたまた何らかの衝動が
生み出されても不思議はない気がする。

食べ物が直接・間接的に原因で、相手にむっとした経験ぐらいは
誰にでもあるんじゃないだろうか。
キノコの山・たけのこの里にはじまる
カラアゲにレモンをかける派・かけない派の対立。
鍋奉行の専制君主政治。
なんにでもソースをかける味覚から人間性まで疑うことになったり、
中華丼のたった1つのウズラ卵を奪われて亀裂が入るなど
食べ物が交友関係に深刻な打撃を与えることは、珍しくない。

今日の自分は昨日食べたもので出来ているなどと言うが、
ならば長年食べてきたものや食の嗜好や記憶も
もうその人の一部と言ってもよいのかもしれない。
だから食べ物でウマがあうと、自身の分身をみつけたかのような気になるし、
逆もまた真なり、だ。

しかしこれらの恐ろしいところは
理解できない者には本当に理解できない事であろう。
極端な例としては、日本人の鯨食だ。
認識が違うという事は理解できても、恐らく
日本人全員に本当の罪悪感を抱かせる事は難しいと思われる。

そんなグローバルなレベルならともかく
身近な食事に、それも自分が向かい合ってる食卓に
国際規約や一般常識でないルールがあるとしたら
よくよく考えればちょっとしたホラーかもしれない。

カラアゲにレモンをかけた瞬間、
貴方の積み上げてきた歴史が崩れることもあるのだ──
───貴方のテーブルにも、ホラーは潜んでいるかもしれない。

個人評価:★★★
※自分はレモンは平気です


食べ物ケンカで思い出した友人夫婦の話。




ポーチドエッグ的な、いわゆる落とし玉子じゃねーのと言ったら、ソレもやったと言う。







まあ自分も茹でタマゴのみそ汁は食ったことないけど
家の味って知らない間に「自分の常識」になってるんだよね。
こわいこわい。
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