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とりあえず毎日本を読んでいるので、そろそろ脳内と本棚を整理してみようというココロミ。

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    2014-10-18 (Sat) 22:03

    このコメントは管理人のみ閲覧できます
  2. はるほん

    はるほん

    2014-10-20 (Mon) 07:21

    メッセージありがとうございました。
    どこでお返事してよいのか分かりませんでしたので
    一応こちらに書いておきます。

    当方はブログでメルアドは公開しておりませんので
    直接コメントにそちらのメルアドを書いていただけると
    お返事がしやすいのですが。
    (そちらのブログでは会員にならないと
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日輪の翼

日輪の翼 (河出文庫)日輪の翼 (河出文庫)
中上 健次

河出書房新社 2012-09-05
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濃い。濃ゆい。でも面白い。
★4になったのは中上作品を順番に読んでなかった
自分の未熟さからで、再読したら★5になるかもしれない。

故・中上健次は和歌山県の被差別部落出身者だ。
江戸時代にあった日本のカースト制度の名残であり、
そんな昔のこと…と思われそうだが、今も一部で現実に残る差別である。
他県はどうだか知らないが、滋賀は割とこの教育に力を入れており、
小学生の頃から関連授業や映画を見る時間が設けられていた。

ぶっちゃけ、身近に部落とされてきた地域があるからだろう。
学区内がその地域なのだから、正義とか道徳を超えて、
もうめっちゃリアルな話であり、逆に言えばふーんという感じだった。
クラスメイトがその出身だろうjと、子供には関係の無い話であり
差別と言うより、その正体は
世間の体裁というカベだと理解するのは、もっとずっと後のことだ。

ともあれ、その内から外から張られた見えない結界の所為で
特殊なヴェールのようなものがあると言えば、そうなのかもしれない。
中上氏はそれを「路地」と呼び、作品の中に登場させる。
熊野と言う土地の古めかしい神話とその闇が相まって、
一種独特のゾーンを作り上げている。

多分これらの作品を読んでこそ、本書の味が一層よく分かるのだろう。
本書だけでも面白かっただけに、順番に読まなかったのが悔やまれる。
偶然本棚に1冊中上作品があったので、次はこれを読もうと思う。

先に言っとくと、この本は非常に読みにくい。
和歌山弁の特に濃い方言が表音のままで書かれているので
関西人の自分でも少し考えてから「あー」と思うものもあった。
でもこれは、確かにこの濃ゆい方言でないと出ない空気なのだ。

話は突然、冷凍トレーラーが走っている場面から始まり、
それが盗難車の改造車で、ワゴン車が伴走していることがなんとなく察せられる。
若い男が4人交代で運転しているばかりか、なんとトレーラーには
7人のババーが寝起きしているのである。

訛りの強い方言の会話を読んでいくうちに
「路地」がなくなったらしいことが描かれている。
若い男たちはババーの事をそれぞれ「オバ」と呼び
どうやら伊勢参りに向かっていることが漸く掴めてくる。

「オバ」という呼び方は、確かに関西にある。
自分のひぃバーサンは、娘たちにも「オバァ」と呼ばれていた。
「ババァ」や「オバハン」などと言う蔑称とは全然違うのだ。
そのやりとりで、若者がちゃんとババーたちに
敬意をもって接しているのだという事が分かる。

彼らの旅は伊勢を出て、一宮から諏訪へ
そして滋賀の瀬田へ、また恐山にも向かう。
平均年齢を考えると、ものすごいハードなドライブと言える。
だがその「神を巡る旅」とババーたちの心のありようは
読んでいて何とも清らかで、また微笑ましいものに見える。

またこの旅は、名物・美味いものとは無縁である。
ババーたちは七輪持参で煮炊きをし、毎日食べ慣れている
「オカイサン(=お粥さん)」でないと嫌がるのだ。
冷凍トレーラーの中と言う非日常以外は全くのマイペースで、
ババーたちは固まってトロトロと歩き、しわしわの手を合わせる。

や、昔から神を心に宿していると言う意味では
この弾丸ツアーですら、彼女たちにはただの日常であるのかもしれない。
不思議な時間と、不思議な関係。
多少会話や話が分からなくても、先を読みたい気に駆られる。
単にジジババ萌えの自分のツボだったのかもしれないが。

若者たちも別に爽やかな好青年と言う訳ではなく
ババーの面倒はちゃんと見た後は街に出て
女を抱いたりしているから、ほのぼの路線と言う訳でもない。
だがそれも含めて独特の世界観を確立している。
新旧・清濁・老若男女のさまざまな対比が見事。

バーサンとオカイサンのファンになること間違いなしの1冊。

個人評価:★★★★☆←自分の勉強不足分


オカイサン話。


粥に小さく切った餅をいれたもの。
ボリュームが出る上、ダシや塩味がしみしみでンマイ。
なんてことない料理もばーちゃんが作るとうまうま。
が。



なんてことない料理をとんでもないものにする黒魔法使い。



餅と餅と米と米が複雑に絡み合い
THE炭水化物ってカンジのナニカが発生。



自分でも作ったが、大体バーチャン寄りのものができた。
なにをどうしたらあんな風になるのであろう…。

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    2014-10-18 (Sat) 22:03

    このコメントは管理人のみ閲覧できます
  2. はるほん

    はるほん

    2014-10-20 (Mon) 07:21

    メッセージありがとうございました。
    どこでお返事してよいのか分かりませんでしたので
    一応こちらに書いておきます。

    当方はブログでメルアドは公開しておりませんので
    直接コメントにそちらのメルアドを書いていただけると
    お返事がしやすいのですが。
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