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小野寺の弟・小野寺の姉

小野寺の弟・小野寺の姉小野寺の弟・小野寺の姉
西田征史

幻冬舎 2014-10-24
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映画の特装版で、片桐はいりと向井理が表紙。
どうしたってこの二人のイメージで読んでしまうだろう。
だがそれも含めて、いい本だった。

著者の西田氏は元芸人で脚本家らしい。
エンターテイメント性と物語性が上手く噛み合っていて、
また文章が軽くなかったところが、自分にはツボだった。
30代の弟と40代の姉という組み合わせはきっと
こんなお茶目さと苦味をブレンドしたくらいが、ちょうどいい。

タイトル通り、小野寺家の姉弟の日常ストーリー。
二人の視点が交互に語られ、
姉が「こう思ってる」ことが弟が実は「こう思って」いたり、
弟が「こう思ってる」ことが姉が実は「こう思って」いることが
1話1話で垣間見え、思わずニヤリとさせられる。

「姉に殺意を抱いたことが3度ある」と言う物騒な書き出しで始まるも
それは姉弟ならではのあるあるのようなものだ。
自分も妹を小さい頃を疎ましく思ったことはあるし、
妹も自分を大嫌いだと思ったことはあるらしい。
そう言う色んな心情の積み重ねが、そのまま兄弟の軌跡なのだ。

真面目でキッチリタイプの姉と、少しのんびり屋で人見知りをする弟。
きっとそんな「きょうだい」の組み合わせは(逆も入れて)多いだろう。
それもやはり、同じ家の中で役割分担をして過ごすうちに
自分の一部になった、軌跡の1つじゃないだろうか。

自分と妹は割と年が離れている。
相方は年子の姉がいるが、その付き合い方は全然違う。
青春や恋愛、結婚を飛び越えて「母」になってしまった小野寺姉と
思うところはあれど「黙っていることが一番得策」と
男の真理に辿り着いている小野寺弟とも、違う。

「きょうだい」というのは親子とも友達とも恋人とも違う、
誰にも囚われない距離感があるのだなと感じる。
他人には横柄に思えても、同じ素材で作られた自分のコピーに対して
いつまでも同じ場所に立っていることが肝要なのだと知っている。
そう、いつまでもだ。

姉が弟の成長を願う事。
弟が姉の幸せを願う事。
相手がどんな年齢になろうとも、それは何時までも変わらない。
永遠に姉だけに、弟だけに許された特権だ。
でもそれを口に出したりしないのも、「きょうだい」の距離かもしれない。

少なくとも自分は、「小野寺姉」の気持ちが分かる。
近いから、余計な事も言ってしまう。
けれど瞼の裏には小さいままの「きょうだい」がいて、つい甘くもなる。
だから誰より成長が嬉しい。
小野寺弟の言い分なんぞ、クソくらえである。(笑)
姉は呼吸をするように、ただ弟の「上」に在るのである。
その成長を見たいがために。

続編が出てもいいようなラストもいい。
滅多に続編を望む作品なんかないのだが、これは出てもいい。
出るとしたら、それは小野寺弟の恋だろうか。
それとも小野寺姉の結婚だろうか。

どっちでもじんわりきそうだ。
自分の結婚式はどーとも思わなかったが
妹が結婚したら、多分両親よりおいおい泣く自信あるわ。
婿さんの肩掴んで、妹を幸せにしてくれとかクダまくわ。
変な奴だったら、夜陰に乗じて背後から殴り倒してやるわ。(卑怯なり)

「きょうだい」とはそうなのだ。
いつまでも過去と未来と関係ない場所にいる。
そう、いつまでもだ。

個人評価:★★★★★


きょうだい?はなし??


里帰ると大概この夫婦の家に、妹とお邪魔する。
妹単体でもお邪魔しているようなので、ホント世話になっている。

無論本当の保護者は両親なのだが、
彼らはとにかく何でもいいから嫁に行ってほしいようだ。(笑)









たぶんみんなはんぶんはほんき。(あと半分はやる気)
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