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スリーピング・ブッダ

スリーピング・ブッダ (角川文庫)スリーピング・ブッダ (角川文庫)
早見 和真

KADOKAWA/角川書店 2014-08-23
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スリーピング・ブッダ。
直訳すれば眠るブッダ──、涅槃仏のことである。
加えてギターを抱えた坊主が表紙なのだから、これは気になる。

主役は坊主──、正確には二人の雲水(=禅宗の修行僧)だ。
かたや大きな古寺に生まれ、不慮の事故で母と兄を亡くし
本来後継ぎになる予定はなかった次男坊。
かたやメジャーデビューの夢を絶たれ、
安定を求めて仏門を叩いた旋盤工場の一人息子。

広也は仏という存在に何処か煩悶しながらも、
後継ぎという責任と、父への尊敬から僧になる決心をする。
隆春は音楽で世界を救うと言う夢と就職難を前にして
「あれ、宗教って結構パンクじゃね?」とふと思い立つ。
そんな二人が奇しくも同年同日に、上山(じょうざん)する縁(えにし)を得る。

いかにも少年漫画みたいに正反対のキャラが
「努力・友情・悟り」のガチンコ勝負をしそうな設定だが、コレが違った。
宗派直轄の大学と修行の関係。
ほぼ世襲制となっている宗教の、一般人への門戸の狭さ。
修行寺の軍隊にも似た「イジメ」。夜遊びをする僧たち。

大学や寺の名前はフィクションとなっているが、
多分、結構現実に近いものとなっているんじゃないだろうか。
もともと日本の坊さんは妻帯も許され、肉食・飲酒・喫煙も基本禁止されていない。
自分の地元は某宗派の総本山だが
若い坊さんが車を乗り付けてドライブスルーしていくのも見たし、
聞いた情報では、坊さんと合コンした人もいるらしい。(笑)

「職業として社会化した宗教」という現実的な切りこみ方の割に、
主人公の真摯な宗教への姿勢は、少々面白味に欠ける印象。
個人的には、隆春のように「一般人だけど坊主になりたい!」と思わせる
パンクでロックなパワーが欲しかった感もあるのだが
宗教を真面目に小説テーマにしているところがミソでもある。

「宗教」という響きは曖昧で、また難解なものと言える。
ざっくりいえば「胡散臭い」側面すらある。
自分も神や仏と言う存在に手を合わせることは純粋な行為だと思うけど
道端で「祈らせてください」って言われたら「だが断る(´・ω・`)」って思うからね。

だが、この本を読むと思ってしまう。
「胡散臭い」宗教は、最初から胡散臭かった訳ではないのだ。
己を極めれば人を救わない宗教になり
人を救う事で皮肉にも、胡散臭さと安定した社会地位を得てしまう。
「宗教とは何なのか」という二人の問いが、そのまま読者にも満ちる。

少なくとも日本においては、宗教はもはや悟りを開くためのものではない。
有体に言えば、冠婚葬祭に必要な儀式となりつつある。
けれど自分はそれも、「救い」だと思う。
型通りの儀式と期間だが、それはその辺のオッサンがやっても意味はない。
「坊さん」だからこそ、故人への区切りをつけることが出来るのだ。

無関係な話だが、ウチは猫が死んだ時に
家族の希望で1年ほど遺骨を家に置いたままにしていた。
が、これが色々とよくなかったので、改めてペット霊園に納骨した。
この時気持ちがぶり返して胸が痛くなったが
それでも墓に埋葬することは、死の大事な結末なのだと感じいった。

国家資格ではないものの、弁護士や看護師と同じく
人の往生に関われるスキルをもつのが、僧侶なのだと思う。
そこを延長して幸福になれるとか、
病気を治すとか言い出すから、宗教が胡散臭くなるんじゃなかろうか。

主人公は「宗教で人を救う」と思っている時点で、
多分僧侶としてはまだまだ煩悩だらけなのだ。
そういう意味ではコレは、坊さんの青春グラフィティ小説ともいえる。
読む人を選ぶかもしれないが、個人的にはなかなか面白かった。

個人評価:★★★★


親戚が寺をやっている所為なのか
相方のほうは冠婚葬祭関係が結構キッチリしている。
数年前におばーさんの法要があったのだが
坊さんが10人近く並ぶ大法要でマジ凄かった。

けれど法衣姿の僧侶が立ち並び
良く通る声で経を唱和する光景は、俗世から離れた荘厳さがあった。
別に有髪の僧や、マクドでバーガー食う坊さんが居ても構わんが
やっぱり形式的な美しさってのはあると思うの。


フォトショ練習しなきゃいけないんだけど
仕事で描くネタを考え中ですすまないー。
てなわけで閑話ワード漫画。





僧侶の人はそれが制服だから、僧侶姿で参列するのですぐわかる。
「この格好だと向こうにも手抜きされないからな!」とか仰ってたけど
するんかい、手抜き。





計3回もお経を聞いたありがたいお式でした。(棒読み)
そしておかんはと言えば。



数年前に足を悪くして杖を使わねばならなくなり
持つのを嫌がるので、キティをつけてなだめすかして持たせていた。(子供か)
が、まさか葬式にそのままつけてくるとは。

自分は仕事終わって新幹線で式に直行したので
事前におかんチェックが出来なかった。不覚。
いやでもでもでも。

これに懲りて、後でキティ柄の杖を探してプレゼントしたので
以降でけぇマスコットはつけなくなった。(安堵)
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