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とりあえず毎日本を読んでいるので、そろそろ脳内と本棚を整理してみようというココロミ。

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本能寺の変 431年目の真実

【文庫】 本能寺の変 431年目の真実 (文芸社文庫)【文庫】 本能寺の変 431年目の真実 (文芸社文庫)
明智 憲三郎

文芸社 2013-12-03
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実家の滋賀に帰っておりまして、数日放置しててすんません。

ウチのおとんが地元の大社で働いてる事は前にも書いたが、
その影響か、しばらく会わないうちに歴史スキーになってて
おかんのアレ食えコレ食え攻撃と、おとんのアレ読めコレ読め攻撃のW攻撃。
飯を食いながら歴史雑誌を読むという、割と幸せな生活を送ってた。

そんな中、おとんに今回借りたのがこの本。
買おうかなーと考え中の本だったのでちょうどよかった。
明智家の子孫にあたる著者が、本能寺の謎を解き明かすという内容。
長宗我部の著者と同じで、明治になって苗字を復活させた傍系の末裔だと思われる。
SE職というところも、ちょっと異色の経歴で面白い。

自分の地元は明智光秀の居城があったとところなので
多分日本の中でも、光秀悪評が比較的低いところではないかと思う。
かといってすごく肩入れしてるかっつーと、そうでもないんだけどね!(笑)
この特に「推し」がないところが、滋賀マイナー要因の1つでもあるような気がするが
今回は滋賀の話ではないのでとりま置く。

明智光秀と本能寺の変。
当たり前すぎる組み合わせなのだが、
実は日本史の中でもトップ10入りするくらいの謎を含んでいる。
実行犯は光秀で間違いないのだが
その「動機」が500年近く経つ現代でもハッキリしていないのだ。

統一目前だった信長が光秀に殺され、
天下は秀吉の手に入り、その後徳川幕府を生む。
その大きな分岐点がこの「本能寺の変」だが
天下を二部する勢力だった秀吉vs家康などとは、レベルが違う。

実力者であったとはいえ、信長の家臣に過ぎなかった光秀が
単独で天下に向かって刃を剥いたのだ。
実際、大きな後ろ盾もなかった光秀はそのまま自滅する。
暗愚といえばそれまでだが、光秀は実に有能な武将だったのだ。
何故彼は自ら「勝ち目のない戦い」に挑んだのか?

そこで「黒幕説」がある。
後ろ盾があると思って光秀が変を起こしたとすれば、納得がいく。
コレは本書の説ではなく、ちょっとぐぐればフツーに出てくる。
大きく分けると4つだが
①秀吉説 ②家康説 ③朝廷説 ④その他(室町幕府やイエズス会、堺の商人など)
それぞれに説得力と疑問点があり、決着とまではいかない。

まあ簡単にまとめると
①秀吉説・・・変後、一番得をしたのが秀吉であるから。
       また余りに迅速に光秀の変に対応したことなどもあげられる。
       本書では秀吉の時代に編纂された歴史書などに
       意図的に改ざんされたと思われる文献などをあげて解説している。
②家康説・・・本能寺の変が、信長が家康の暗殺を謀ったものとされる説。
       本能寺で信長が余りに無防備だったことなどが、これだと成程と思える。
       さらに家康と光秀が繋がっていたとすると、のちの「光秀=天海説」などにも
       繋がり、割とこのネタは歴史ミステリーに使われる。
       本書では変後に伊賀越えをした家康の行動を解説している。
③朝廷説・・・信長が朝廷をお飾り程度にしか思っていなかったのは有名で
       これに危機を感じていた朝廷が、光秀をそそのかしたという説。
       公式ではないが、光秀が変後に征夷大将軍に任じられたという噂もある。
       また本能寺の変に正義の理由を付けるのに、これ以上の説はない。(笑)
       本書ではこちらの説は推していないようだ。
その他はいろいろあるので割愛するが、
本書では「光秀に近しい人物」を一人、変が失敗した原因の1つとして挙げている。

かいつまんでいうと秀吉と家康、そしてある光秀に近しい人物の3人が
それぞれの野望や保身から変に協力できなかった、もしくは
その後に史実が書きかえられた経緯が解説してある。
それがシステムが動くようにバグを解決していく論法と言うか
ある意味、SEと言う職業も納得かなと言う印象を受けた。

他論は「三面記事的なゴシップ」と言う理由でバッサリ切り捨てる反面、
自論に沿う文献はあっさり支柱にして
「~しか考えられない」「に違いない」という帰結論理が目につく。
そもそも光秀が土岐一族の末裔というのも「有力な」説なのだし
三者の思惑がそれぞれ光秀失脚に繋がるのは、ちょい出来過ぎな気がする。
全体的に「組み立てた論理」を読んだ感が拭えない。

や、本書の構成としては隙無く作られているのだが
なんつーか歴史好きって、新しい説が生まれること自体に
浪漫を感じているような部分があるんだよね。
それが秀吉黒幕説と家康黒幕説の真ん中を採ったような感じだったので
ちょっと肩透かしを食ったのかもしれない。
どちらかに焦点を絞った方が、この本は面白かったのではないかなあ。

怨恨説や野望説など、光秀の思惑は今も謎だが
自分は光秀はもうこの頃、普通の状態じゃなかったんじゃないかと思ったりする。
例えばの話、痴呆とかになってたんじゃね?とかね。
勿論だか根拠はないし、証拠もない。
いやでも今ぐぐったら、ほんとにそう言う本が出てるのねコレが。

実際読んだら「んなワケあるかぁぁぁ!」と思うかもしれないし、
痴呆が浪漫になるのかと言われれば微妙なトコロだが、
それでも現在があると言う事は、過去の何処かにたった一つ真実があるのだ。
そこに辿り着く事も、辿り着けないこともひっくるめて浪漫だ。

「教科書にない部分にこそ歴史の浪漫がある」と言う意味では、
本書は非常に魅力的に作られていると思う。
「あー、ハイハイ本能寺の変ね。光秀がやっちゃったアレでしょ?」
なんて思っている人がいたら、是非読んでほしい一冊だ。

個人評価:★★★★








無意識にちょいちょいなんかヤらかすことがよくある。





ソッコーでカラオケ屋に電話すると、向こうも家探ししていて大変だったようだ。(そらそうだ)
返却は翌日でいいということだったので、とりまカタはついたが
改めてどでかいマイク(それも役に立たない)が家にあるというシュールがウケる。

二人して二度とはないだろう機会を記念撮影をした。
あってたまるか。

【参考】なんか引退シーンみたいだが、非なる物。
IMG_0697.jpg
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