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レインツリーの国

レインツリーの国 (新潮文庫)レインツリーの国
有川 浩/新潮社





by G-Tools


有川さんの作品と初めて出会ったのは
「ストーリーセラー」の短編集だ。
基本、恋愛物の話にはあまり食指の動かない自分が
とても印象に残った話だったので、その名前を覚えた。

他にも数冊読んだが
後に「図書館戦争」の原作者で
「大人のラノベ作家」と自称していると知り
成程なぁと納得した。

恋愛小説というのは、ほぼ誰もが共感して読める
万人向けの便利ツールであるが
自分としては「ソレ」だけだとどうも読み足りない。
お菓子をゴハンの代わりにするような感覚がある。

有川さんの小説は甘さだけでなく
病気と言う苦味を少々加えたり
自衛隊(笑)という意外なスパイスを加えることで
ちょっとオシャレなカフェ飯くらいの「食べた感」を提供する。
大人のラノベとは、そういうテイストを意味するのではないか。

本作の始まりは、「学生時代に読んだ本」だ。
大好きだったのに、ずっと納得のいかなかった結末。
それが10年の歳月とネットを通して
初めて「ひとみ」と名乗る女性と共有できた「伸」。
食パン咥えて激走し、曲がり角で正面衝突するかのようなシチュだが
だが無論、そのまま終わらないのが「大人のラノベ」だ。

そうしてメールを交わす内、二人で会うことになる。
が、ひとみと伸の間に文字通り「障害」が立ちはだかる。
そこはネタバレになるので伏せたまま話を進めるが
正直なところ、恋愛要素部分は惹かれなかった。
が、その「障害」が、自分の周囲に実際あるものだったので
ちょっと考えさせられた。

読後感想以外のところで引っ掛かった感じは
ストーリーテラーをを思い出した。
自分に無関係でなかったら、するっと読み流していたかも知れない。
ラノベを自称されるだけあって、タッチは軽いのだが
それが胸に刺さったときは結構に角度が鋭い。

成程、大人のラノベである。

個人評価:★★★


有川さんつながりで、ストーリーテラーの話も少し。
短編集とは別に完全版のような本が出たらしいが
自分は短編集で満足したので、そちらは読んでいない。

こちらも恋愛小説だが、一風変わった設定で
女性が「考えると脳が壊れていく」という奇病にかかっている。
だが彼女の小説を書く才能を、男性は心から愛しているのだ。

きっとこれを読んだ人は、少なからずこう思うだろう。
この病にかかったら、自分はどうするだろうと。
けれど同時に、そうなったとしても
何も変えられないだろうとも思ったりする。

だがそんな悲劇に酔ってるところを、医者に
「病状は進行してません。頑張ってますね」
とか言われたら、ちょっとショックである。(笑)
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